「ぐりとぐら」の絵本シリーズは長い間たくさんの人たちに愛されています。
「ぐりとぐら」は、なんでこんなにも人気があるのかな?
「ぐりとぐら」は、どうして大人になっても楽しめるのかな?
と思ったことありませんか?
そんな疑問に答えてくれる、「ぐりとぐら」の魅力がつまったミニブック『ぐりとぐらのたまご』を紹介します。
『ぐりとぐらのたまご』
【著者】中川 李枝子 (著), 山脇 百合子 (著)
【出版社】ブルーシープ
『ぐりとぐらのたまご』はこんな本
『ぐりとぐらのたまご』は、ちいさなちいさな本です。
「ぐりとぐら」の定番になっている横長のタイプの絵本と比べると、半分以下ほどの大きさ【10.5 x 14.8 cm】です。
小さいですが136ページもありますので、イラストも文章も充実。
持ち運びはラクチンなので、いつでもどこでも「ぐりとぐら」の可愛さを楽しめます。
『ぐりとぐらのたまご』は、「ぐりとぐら しあわせの本」展(東京・立川のPLAY! MUSEUM・2022年4月10日まで)にあわせて刊行されているポケットブックです。
3つの可愛さ①おいしいもの
ぐりとぐら」といえば、大きなカステラが有名ですが、カステラ以外にもおいしいものが登場しますよね。
カステラ(『ぐりとぐら』)、にんじんクッキー(『ぐりとぐらのおおそうじ』)、かぼちゃのぺたぺたやき(『ぐりとぐらとすみれちゃん』)の作り方を、料理家の野村友里さんが教えてくれます。
【こだわりのレシピ】
— PLAY_2020 (@PLAY_2020) March 16, 2022
『ぐりとぐら』の食べ物について教えてくれたのは、フードディレクターの野村友里さん。
本書では「カステラ」をはじめ、絵本に登場する料理をいくつかをピックアップ。特別なレシピも作っていただきました。
🥚『ぐりとぐらのたまご』全国書店で発売中https://t.co/0K91h6VcU1 pic.twitter.com/xa02uQPats
そして、おいしいものをのせる器にも注目をしています。
『ぐりとぐらのおきゃくさま』に出てくるシンプルでブルーのラインが入った食器など。
絵本を読んでいて、「可愛いな~」と思っていた器について、陶芸家の鹿児島睦さんが語ってくれています。
【お母さんの手作り?】
— PLAY_2020 (@PLAY_2020) March 4, 2022
緑色の食器はうさぎの家族「くるりくら家」のもの。
「編み物やぬいぐるみづくり、パッチワークなどの手芸に、料理も上手なお母さんウサギですから、このカップも、お母さんの手作りかも。」
(陶芸家・鹿児島睦さん @makoto_kgsm67 )
🥚『ぐりとぐらのたまご』より pic.twitter.com/FZlEJ7qHal
3つの可愛さ②いえのなか
「ぐりとぐら」が生活している家のなかにも、二人のこだわりの可愛らしさがつまったものがたくさんあります。
台所道具・掃除道具
カゴやバスケットなどの小物入れ
カーテン、椅子、テーブルといったインテリア
ふたりのお揃いのお洋服
スタイリストの岡尾美代子さんが、ぐりとぐらの可愛い持ち物について語ってくれます。
【ぐりとぐらのお料理道具】
— PLAY_2020 (@PLAY_2020) March 8, 2022
「『ぐりとぐら』は外国のものがたくさん入ってきた時代に描かれました。」と、スタイリストの岡尾美代子さん。
くらしに馴染みながらも、かわいらしいセンスの光る彼らのキッチンツールに注目です。
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3つの可愛さ③そとのせかい
「ぐりとぐら」は外に出かけるのも大好きですよね。
外の世界にもたくさんの可愛いがあります。
『ぐりとぐら』シリーズを通じて登場するシロツメクサ、パンジー、つる植物などの四季折々の草花を植物学者の田中伸幸さんが教えてくれます。
【うみぼうずはどこだ】
— PLAY_2020 (@PLAY_2020) March 13, 2022
『ぐりとぐらのかいすいよく』に登場するクロマツ。
日々植物を研究する人・田中伸幸さんによると、クロマツが多く生える土地から「うみぼうず」の住んでいるところがわかるんだとか!
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「ぐりとぐら」を大人も楽しめる理由
「ぐりとぐら」が大人になっても楽しめる理由は、「ぐりとぐら」の生活の中に可愛いが詰まっているからだと思います。
大人になってからこそわかる、「ぐりとぐら」の丁寧で豊かな暮らし。
大人が憧れる生活そのものなんですよ。
ひとつひとつのイラストをじっくり見ていると、「この器をつかっておいしいものを食べるのか」とか、「こんな草花を育てているのか」とか、大人の「ぐりとぐら」の物語が楽しめます。
茶箱
子どものころ楽しんだ「ぐりとぐら」の生活が、大人になると”憧れ”に変わるのよ
『ぐりとぐらのたまご』は大人があらためて「ぐりとぐら」の魅力を発見できる本
「ぐりとぐら」の可愛さを詰めこんだミニブック『ぐりとぐらのたまご』を紹介しました。
『ぐりとぐらのたまご』は、大人が憧れる・参考にしたくなる「ぐりとぐら」の素敵な暮らしを教えてくれます。
大人になっても「ぐりとぐら」が大好きな人たちはもちろん、「ぐりとぐら」はなんで人気があるのかと思っている人にも、ぜひぜひ読んでほしい本です。
茶箱
『ぐりとぐら』シリーズは、あらためて読むといろんな発見があるはずよ