賀十つばささんの『バニラ』シリーズを紹介します
タイトルだけでは、シリーズの順番がわかりにくいので注意してください。
人間関係などを考えると、シリーズの順番に読むのがおすすめです。
【最新情報】2023年10月現在
2023年8月4日に続編の『バニラなバカンス』 が出版されました。
賀十つばささんの『バニラ』シリーズは、お菓子が好きな人、誰かに力強く(強引に)励ましてほしい人、自分の気持ちが人に伝えるのが苦手な人におすすめの本です
賀十つばさ『バニラ』シリーズ
【著者】 賀十つばさ
【出版社】幻冬舎
賀十つばさ『バニラ』シリーズはこんな本・あらすじ
5年間営んでいた洋菓子店「パティスリー・ブランシュ」を閉じることになった白井さん。
そんな彼女のもとに、常連客だったマダム佐渡谷が訪れ、厨房を貸して欲しいという。
その厨房でマダム佐渡谷が始めたのは、風変わりなお菓子教室。
ちょっと変わったお菓子教室がオープン!です。
生徒はあなた一人だけ。
参加条件は悩みがあること。
お店をつぶしてしまい自信を失っているパティシエの白井さんも、お菓子教室を手伝うことになります。
マダム佐渡谷さんと白井さんの、笑える凸凹コンビが誕生!
続編では再開した洋菓子店「パティスリー・ブランシュ」が舞台になり、マダム佐渡谷さんと白井さんの凸凹コンビが再び登場します。
「人生のように、ちょっと辛くて、驚くけれど、あまい」物語です
あま~い、お菓子の描写だけで、疲れた体も心も癒される物語です
●1巻、2巻とも文庫本あり(2023年10月)
●2巻とも連作短編集になっている
●文庫の巻末には物語に出てくる甘いお菓子レシピあり
●甘いお菓子の描写にうっとりしてしまう
●『バニラな毎日』は作者、賀十つばささんのデビュー作
主な登場人
白井
20代は有名菓子店で働き、30代あたまで独立したパティシエ
5年間営んでいた洋菓子店「パティスリー・ブランシュ」を閉店においこんでしまい自信を失っている(第1巻)
パティシエとしての腕はある
マダム佐渡谷
「パティスリー・ブランシュ」の常連さんだった
料理研究家で、おいしいモノを作り食べることに情熱を捧げている
豪快でパワフル、ちょっとお節介なおばさん
閉店した「パティスリー・ブランシュ」で、不思議なお菓子教室を始める
明日香さん
マダム佐渡谷の姪っ子
自身が経営する「あすかクリニック」で心理カウンセラーをしている
舞台
洋菓子店「パティスリー・ブランシュ」厨房をつかったお菓子教室(第1巻)
洋菓子店「パティスリー・ブランシュ」(第2巻)
読む順番
順番に読むのがおすすめです
というか、順番どおりに読まないと人間関係がわかりにくいです
①『バニラな毎日』
②『バニラなバカンス』
対象年齢
中学生・高校生くらいから大人まで
大人向けの本ですが、中学生・高校生くらいでも読みやすい本です。
*本好きの子なら小学高学年でも十分読めます
『バニラな毎日』(文庫本あり)
あらすじ・読みどころ
●文庫本あり(2023年10月)
一歩踏み出す勇気が持てない会社員の女性、過保護で心配性な母親、失恋ばかりして落ち込む男性など。
お菓子教室にやってくる人たちの、悩みはそれぞれ。
でも、マダム佐渡谷が教えるお菓子作りを通して、自分自身と向き合い、自分らしさをみつけていきます。
マダム佐渡谷のパワフルで、ちょっぴりお節介な人柄と、甘いお菓子が、悩める人たちを癒し、元気づけてくれます。
マダム佐渡谷のパワフルさに圧倒されます(笑)
物語にでてくるおいしいお菓子
◆タルトタタン
◆イートン・メス
◆ザッハトルテ
などなど。
続編『バニラなバカンス』(文庫本あり)
あらすじ・読みどころ
●文庫本のみ(2023年10月)
悩みを抱える人たちを助けてきた白井とマダム佐渡谷。
白井が洋菓子店「パティスリー・ブランシュ」を再オープンさせ、忙しい毎日を送っているところに、マダム佐渡谷が恋人と別れてフランスから戻ってきます。
あの元気いっぱいのマダム佐渡谷が、大好きなお菓子も食べず落ち込む意気消沈。
彼女を励ますため、おいしいお菓子をつくる白井にも、事件は起こるのです。
前作で出てきた、悩める人たちも登場します
物語にでてくるおいしいお菓子
◆スパイシーココア
◆バスクチーズケーキ
◆ショートケーキ
◆バニラアイス
などなど。
<まとめ>紹介した本リスト
賀十つばささんの『バニラ』シリーズ を紹介しました。
お菓子が好きな人
誰かに力強く(強引に)励ましてほしい人
自分の気持ちが人に伝えるのが苦手な人
におすすめの本です
茶箱
おいしいお菓子と、誰かを想う気持ちが、心を温め、元気にしてくれる物語シリーズです