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2022年【悩める子どもたち編】中学入試でも出題!大人向け本12冊から選んだ小学生・中学生におすすめの短編

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茶箱

大人向け本12冊から選んだ、小学生・中学生におすすめの短編を紹介するわ

 

大人の私が実際に読んで、特に【悩める子ども】が自分のことのように共感できる短編を選びました。

ここ数年に出版された本を選んでいます。

 

中には2021年の中学入試で出題された短編もあります。

 

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茶箱

同年代の子どもたちの物語を、自分や自分の友達のことのように読んでほしいな

 

 

【悩める子どもたち編】中学入試でも出題!大人向け本から選んだ小学生・中学生におすすめの短編

 

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『山亭ミアキス』

 

 

【著者】古内一絵

【出版社】KADOKAWA

【出版年】2021年11月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編:「隠れる少年」

● 主人公:部活動に悩むアメフト部主将、高校1年生男子健斗くん

 

山亭ミアキスは奇妙な3人のホテルマンがいる、悩める人々が迷いこんでしまうホテル。

ここに泊まると、とっても不思議な体験をします。

 

アメフト部主将の健斗くんは悩める少年です。

楽しいから始めた部活のはずなのに、強くなればなるほど辛くなり、すり切れていく自分自身や仲間たち。

 

疲れ切って何も考えられなくなってしまった健斗くんは、合宿中にふらり外にでたら、山亭ミアキスに迷い込んでしまいます。

 

 

一体、何が目的なのさ

【p.195】

 

 

山亭ミアキスの若い茶髪のボーイが、部活の苦しさを語った健斗くんに掛ける言葉です。

 

そう!

他の人から当たり前の言葉をかけられると「ハッ」と気づくことってありますよね。

 

自分一人で悩んでいても、グルグルと同じことばかり考えてしまいます。

健斗くんと同じように真面目な子ほど、自分一人で悩グルグルと同じことばかり悩み考えてしまう悪循環にハマりやすい傾向にある気がします。

 

「オレ(私)案外真面目だからな~」と思っている人におすすめの短編です。

 

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茶箱

主将の自分を責める実直健斗くんだからこそ、どうしていいかわからない地獄に陥ってしまうのよね

悩んでいるときこそ客観的に自分自身を見つめる余裕があると助けになるわよね

 

『バニラな毎日』

 

 

【著者】賀十つばさ

【出版社】幻冬舎

【出版年】2021年6月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編:「イートイン・メス」

● 主人公:成績優秀の14歳の中学生女子、結杏ちゃん

 

閉店してしまったケーキ屋さんの厨房で開かれるお菓子つくり教室が物語の舞台です。

 

このお菓子つくり教室、実はふつうのお菓子つくり教室ではなく、「心のクリニック」でカウンセリングを受けている人たちのリハビリ目的の教室なのです。

 

勉強がとってもよくできる子だったのに、ある日突然テスト用紙を白紙で提出し、受験勉強をやめてしまった結杏ちゃんが、お菓子つくり教室にやってきます。

 

お菓子作り教室は2回開かれ、2回目は結杏ちゃんママも参加します。

 

1回目の結杏ちゃんひとりの時はマカロンをつくり、2回目のママと一緒の時はイートン・メス(ラフ(ある意味ぐちゃぐちゃ)なケーキ)をつくります。

つくったお菓子から、結杏ちゃんの悩みが伝わってきますね。

 

子どもだけではなく、親子で一緒に読み合いたい短編です。

 

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茶箱

いつも一緒の親子だと、いつも同じ目線でお互いをみてしまうけれど、たまには違う角度や距離からみてみるのも必要なのよね

 

『神さまのいうとおり』

 

 

【著者】谷瑞恵

【出版社】幻冬舎

【出版年】2021年5月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編①:「猫を配る」

● 主人公:おとなしい性格の中学生の弟、拓也君

● おすすめ短編②:「絡まりほどける」

● 主人公:父親を恥ずかしいと思っている高校生の姉、友梨ちゃん

 

会社を辞め専業主夫になっている父親が、「農業をやりたい」と言いだし、家族そろって母方の曾祖母の住む田舎に引っ越してきた家族4人の物語。

 

「猫を配る」では、おとなしい弟、中学生の拓也君が、学校では接触がまったくない悪目立ちをしている男子生徒と道でバッタリ会ってしまう物語です。

 

「絡まりほどける」では拓也君のお姉ちゃん、友梨ちゃんが主人公です。

友梨ちゃんは専業主夫のお父さんを恥ずかしいと思っているので、父親の話を学校でしたくないのですが、学校の友達はそんなことに気づきません。

 

友梨ちゃんのお父さんは、ほんとうに恥ずかしい存在なのかな?

 

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茶箱

子どもって、学校で見せる姿と家庭での姿って違ったりするのよね

 

『わんダフル・デイズ』

 

 

【著者】横関大

【出版社】幻冬舎

【出版年】2021年2月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編①:「パピーウォーカー」

● 主人公:元パピーウォーカー家族、小学2年生の男の子

● おすすめ短編②:「ランウェイ」

● 主人公:盲目の美少女ピアニスト

 

『わんダフル・デイズ』は、盲導犬訓練施設で働くトラブルバスターズ(研修生の歩美と訓練士の阿久津)が活躍する6つの連作短編集です。

 

この本を読むと、盲導犬は、ただ目の見えない人の助けとなる道具ではない、生き物としての温かさと利点を生かして仕事をする役割の両方を備え、目の見えない人が信頼できるパートナーだということがわかります。

 

短編「パピーウォーカー」は、数年前にパピーウォーカー(盲導犬になる前の犬を預かり育てる)をしていた一家の小学2年生の男の子が引き起こす事件の物語です。

 

短編「ランウェイ」は、盲導犬を欲しがる盲目の美少女ピアニストと、それに反対する母親の物語です。

 

どちらの短編も推理仕立てになっている物語なので、読みやすいです。

 

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茶箱

物語をとおして、盲導犬の訓練の様子や、盲導犬の現状がわかり、盲導犬への理解はぐっと深まるわよ

 

『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』

 

 

【著者】古内 一絵

【出版社】中央公論社

【出版年】2015年11月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編:「金のお米パン」

● 主人公:突然母親のつくる料理を食べなくなった中学1年生の男の子、璃久くん

 

身長180センチを超える美男子ドラァグクィーンのシャールさんが店長を勤める夜食カフェがマカン・マラン。

マカン・マランは、悩める人々が迷いこんでやってきてしまう不思議な夜食カフェなのです。

 

突然母親のつくる料理を食べなくなった中学1年生の男の子璃久くんは、ジャンクフードばかりを食べ始めます。

 

璃久の学校の先生でもあり、シャールさんの旧友でもある柳田先生がそんな璃久くんを心配し、その理由を探ろうと「マカン・マラン」へふたりでやってきます。

 

璃久くんの偏った食事の理由は、親友に関りがありました。

 

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茶箱

子どもの友達を心配する気持ちって、大人が思うよりも大きいのよね

 

『さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい』

 

 

【著者】古内 一絵

【出版社】中央公論社

【出版年】2018年11月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編:「さくらんぼティラミスのエール」

● 主人公:名門女子高で友達関係に悩む高校2年生の希実

 

「マカンマラン」シリーズの4冊目(最後)の本です。

 

あい変わらず悩める人々は、夜食カフェ「マカン・マラン」に迷い込んでしまいます。

 

短編「さくらんぼティラミスのエール」で迷える子どもは、自分とは家庭環境の異なる人が集まる名門女子高に通う希実ちゃん。

 

亡き母親が少女時代に憧れていた学校に入って、学校生活を楽しんでいたはずだったのに、気づいたら友達からウザがられているみたいなんです。

 

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茶箱

学生にとって、何よりも大事なのは”友達関係”なのよね

 

『ただいま神様当番』

 

 

【著者】青山美智子

【出版社】宝島社

【出版年】2020年7月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編①:「小学生女児「松坂千帆」」

● 主人公:弟をウザくかんじている小学生の女の子、千帆ちゃん

● おすすめ短編②:「男子高校生「新島直樹」」

● 主人公:カッコいい高校デビューを夢見る高校1年生の直樹くん

 

とあるバス停には、毎朝決まった顔ぶれのメンバーが5人が並びます。まったく見知らぬ彼らは、それぞれ毎日の生活にウンザリ気味です。

 

そんな彼らは順番に、神様の要望を叶える「神様当番」に任命されてしまいます。

恐ろしいことに、このお当番は神様が納得するまで終わりません。

なんとしても神様を満足させなくちゃ!と、彼らの奮闘が始まります。

 

小学女子の松坂千帆ちゃんは、がさつでとろい理解不能な弟にイライラする毎日。

 

同じ年のきちんとした男の子と弟を比べてさらにウンザリしたり、友達の可愛い妹をうらやましく思ったりしちゃいます。

弟をもつお姉ちゃんなら誰しも千帆ちゃんに共感できるはずです。

 

高校生になったら、携帯電話を持ってSNSを駆使して、イケてる男子になって、彼女ができると夢みていた高校1年生の直樹くんだったが、現実はそう甘くないのです。

 

直樹くんの高校デビュー(笑)は成功するのでしょうか?

 

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茶箱

自分だけのコリ固まった考え方から、一歩踏み出すと新しい世界が開けるのね

 

『金曜日の本屋さん』

 

 

【著者】名取佐和子

【出版社】角川春樹事務所

【出版年】2016年8月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編①:「読みたい本なんか見つからない」

● 主人公:父親から借りた本がみつからない大学生の男の子、倉井史弥君

● おすすめ短編②:「僕のモモ、君のモモ」

● 主人公:子役で活躍する少年

 

北関東の小さな駅の中にある、駅ナカ書店〈金曜堂〉は、高校時代の読書会メンバー男女3人が営む本屋カフェ。

 

お望みの本を探してくれるという〈金曜堂〉には、悩める人たちが吸い込まれるように集まってきます。

 

「父親に借りた本を探してほしい」とやってきた大学生の倉井史弥くん。

実は彼、大規模本屋の跡継ぎの息子で、父親の病気(死が近いよう)を受け止められない悩みを抱えています。

 

もう一つの短編は、小さなころから子役として活躍し、大人の世界を知りすぎているため子どもらしくできない少年の物語。

 

子どもながらも仕事をもつ彼は、友達もいない、学校行事にも十分に参加できない現状を仕方ないと思いつつも、本当はこの状態を抜け出したい子どもらしい気持ちでいっぱいなのです。

 

悩める二人に、どんな本が差し出されるのでしょうか?

 

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茶箱

本を通じて誰かの心と心が結びつく、ステキな短編物語なのよ

 

『めぐりあいサンドイッチ』

 

 

【著者】谷瑞恵

【出版社】KADOKAWA

【出版年】2019年5月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編:「ハムキャベツの隠し味」

● 主人公:父親の再婚に悩む女子高校生

 

公園のそば、レンガ色の壁と白いドア、軒の赤い屋根のかわいいサンドイッチ専門店ピクニック・バスケットは、姉妹二人で切り盛りするお店。人気メニューはたまごサンドです。

 

お店にはサンドイッチを求めるだけではない、いろんなお客さまがやってきます。

彼らの記憶にある食べ物をサンドイッチにしてあげると、あら不思議、みんな前向きになれるんです。

 

短編「ハムキャベツの隠し味」では、年ごろの子どもにとって親の再婚って、嬉しいような、さみしいような悩ましい問題にぶち当たるナイーブな女子高校生が登場します。

 

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茶箱

思い出の味って忘れられないけれど、それを胸にしまって前を向く時期ってくるのよね

 

『語らいサンドイッチ』

 

 

【著者】谷瑞恵

【出版社】KADOKAWA

【出版年】2020年6月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編:「青い花火」

● 主人公:キュウリで結ばれている高校生の男の子(三戸真哉)と女の子(水野知花)

➡2021年桐蔭学園中等教育学校(第1回)の入試問題で出題されました。

 

『めぐりあいサンドイッチ』の続編、サンドイッチ専門店ピクニック・バスケットが舞台の物語です。

 

短編「青い花火」では、中学生の頃に美味しいキュウリ”新井さんのお日さまのキュウリ”を味わった男女二人が高校生になった夏の物語です。

この美味しいキュウリが、二人の間で大きな問題になってしまうのです。

 

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茶箱

人生を前に進めるためには、思い出は思い出として大事にしていきたいと思える物語よ

 

『母さんは料理が下手すぎる』

 

 

【著者】白石睦月

【出版社】ポプラ社

【出版年】2020年1月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編:「プレゼント」

● 主人公:料理が得意な男の子山田龍一朗、小学5年生

➡2021年成城学園中学校(第1回)の入試で出題されました。

 

龍一朗くんの母はキャリアーウーマンだけど恐ろしく料理が下手。

料理担当だった父親が亡くなった後、長男の龍一朗くんが父親代わりに家族の料理担当になります。

 

龍一朗くんは、料理上手なことを「女子ぽい、オカンぽい」とクラスの男子たちにからかわれて以来、料理が得意なことは秘密にしていた龍一朗くん。

そこに料理上手の転校生、渡辺辰美くんがやってきます。

 

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茶箱

ありのままの自分に誇りをもつ子どもの気高さに感動!

料理が好きな男二人の友情も読みどころよ

 

『縁結びカツサンド』

 

 

【著者】 冬森灯

【出版社】ポプラ社

【出版年】2020年7月

 

小学生・中学生におすすめの短編

● おすすめ短編:「花咲くコロネ」

● 主人公:ある人を探し続けている中学受験間近の小学生の女の子、花ちゃん

 

商店街のパン屋さん「コテン」に集まる人々にはそれぞれ悩みや心配ごとがある。

パン屋「コテン」の三代目も、店を引き継いで以来ずっと”パン作り”に悩んでいます。

自分自身もずっと悩み続け、さらにみんなの悩みを助ける三代目。

 

自分よがりではなく人の意見や感想を聞いて、素直にそれを受け止めることができる三代目だからこそ、ご縁を引き寄せ、パン屋「コパン」には人が集まります。

 

中学受験を控えた小学生の花ちゃんもパン屋「コテン」に通うひとり。

彼女は大切な人ミユキちゃんに会うために、一生懸命勉強を頑張っています。

 

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茶箱

大事な人に会いたいと願う気持ちは、子どもも大人も同じくらい強いのよ

 

まとめ

 

2022年冬、大人向けの本から選んだ小中学生に読んでほしい、おすすめ短編を選んでみました。

 

●『山亭ミアキス』

悩める子ども:部活動に悩むアメフト部主将、高校1年生男子

 

●『バニラな毎日』

悩める子ども:成績優秀の14歳の中学生女子、結杏ちゃん

 

●『神さまのいうとおり』

悩める子ども①:おとなしい性格の中学生の弟、拓也君

悩める子ども②:父親を恥ずかしいと思っている高校生の姉、友梨ちゃん

 

●『わんダフル・デイズ』

悩める子ども①:元パピーウォーカー家族、小学2年生の男の子

悩める子ども②:盲目の美少女ピアニスト

 

●『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』

悩める子ども:母親のつくる料理を食べなくなった中学1年生の男の子、璃久くん

 

●『さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい』

悩める子ども:名門女子高で友達関係に悩む高校2年生の希実

 

●『ただいま神様当番』

悩める子ども①:弟をウザくかんじている小学生の女の子、千帆ちゃん

悩める子ども②:カッコいい高校デビューを夢見る高校1年生の直樹くん

 

●『金曜日の本屋さん』

悩める子ども①:父親から借りた本がみつからない大学生の男の子、倉井史弥君

悩める子ども②子役で活躍する少年

 

●『めぐりあいサンドイッチ』

悩める子ども:父親の再婚に悩む女子高校生

 

●『語らいサンドイッチ』

悩める子ども:キュウリで結ばれている高校生の男の子(三戸真哉)と女の子(水野知花)

 

●『母さんは料理が下手すぎる』

悩める子ども:料理が得意な男の子小学5年生の山田龍一朗くん

 

●『縁結びカツサンド』

悩める子ども:ある人を探し続けている中学受験間近の小学生の女の子、花ちゃん

 

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茶箱

子どもにとって、どの短編も主人公が同年代なので読みやすいわよ

 

紹介した本