人気のSOU・SOUデザインが和菓子になった
大人気のテキスタイルブランドSOU・SOUのデザインが和菓子になると、日本らしさがあふれたおしゃれな和菓子になりますよ。
そんなおしゃれ和菓子が満喫できる本を紹介します。
『SOU・SOU 京菓子あそび』和菓子になったテキスタイルデザイン
日本を代表するテキスタイルブランドのデザインが和菓子とコラボレーションするというおもしろい企画が本になりました。
テキスタイルから生み出された和菓子は可愛くてびっくりするほどです。
毎年のテーマを決めてさらに毎月ちがったデザインの和菓子は、SOU・SOU の雰囲気がありながらも季節感があるのも驚きます。
そもそも茶道の和菓子は、味だけでなく見た目やそのお菓子の意味がとても大事にされています。
本ではその和菓子が生み出された経緯や想いが書かれているので、読みごたえありました。
日本の四季や日本の美しい文化がに改めて感動しましたよ。
SOU・SOUのテキスタイルから生み出された和菓子を見比べるのがおもしろいですね。
本『SOU・SOU 京菓子あそび』の見方
見開き1ページをつかってひとつの和菓子が紹介されます。
左ページには「SOU・SOU」の毎月のテキスタイルを掛け軸のようにみせ、脇阪さんのそのテキスタイルデザインの説明書かれています。(英訳あり)
右ページにはテキスタイルデザインのイメージから作られた和菓子と絵ハガキ。
さらに、その月の和菓子の説明(英文あり)が書かれています。
どんな和菓子が生み出されたの?
お菓子を生み出しているのは京都の老舗和菓子店「亀屋良長」さん。SOU・SOUのおしゃれなイメージを十分に表現していています。
和菓子がこんなにおしゃれになるなんて、ただただ驚きです。
2016年
テーマ:日本の意匠
2015年
テーマ:旬の野菜
2014年
テーマ:二十四節気
2013年
テーマ:SOU・SOU10周年記念文様
2012年
テーマ:SOU・SOU×池坊 四季の花
2011年
テーマ:今日のこども歳時記
2010年・2009年
長久堂の製作和菓子
SOU・SOU(ソウソウ)とは?
SOU・SOUは2002年に発足した京都のデザイン会社です。
「すてきなデザインだな」「北欧ブランドのマリメッコのデザインに似ているな~」と思っている人が多いのではないでしょうか?
『新しい日本文化の創造』をコンセプトにオリジナルテキスタイルを作成し地下足袋や和服、家具等を製作、販売する京都のブランド。脇阪克二(テキスタイルデザイナー)、 辻村久信(建築家)、若林剛之(プロデューサー)らによって2002年設立。
SOU・SOUホームページより
マリメッコと雰囲気が似ているのは、SOU・SOUとマリメッコの共通日本人デザイナー脇阪克二さんの存在が大きいようですね。
本の和菓子が食べられる!
SOU・SOU青山店では、本で紹介したテキスタイルから生まれた和菓子が実際に食べられますよ。
(毎月内容は変わっています)
2017年(平成29年)2月の和菓子は三色菫でした。
毎月変わる和菓子とポストカードのデザイン。
如月(2月)はちょっと渋めのデザインで、和菓子は鶯もちと梅餡をつかったあんこ玉という2月ならではの和菓子でした。
まとめ
『SOU・SOU 京菓子あそび』はいかがでしたか?
日本のデザインのおしゃれさが和菓子にも反映できるんだとビックリする本。
和菓子もテキスタイルも二重、二倍に楽しめますよ。