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「普通って何だろう?」と思ったら読みたいおすすめ絵本7冊

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「普通って何だろう?」と悩んだら読みたい絵本

 

ふとした日常で感じる違和感

 

集団のなかにいると感じる違和感

 

みんなと同じだと安心だけど、自分をかくしている、ごまかしている違和感

 

人間ってそれぞれ違うのに、みんな同じくくりにしたり、「同じ」が当たり前のようになっていませんか?

 

 

もしあなたが「普通じゃない」「みんなと違う」と悩んでいるとしたら、読んでほしい本を集めてみました

 

みんな同じじゃないし、違って当たり前

 

違うことに勇気をあたえてくれる絵本を読んでみてください

 

「普通ってなんだろう」と考えてしまったときに読むのもおすすめです

 

 

『ちいさなちいさな王様』

 

 

【著者】アクセル・ハッケ 

【絵】ミヒャエル・ハーヴァ

【訳】那須田淳・木本栄(共訳) 

【出版社】講談社

 

主人公の男の子はある日、部屋の中でおもちゃの車を乗り回すちいさな王様に出会います

 

不思議なことに、小さな王様は成長するにつれて、年々小さくなっていくのです

 

ちいさな王様は、私たち人間がふつうに思っていることに「あれ?」と疑問をなげかけてくれます

 

年々成長するにつれて、大きくなる私たち人間とは、ちょっと違った見方をする王様の見方は新鮮ですし、当たり前と思っていたことが、ぜんぜん違う見方もあるんだと気づかせてくれました

 

小さな王様は、王様なので、ちょっとわがままなところもあります(笑)

 

ちなみに王様の好みの食べ物はグミベアーです

 

<あらすじ Amazonより>

どうやら王様の世界では子ども時代が人生の終わりにあるらしい。僕らのところとは違って……。

おまえたちは、はじめにすべての可能性を与えられているのに、毎日、それが少しずつ奪われて縮んでいくのだ。それに、幼いうちは、おまえたちは、知っていることが少ないかわりに、想像の世界がやたら大きいだろう。どうしてランプに明かりがつくのか、テレビの画面に映像がうつるのか、理屈がわからないから、想像しなくてはならなかった。

 

 

★『みんなとおなじくできないよ 障がいのある おとうととボクのはなし』

 

 

【著】湯浅 正太

【絵】石井 聖岳

【出版社】日本図書センター

 

弟のことは好きだけど、なんだかみんなと違っている(障害をもっている)弟を恥ずかしく思ったり、弟ばかりを気にかける家族の中で一人ぼっちのように感じてしまう「ボク」

 

そんな裏腹の気持ちをもつ自分の気持ちにどう整理をつけていいのかわからない「ボク」

 

一方弟自身も、みんなと同じことができないこと辛く思っています。

それを弟から告白された「ボク」は、弟のこと知っているつもりで、わかってなかったと気づくのです

 

ぼくのしらなかった おとうとが そこにはいた

 

にしても、「弟のことをもっとわかりたい」と今までの自分を悔しく思うお兄ちゃん、「おなじくなくていいんだよ」と弟に声をかけるお兄ちゃん、カッコよかったです

 

弟を想う兄の気持ちが痛いほど伝わってきて、泣いてしまう絵本です

 

<出版社からの内容紹介>

障がいのある「おとうと」がいる小学生の「ボク」。おとうとのことを好きだと思う一方で、ちょっと恥ずかしく、心配にも感じている。そんな複雑な感情と懸命に向き合って「ボク」がたどり着いた答えとは障がいのある兄弟姉妹をもつ「きょうだい児」ならではの悩みや不安、孤独な気持ちを当事者の視点から絵本にしました。
彼らに寄り添い、励ますとともに障がいのある子の心にも光を当てていきます。

 

★『みえるとか みえないとか』

 

 

【著】ヨシタケシンスケ

【著】伊藤亜紗

【出版社】アリス館

 

www.youtube.com

 

自分と違う見え方の人は「普通じゃないの?」「当たり前ってなに?」、「みんなと違う人はかわいそうなの?」と

 

目の見えない人の立場になって、世界をみてみるといろんなことに気づきます。

 

おなじところを さがしながら ちがうところを おたがいに おもしろがればいいんだね

 

自分じゃない立場の人に共感するのは難しいけれど、この本をきっかけに「知りたい」「どうなんだろうか?」と、興味がもてるようになるといいなと思います。

 

そして自分ではない人たちの気持ち、感じ方を想像できるようになりたいです

 

<出版社からの内容紹介>

宇宙飛行士のぼくが降り立ったのは、なんと目が3つあるひとの星。普通にしているだけなのに、「後ろが見えないなんてかわいそう」とか「後ろが見えないのに歩けるなんてすごい」とか言われて、なんか変な感じ。ぼくはそこで、目の見えない人に話しかけてみる。目の見えない人が「見る」世界は、ぼくとは大きくちがっていた。

 

★『せかいでさいしょにズボンをはいた女の子』

 

 

【著】キース ネグレー

【訳】石井睦美

【出版社】光村教育図書

 

当たり前のように女の子もズボンをはく、今のわたしたちにはビックリするような事実が描かれている絵本です

 

今でも、男の子がスカートをはくのには違和感があるのですから、今も昔も、人間の考え方って根本的にはあんまり変わっていない気がします

 

にんげんって、あたりまえだとおもっていたことが かわってしまうのが こわいんだよ

 

メアリーのお父さんの言葉は、「普通」「当たり前」という価値観にどっぷり浸っている大人の心にはグサリと心に響きます

 

メアリーのお父さんが頼もしく、親子の絆も感じられました

 

<出版社からの内容紹介>

今から約150年前、女性はズボンをはいてはいけないという常識に疑問を投げかけ、非難されても抵抗した少女がいました。後に女性初の軍医として活躍し、フェミニストとして知られたメアリー・E・ウォーカーの幼い日を描く。

 

★『わたしはあかねこ』 

 

 

【著】サトシン

【絵】西村 敏雄

【出版社】文溪堂

 

わかりやすい違い

人とちがった見た目って、すぐわかる

 

いじめられたり、かげでコソコソうわさされたりするのも、もちろんイヤだけど

「かわいそう」って言われる思われるのだって、すごくイヤなんです

 

ひとりだけ「赤い」色のあかねこ

両親や兄弟は、白か黒になれるようにと一生懸命アドバイスをくれるけれど、あかねこは、自分は自分でいいと思っていて、気に入っているんです

 

「普通じゃない」って、かわいそうなことなのでしょうか?

 

家族や兄弟のやさしさを理解しながらも、「みんなと同じがいいのかな?」と思ってしまう、あかねこに共感する人もいると思います

 

しっかりと「自分」をわかっている、「自分」を好きでいる、あかねこの姿に勇気づけられます

 

<出版社からの内容紹介>

家族中、白、黒、ぶち等、ネコらしい色・模様なのに1匹だけ赤い色をしたあかねこ。あかねこ自身は自分の色が好きなのに、みんなは同情ばかりする。自分を認めてもらえないあかねこはある日家を出て、そして、出会ったのは…。

 

★『くまのトーマスはおんなのこ』

 

 

【著】ジェシカ ウォルトン

【絵】 ドゥーガル マクファーソン

【訳】かわむら あさこ

【出版社】ポット出版プラス

 

見た目ではわからない、気持ちの「違い」に悩む人もいます

 

生まれた時の性別と、心の性別の違いに悩む人たちに(トランスジェンダー)勇気を与えたいと生まれた本です

 

見た目よりもわかりにくい「心」「気持ち」の違いは、説明したり教えたりするよりも、身近な絵本などから自分自身で気づいていく(親はそっとアドバイスや説明を加える)ほうが、わかりやすいのではないかと思います

 

トランスジェンダーを理解するのキッカケとしておすすめの絵本です

 

だいじなのはきみがぼくのともだちってことさ

 

<出版社からの内容紹介>

女の子になりたいとずっと悩んでいたテディベアのトーマス。
それを打ち明けたら、大好きなエロールはもう友だちじゃなくなってしまうだろうか…。
本当の自分を打ち明ける勇気を持ったテディベアと、
そしてそれを知らされた親友のエロールの返事は……。

「大事なのはきみがぼくの友だちだってことさ」

ジェンダーと友情についてのやさしいお話。

作者のジェシカ・ウォルトンの父は男性から女性に性別移行したトランスジェンダーだった。ジェシカは、自分の息子エロールに読んで聞かせるトランスジェンダーをテーマにした絵本を作りたいと思ったことがきっかけで、自分でこの絵本を制作した。

本文は、すべてひらがなとカタカナ。幼い読者がひとりでも読める絵本です。

 

★『おかえりなさいスポッティ』

 

 

【著】マーグレット・E・レイ

【絵】 H.A.レイ

【訳】中川 健蔵

【出版社】文化出版局

 

白いうさぎの一家のなかで、たった一羽だけの”まだら模様”のうさぎがスポッティです

 

みんなとちがうってどういうこと

 

スポッティは、お母さんに茶色の模様がいけないことなのかを母親に尋ねるのです

 

ある日、母うさぎのとあることで傷ついたスポッティは家出をした先で、”まだら模様”のうさぎの一家ブラウンさん一家に出会います

 

この傷ついたスポッティの姿には、心がうたれるのです

「ちょっとしたこと」「良かれと思ってしたこと」が、だれか(子ども)を傷つけたりするんだと気づかされます

 

「みんなと違う自分」は、自分の知っている世界のなかだけなのかもしれません

 

自分が「普通」「当たり前」となる社会や世界があると思うと、気持ちが楽になりませんか?

 

<出版社からの内容紹介>

家族の中で自分だけ斑点のあるスポッティは、仲間はずれに。規格外を嫌う大人たちを批判しています。

 

▼紹介した本はこちら