日本人の私たちはおしゃれな街パリに行ったら、ぜひぜパリらしいアートに触れてみたいですよね。
同じようにフランス人は日本にきたら、日本らしいアートを鑑賞したいと思うのは当然。
日本人が選ぶフランスの美術館とフランス人がえらぶ日本の美術館。
日本とパリの個性的な美術館ガイドブックを読み比べるとおもしろいですよ。
『思わぬ出会いに心ときめく パリの小さな美術館 』
【著者】芸術新潮編集部 (編集), 原田 マハ (著), 川内 倫子 (著), 都築 響一 (著)他
【出版社】新潮社
パリに詳しい日本人が選んだ、本当は教えたくないくらい素敵なパリの個性的な美術館を紹介している本です。
パリ通、著名な日本人5人のおすすめ美術館
パリ通の著名な5人がお気に入りのパリの美術館を紹介してくれます。
何度もパリを訪れている、パリで仕事をしているアーティストである5人が選んだ美術館というだけで興味がわいてきますよ。
原田マハさん
美術館のキュレーターから小説家へ。アートを題材にした小説が多い。
⇒夜のルーヴル美術館
川内倫子さん
写真家
⇒メゾン・ジャン・コクトー
ジャンコクトーが購入した家でプライベートルームも公開している
都築響一さん
作家、編集者、写真家
⇒ダッペル美術館(現在閉館)
アフリカ美術専門 現在はウェブで過去の企画展が見られる
鹿島茂さん
フランス文学者、評論家、作家
⇒カルナヴァレ美術館
パリ市立歴史美術館 パリ史に関するものはどんなアイテムも収蔵
人気は1階の16世紀以降実際に使われていた看板を集めた「看板の部屋」
隈研吾さん
建築家 国立競技場の設計でも有名
⇒県立アルベール=カーン美術館・庭園
日本庭園のほか、イギリス式庭園やフランス式庭園などがある
合計23件の個性的な美術館
『パリの小さな美術館』では、5人が教えてくれる美術館とあわせて合計23件のパリの美術館が登場します。
あまり知られていない個性的な美術館ばかり。
邸宅美術館、建築美術館、自然博物館、画家の美術館、城の美術館など。
どの美術館のページをみていても、パリの素敵な雰囲気が表れています。
パリならではの美術館が1冊にまとめられていて、読んでいるだけでパリにいるような気分になれます。
パリに行ったことがなくても、この本を読めばパリ通になれそうなくらいですよ(笑)
欲をいえば、美術館ごとのショップギフト(お土産品)はどんなものがあるのかを知りたかったな~。
『フランス人がときめいた日本の美術館』
【著者】ソフィー・リチャード (著), 山本 やよい (翻訳)
【出版社】集英社インターナショナル
フランス人の好きな日本の小さな美術館はどこなんだろう?
実は日本にもたくさんの小さな美術館があるのを知っていますか?
私たち日本人がパリにある小さな美術館に注目するように、フランス人が日本の小さな美術館に注目をした本があります。
それが、『フランス人がときめいた日本の美術館』
フランス人の美術史家であるソフィー・リチャードさん(女性)が選んだ日本の素敵な小さな美術館が本になっています。
フランス人の目線で選んだ日本の美術館に関するガイドブック。
日本人の私たちが知らないようなユニークな美術館が選ばれていて、びっくりしますよ。
日本人にもぜひぜひ読んでほしい本です。
合計57件の日本の個性的な美術館
『フランス人がときめいた日本の美術館』で取り上げた美術館は日本全国にわたります。
青森県:十和田市現代美術館
長野県:豪商の館 田中本家博物館
東京都:太田記念美術館
愛知県:博物館明治村
京都府:重森三玲庭園美術館
香川県:ベネッセアートサイト直島
など57館も紹介されています。
浮世絵、日本人アーティストの作品、日本の生活様式、日本庭園、茶道具などがが鑑賞できる。
日本ならではの美術館が多く選ばれています。
日本人でも行ったことない、知らない美術館が多くあり、びっくり!
そして、数多くの美術館に「行ってみたいな~」と思うはずですよ!
『パリの小さな美術館』と合わせて読んでみると楽しいです。
まとめ
『パリの小さな美術館』と『フランス人がときめいた日本の美術館』
日本とパリの個性的な美術館ガイドブック読み比べ てみました。
当然のことながら、フランス人は日本らしい美術館を選び、日本人はフランスらしい美術館を選んでいます。
人はやっぱり無いものに憧れるんですよね(笑)
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