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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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社会学部出身がおすすめ 「社会学って何?」を教えてくれるわかりやすい本4冊

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f:id:pooh70inu:20190224171712j:plain2021年4月18日更新

 

高校までの授業科目にはないのに大学の学部名に突然現れる社会学部

 

歴史を学ぶ史学部とはちがうの?

「なんだかよくわからないけれど、日程の関係もあるし、とりあえず受験しておくか」

といった具合でなんとなく社会学部を選ぶ人もいるはず。

 

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 茶箱

実は社会学部出身の私も受験の日程上社会学部を選んで入学してしまった一人

正直、在学中も卒業後も「社会学部」について上手に説明するのは難しいわね

 

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ただ、ここ数年テレビに社会学者が多く登場するようになったこともあり、社会学の認知度が高まっているような気がします。

 

かといって、社会学ってなんだかよくわからないという謎の学問という立ち位置は変わっていないのではないでしょうか。

 

そこで社会学とは何を学ぶものなのかを知って、社会学部を目指してみよう・社会学を学んでみようと思える本を紹介したいと思います。

 

 

「社会学って何?」を教えてくれるわかりやすい本4冊

 

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読みやすくわかりやすい本4冊を選んでみました。

 

『10代からの社会学図鑑』

 

 

社会学を学ぶ前に読むのにぴったりな本

 

オールカラーでイラストも多く読みやすく、わかりにくい「社会学とは何か?」という疑問を読み解けます。

 

『10代からの社会学図鑑』でいう社会学とは?

 

●社会学は社会を研究をするためにさまざまな手法を使う社会科学

 

●社会学は社会を研究する学問であり、それは世界を新しい目でとらえる方法でもある

 

●社会学に必要なのは「社会学的想像力」、世界について常識を疑い新しい問いかけをする能力

 

『10代からの社会学図鑑』で語られる社会の問題

 

●自分の生きている社会の中でのアイデンティティ

 

●学校、地域、宗教、仕事といった社会

 

●社会と悪 (犯罪や健康)

 

●不公平な社会 (富と貧困 人種差別 環境)

 

●文化 余暇 マスメディア インターネット

 

など

 

社会学ってなんでもありなの?と思う人もいるはず。

 

そうなんですよ。

 

社会で問題になっていることを学ぶ学問なので何でも社会学の研究対象になるということが社会学のおもしろさでもあります。

 

巻末には社会学者人類名録

 

社会学者人類名録をみて驚くのは、社会学が18世紀末に生まれた新しい学問なので、まだ活躍中の人も多く掲載されていること。

 

巻末のほかにも2ページにわたって詳しく13人の社会学者の人物紹介があるのですが、この選ばれた13人すら、まだ活躍中の方が多くいます。

 

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 茶箱

読むほどに、社会学がどんな学問なのか明確になってきます。

 

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

 

 

現在どの本屋さんでも平積みされるほどの人気があり、ベストセラーになっている本『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』も社会学と大きく関係しています。

 

『社会学図鑑』では 社会学は社会を研究する学問であり、それは世界を新しい目でとらえる方法でもある ということでしたが、それを実践しているのがこの本なのです。

 

私たちが当たり前のように思い込んでいる社会の状況について、データや現地調査、インタビューを通じてそれが正しいのかどうかという現実を教えてくれます。

 

クイズから始まる問題提起

 

本ではまずクイズから始まります。

このクイズでは今現在自分が社会をどのように見ているのかを知ることができます。それが思い込みなのかどうかがわかりますよ。

 

具体例が示されながら、多くのデータや表を使って説明されているので読みやすい本になっています。

高校生ぐらいでも十分に読めて理解できる内容ですよ。

 

社会学的な見方の具体例

 

この本では社会学的な見方が書かれていて、これから自分でもこの見方を参考にして社会に起こる問題を自分の目や考えで判断できるようになっています。

 

● 4章 怖いものは自然と目がいってしまう

リスクを正しく計算しよう

 

● 5章 ただひとつの数字がとても重要なものと勘違いしてしまう

数字を比較してみよう

 

● 9章 誰かが見せしめとばかりに責められている

犯人ではなく原因を探してみよう

 

登場する社会は世界中、中国・インド・アフガニスタン・アメリカ・アフリカ・スウェーデン

もちろん日本も登場します。

 

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 茶箱

・社会学的見方がわかる

・読み終わったら今までのもっていた自分の意識や思い込みが一掃されて自分が別人に変身しているような気分になる

 

『古市くん、社会学を学び直しなさい!! 』

 

 

コメンテーターとして大人気、社会学者の古市憲寿さんが書いた本です。

学者というとおじいちゃんを想像しますが、古市憲寿さんは1985年生まれのまだ30代の若い学者さんです。

  

社会学は役に立つのか? 

社会学は誰のためにあるのか? 

社会学者には今、何ができるのか?

 

若い社会学者の古市さんが 社会学に直面した人だれもがもつ疑問を日本を代表する12人の社会学者に直接ぶつけにいきます。

 

本は対談形式になっていて、12人の社会学者はそれぞれの専門分野から疑問に熱く答えてくれます。

 

古市くんが対談する12名の社会学者

 

小熊英二、佐藤俊樹、上野千鶴子、仁平典宏、宮台真司、大澤真幸、山田昌弘、鈴木謙介、橋爪大三郎、吉川徹、本田由紀、開沼博

 

古市さんが対談する12名は年齢も性別もさまざま。

社会学の巨匠のような人もいれば、古市さんと同世代の社会学者もいます。

 

専門分野もさまざまなので、自分が興味のある人だけを読むという本の楽しみ方もできますよ。

 

この本を読み終わったあとには、登場した12名が書いている本も読んでみたくなるかもしれませんね。

 

登場する12名の社会学者のなかには上野さんがいます。

彼女は今年の東京大学入学式の式辞で話題になりました。上野先生のベストセラー『おひとりさまの老後』もおすすめ本です。

 

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 茶箱

社会学の学問としての幅広さを感じる

 

『知的複眼思考法』

 

 

最後の1冊は私が社会学部で学んだときに、一番感銘を受けた本を紹介します。

 

思い込みを打破しよう

 

この本の最初に登場するエピソード「返却された答案に書かれた赤ペンのABCD」に驚いたのを今でも覚えています。

(エピソードの内容は本を読んでみてくださいね。)

 

大学時代は学んだことのひとつだった知的複眼思考法ですが、今となっては生きるため、仕事のアイディアを生み出すために必要な方法であり能力になっています。

 

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 茶箱

一生使える思考法を身につけることができるよ

 

「社会学って何?」を教えてくれるわかりやすい本4冊を紹介しました。 

 

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 茶箱

紹介した4冊の本を読むとなんとなく「社会学ってこんなもの」というイメージがわいてきたはず

 

社会学のおもしろさを知って、社会学に興味をもってもらえるとうれしいなと思います。

 

今回紹介した本はこちら