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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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瀧羽麻子『ひこぼしをみあげて』は『たまねぎとはちみつ』の続編本!

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瀧羽麻子さんの本『ひこぼしをみあげて』を読みました。「どんな本なのか」「子どもに読んでほしい本か」教えちゃいます。

『ひこぼしをみあげて』は、瀧羽さんの人気小説『たまねぎとはちみつ』の続編になっています。

 

pooh70inu.hatenablog.com


また『ひこぼしをみあげて』と合わせて読みたいおすすめ本、中学受験で出題された本から、同じ作家の本、同じテーマの本も紹介しています。

 

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茶箱

千春ちゃんがどんな中学生になったのか楽しみ

 

『ひこぼしをみあげて』

 

 

【著者】瀧羽麻子

【出版社】偕成社

【出版年月】2022年11月

 

『ひこぼしをみあげて』のおすすめ度

 

 

1 おすすめ、ぜひ読んでみて

 

 

学校生活は普通に楽しいし、友達もいるし、部活もイヤじゃない、お家も不満はない。でも、どこにいてもなんだか居心地がわるいような、自分にちょっと自信がない中学1年生の女の子の物語です。

これといって不満や不安があるわけじゃないのに、周りの人たちが気になったり、自分がどう思われているのかが気になったりしませんか?

みんなはすごく楽しそうなのに、自分は心から楽しめてないと落ち込んじゃったり。

私といてもみんな楽しくないんじゃないかな~と卑屈になったり。

友達と自分を比べてみたり。

いろんなこと考えて、ひとりでモヤモヤしてしまうことありますよね。

この物語の主人公千春ちゃんも同じです。

 

千春ちゃんが頑張って自信をつけていくわけではありませんが、中学生になり、新しい友達と新しい部活、生活、仲間、先生を通して、いろんなことを経験していきます。

 

それらの経験をとおして、千春ちゃんは自分の気持ちをみつめて、きちんと言葉で行動で表すようになっていきます。

千春ちゃんのように、今の自分に自信がない子どもにぜひ読んでほしい本です。

ちょっとした恋もあり、ドキドキもありますよ。

『たまねぎとはちみつ』では小学生だった千春ちゃん。
中学生になっても、優しい心は健在でした!

『ひこぼしをみあげて』を実際に読んでみた主観的な判断ですので、参考にしてください。

*おすすめ度は三段階になっています

①おすすめ、ぜひ読んでみて

②読んでみて

③時間があれば読んでみて

 

本のテーマ・主題

 

●自信のない自分を打ち破る勇気

●思春期の気持ち

 

主人公はどんな人?

 

◆中学1年生の千春ちゃん

 

本の内容

 

長編小説(章ごとに連作短編小説としても読める)

『たまねぎとはちみつ』の千春ちゃんが中学生になった!

 

出版社あらすじ

中学生になった千春は、友人の那彩にひっぱられて天文部にはいる。
そこには、熱血星オタクの二階堂先輩、寡黙でミステリアスな片瀬先輩、話のわかる顧問の葉山先生など、個性豊かな面々がそろっていた。
千春は、次第に片瀬先輩のことが気になっていく……。
等身大の女子中学生を描いた成長物語、第2弾。

 

読みやすさ

 

読みやすい

 

読める年代は?

 

小学校中学年くらいから小学高学年生向け

 

この本から気づけること

 

●等身大の中学生の気持ち

 

●自分をわかってもらおうとする勇気があるといいな

 

心に響いた言葉・フレーズ

 

「ハートは熱く、脳みそはクールに」
【p.169】

「人間は見たいものを見ようとする」(見たものを都合よく解釈する)
【p.196】

 

あわせて読みたいおすすめ本:同じ作家編

 

作家:瀧羽麻子さん


『ひこぼしをみあげて』の前作『たまねぎとはちみつ』がおすすめです。

ファンタジー色のある『うさぎパン』もおすすめします。

 

 

pooh70inu.hatenablog.com

 

 

 

あわせて読みたいおすすめ本:同じテーマ編

 

同じ中学生で、弓道部の女の子の物語、まはら三桃さんの『たまごを持つように』をおすすめします。

 

2020年大宮開成中学の入試で出題された作品です。

自信がなく不器用だけど頑張り屋さんの早弥(さや)ちゃんを中心にした、弓道部男女3人のたまごのように、こわれやすい心がぶつかりあう青春小説です。


弓道を通して、自分をみつめ成長していく姿は清々しくカッコいいのです。

ぜひ読んでみてくださいね。

 

 

pooh70inu.hatenablog.com

 

 

まとめ

 

人気小説『たまねぎとはちみつ』続編!

瀧羽麻子『ひこぼしをみあげて』は、どこか居心地の悪さを感じる、等身大の中学1年生の姿が書かれた物語でした。

自分に自信がないのはみんな同じ。

お互いにちょっぴり勇気を出し合えば、わかり合えることも多くなるんですね。

 

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茶箱

気になったら、読んでみてね

 

紹介した本リスト