砥上裕將さんの『線は、僕を描く』続編『一線の湖』情報を紹介します
タイトルだけでは、読む順番がわかりにくいですし、続編と気づきにくいので注意してください。
順番に読むのがおすすめです。
【最新情報】2023年11月現在
2023年12月13日に続編『一線の湖』 が出版されます。
砥上裕將さんの『線は、僕を描く』は、自信がない人、孤独を感じている人、何かに夢中になりたい人におすすめの本です
砥上裕將『線は、僕を描く』と続編『一線の湖』
【著者】 砥上裕將
【出版社】講談社
砥上裕將『線は、僕を描く』シリーズはこんな本・あらすじ
砥上裕將『線は、僕を描く』は、両親の死に傷ついた青年が、まったく未経験の水墨画の世界を知り、新しい自分の生き方を見つけ成長・蘇生していく物語。
霜介の成長とともに、湖山の孫娘・千瑛とのライバル関係も読みどころです。
「知らない世界を知ることで、生きる気力を取り戻す」感動物語です
白黒世界の水墨画の話しなのに、なぜか物語がすすむにつれて明るい色がついてくる物語でした
●『線は、僕を描く』は文庫本あり(2023年11月)
●『線は、僕を描く』は長編小説
●2019年、ブランチBOOK大賞受賞
●2020年、本屋大賞第3位
●第59回メフィスト賞受賞作
(講談社が発行する文芸雑誌『メフィスト』から生まれた公募文学新人賞)
●砥上裕將(とがみひろまさ)さんは水墨画家でもある
主な登場人
青山霜介(そうすけ)
大学1年生
2年前に突然の交通事故で両親を亡くしてから生きる気力を失っている
篠田千瑛(ちあき)
霜介の水墨画の師匠湖山の孫娘
祖父の湖山から水墨画を習っている水墨画家
篠田湖山
日本を代表する水墨画
霜介の水墨画の師匠であり、千瑛の祖父
読む順番
順番に読むのがおすすめです
というか、順番どおりに読まないと人間関係がわかりにくいです
①『線は、僕を描く』
②『一線の湖』
対象年齢・入試出題情報
中学生・高校生くらいから大人まで
大人向けの本ですが、中学生・高校生くらいでも読みやすい本です。
砥上裕將『線は、僕を描く』は中学入試で出題されています
●『線は、僕を描く』は、2020年江戸川学園取手中学、三輪田学園女子中学の中学入試で出題されました
映像化されたDVD
水墨画の美しさを目で見たい人におすすめなのが、2022年10月に公開された、横浜流星さんが主演した映画『線は、僕を描く』です。
『線は、僕を描く』(文庫本あり)
あらすじ・読みどころ
●文庫本あり(2023年11月)
家族を失い、絶望と孤独、悲しみのなかにいた青山霜介は、偶然にバイト先の展示会場で面白い老人、水墨画の巨匠・篠田湖山と知り合う。
なぜか霜介は湖山に気に入られ、一方的に内弟子にされてしまう。
それに反発する湖山の孫娘・千瑛と、一年後の「湖山賞」で霜介と勝負することに。
まったくの素人の霜介は、困惑しながらも水墨の道へ踏み出すことになる。
両親の死に傷ついた青年が、水墨画によって新しい自分の生き方を見つけ成長・蘇生していく物語です。
茶箱
黒と白で作り出す、水墨画の美しさが本から伝わってくる物語です
美しい水墨画
◆四君子(しくんし)
基本画題
などなど。
続編『一線の湖』
あらすじ・読みどころ
●出版は2023年12月
【出版社紹介文】
小説の向こうに絵が見える!
美しき水墨画の世界を描いた物語水墨画とは、筆先から生み出される「線」の芸術。描くのは「命」。
20万部を超えたメフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』に続く、水墨画エンターテイメント第二弾!
主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。
大学3年生になった霜介は水墨画家として成長を遂げる一方、進路に悩んでいた。
卒業後、水墨の世界で生きるのか、それとも別の生き方を見つけるのか。
優柔不断な霜介とは対照的に、千瑛は「水墨画界の若き至宝」として活躍を続けていた。
千瑛を横目に、次の一歩が踏み出せず、新たな表現も見つけられない現状に焦りを募らせていく霜介。
そんな折、体調不良の兄弟子・西濱湖峰に代わり、霜介が小学一年生を相手に水墨画を教えることになる。
子供たちとの出会いを通じて、向き合う自分の過去と未来。
そして、師匠・篠田湖山が霜介に託した「あるもの」とはーー。
墨一色に無限の色彩を映し出す水墨画を通して、霜介の葛藤と成長を描く、感動必死の青春小説!
霜介の成長と、湖山の孫娘・千瑛との今後が気になります
<まとめ>紹介した本リスト
砥上裕將さんの『線は、僕を描く』シリーズ を紹介しました。
孤独を感じている人
何かに夢中になりたい人
これからの生き方に悩んでいる人
におすすめの本です
茶箱
孤独で将来が見えないひとりの青年が、水墨画に出会い蘇生・成長していく物語シリーズです