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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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村上しいこ『みんなのためいき図鑑』2022年読書感想文コンクール課題図書 友達について考える本

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でもくやしいな。みんなが、みんなのことを思いやってんのに、うまくいかへんって

(p.122)

 

 

 ▶▶主人公たのちんのクラスメイト尾崎くんの言葉

 

村上しいこ『みんなのためいき図鑑』

 

 

【著者】村上しいこ

【出版社】童心社

 

2022年 第68回 青少年読書感想文コンクール課題図書<小学校中学年の部>

 

村上しいこ『みんなのためいき図鑑』読書感想文のテーマ

 

村上しいこ『みんなのためいき図鑑』の読書感想文のテーマになりそうなものをピックアップしてみました。

* 読書感想文の書きやすいものを選んでいます。他にもいろいろな視点から物語を読めますよ。

 

本を選ぶ時の参考にしてください。

 

● クラスの友達について考える

 

● クラスに入れない、登校できない子について考える

 

● 友達のいいところって何だろう

 

● ためいきってどんなときにする?

 

● お父さん・お母さんに言いにくいことってある?

 

● 自分の言いたいことを上手に言えるようになるにはどうしたらいいのかな?

 

● 大人ってわがままだなって思ったことある?

 

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 茶箱

自分が書きやすいテーマを選ぶといいわね

 

村上しいこ『みんなのためいき図鑑』の感想

 

 

クラスのみんなが優しい。

 

すごくいいクラスだな~と思った。

 

なのに、どうして加世堂さんは保健室から出られないのかな?と不思議だった。

 

小学中学年になると、親の言うことに疑問を持ち始める子どもたち。

 

親や先生という身近な大人たちのイヤな面や、理解できない言葉や態度に気づいてしまうこともあります。

 

大人が完璧な人間ではないと気づき始める年ごろなのかもしれません。

 

子どもだから友達にも親にも先生にもうまく言えない、説明できなくて、どん詰まりになってしまう。

 

「ふ~」とつく、ためいきはひとそれぞれ違うもの。

 

そのためいきの理由を、だれかにきちんと説明できるようになるといいな。

 

4年1組のクラスのみんなの優しさにふれて、友達について、もっともっといい面を知ろうと思える本ですよ。

 

村上しいこ『みんなのためいき図鑑』基本情報

 

● 2022年 第68回 青少年読書感想文コンクール<小学校中学年の部>課題図書

 

● クラスの友達について考える本

 

● 主人公は小学4年生の田之上嵐太(たのちん)

 

● 話し言葉は関西弁

 

● 可愛らしいイラストがチョコチョコあり

 

● 巻末に4年1組5班のつくった「ためいき図鑑」付き

 

● 難しい漢字にはルビあり

 

● 166ページ

 

村上しいこ『みんなのためいき図鑑』あらすじ

 

 

出版社の本紹介

 

授業参観にむけて、たのちんの班は「ためいき図鑑」をつくることになった。どんな時にヒトがためいきをつくのか調べて発表するんだ。でもいっしょの班の加世堂さんは、保健室登校で、教室にはちっともきてくれない。加世堂さんもいっしょに図鑑をつくれないかと、たのちんがある提案をしたところ、班のほかのメンバーと、もめてしまい……もうためいきばっかり! 家族や友達との関係にゆれる子どもの気持ちを、鮮やかに描いた物語。

 

 

次に読みたいおすすめ本 

 

『飼育委員はアキラめない』

 

 

4年生になって委員会活動が始まり、「いきもの博士」と呼ばれているアキラくんはみんなからの推薦をうけて飼育委員になります。

 

いきものの知識はたくさんあって、いきものについて語りだしたら周りの空気を読めなくなるくらい熱中してしまうアキラくんなのに、いきものを扱う飼育委員の仕事が上手にできません。

 

実はアキラくん、生きものを飼った経験がまったくないのです。

 

生きものと触れ合い、お世話をするのは、図鑑や本には載っていないハプニングがいっぱい!

 

クラスメイト、先輩、先生などに助けられながら、生きものを世話するたいへんさに気づき、できない自分を正直にさらけ出せるようになるアキラくんの成長する物語です。

 

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