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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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冬森灯『縁結びカツサンド』おいしいパンが人をつなげる 次に読む本は『うさぎパン』【おすすめ児童書】

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f:id:pooh70inu:20190224171712j:plain2021年4月21日更新

 

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パンで繋がる人々のおはなしが詰まった一冊

いろんな人がパンに助けられる!

 

人とパンとのご縁が心を温かくしてくれたよ。

 

冬森灯『縁結びカツサンド』

 

縁結びカツサンド

 

【タイトル】『縁結びカツサンド』

【著者】 冬森灯

【出版社】ポプラ社

 

おすすめポイント

 

● おいしそうなパンが物語のキーになっている

 

● パンで繋がる人のご縁があたたかい

 

● それぞれ悩みや心配を抱えて生きている

 

● 誰かへの助けは自分にもいつか返ってくると思うと心が温まる

 

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ざっくり本紹介するよ

 

  4話連作短編。

それぞれ主人公は変わるが、登場人物は各話に入れ替わり立ち替わり出てくる。

第一話から時系列順に並んでいるので一話から読むのがおすすめ

商店街のパン屋さんに集まる人々にはそれぞれ悩みや心配ごとがある。

それはパン屋の三代目も同じ。

パン作りが悩みなのだ。

三代目のパンの悩みを一緒に考えることで、自分の悩みにも変化がおとずれるきっかけになるかも!?

 

 パンがつなぐご縁こそ、小さなパン屋さんの強み

第1話からずっと悩み続ける・みんなの悩みを助け続ける三代目。彼は、自分よがりではなく人の意見や感想を聞いて素直に受け止めることができる人だった。

そんな彼だからこそご縁を引き寄せるのだろうな。

 

 意識せずとも、誰かを助けてあげることで、その助けがいつかは自分にも返ってくる

不思議なことだけどあるような気がする

 

 パン屋で繋がる人々が近すぎず遠すぎずの関係が程よい。最初は顔見知り程度なので、打算なく人へのアドバイスをできる。学生時代の友達でもない、仕事仲間でもない、家族でもない。そんな人間関係ってわりと大事。

 

 作者の冬森灯(ふゆもり・とも)さんは、なんとこの作品がデビュー作品!

『縁結びカツサンド』は、第1回おいしい文学賞にて最終候補になった作品。これからの活躍に期待ですね。

 

 

次に読むなら 瀧羽 麻子 『うさぎパン』

 
瀧羽 麻子 さんの『うさぎパン』を読みたい。

 

うさぎパン (幻冬舎文庫)

 

【著者】瀧羽 麻子 (著)

【出版社】小峰書店

 

 

パン繋がりで読んでみてほしい本です。

 

かわいい表紙もおすすめポイントなのですが。

この表紙からは想像できないとっても不思議なストーリー展開が楽しめます。

 

パン好きの高校生の男女の健全でさわやかな恋模様と、主人公の優子ちゃんと家庭教師の美和ちゃんを通じたお母さんのとっても不思議な関係。

 

『縁結びカツサンド』と同じく人と人とのつながりが、心をあたたかくしてくれる物語です。

 

そして、どちらの本を読んでもパンが食べたくなりますよ(笑)

 

『うさぎパン』は表題のほかに短編「はちみつ」も入っています。

この物語もパンが重要な存在で登場します。

 

 

紹介した本はこちらから