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【1980年代の小説おすすめ本12冊】令和に読んでも新鮮!日本が輝いていた時代の本

小説ってその時代を表現したものが多いですよね。

 

2020年代の世界中が混迷を極めている令和時代だからこそ読んでほしい、日本が元気いっぱいだった1980年代に流行した本を紹介します。

 

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茶箱

1980年代って、信じられないかもしれないけれど「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉すら生まれた時代だったのよ

 

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紹介した本は目次の「13.【1980年代の小説】まとめ」から一気にみられます。

 

 

吉本ばなな『キッチン』

 

 

【著者】吉本ばなな

【出版社】新潮文庫

【刊行年】1988年(福武書店)

 

この時代の寵児、吉本ばななさんの『キッチン』は、前作の『TUMUGI』に続いて大ヒット作品になりました。

 

ふたりで暮らしていた祖母が亡くなりひとりぼっちになった大学生・桜井みかげに、さみしさが癒えるまで一緒に住もうと誘ってくれたのは田辺雄一。

 

雄一のお父さんでもありお母さんでもあるえり子さんとみかげ、雄一、3人の生活が描かれています。

 

80年代のいろんな家族の在り方、多様な生き方が大事にされ始めた時代の流れを感じさせます。

 

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茶箱

恋愛物語じゃないけれど、愛がたっぷりとつまった小説よ

 

田中康夫『なんとなくクリスタル』

 

 

【著者】田中康夫

【出版社】朝日出版社

【刊行年】1980年(福武書店)

 

長野県知事として有名な田中康夫さんは作家だったのを知っていますか?

 

代表作はこの『なんとなくクリスタル』

 

東京青山に暮らす女子大生兼ファッションモデルの主人公・由利の生活の物語。

 

オシャレで、流行りもの、新しいもの好き。

急激に変わっていく社会に戸惑いながらもその楽しさを享受している、当時の若者たちが書かれています。

 

ファッション好きさんには特におすすめの一冊。

 

この後におとずれるバブル景気のブランドブームを先取りした小説ともいわれているくらい、1980年代に流行したブランドが「これでもか!」というぐらい作中に登場します。

 

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茶箱

令和になり続編『33年後のなんとなく、クリスタル』が書かれたのも衝撃的だったわ

 

村上春樹『風の歌を聴け』

 

 

【著者】村上春樹

【出版社】講談社

【出版年】1979年

 

いまや記念館ができるほど、世界中で人気の作家村上春樹さんのデビュー作が『風の歌を聴け』です。

 

1979年の作品ですが村上春樹の文体はここから始まった!と感動できる一冊なので、ぜひ読んでみるのをおすすめします。

 

東京の大学生だった1970年の夏、友人の鼠とぼくの物語。

 

学校の「国語」の文章しか知らない人は、ガツンと頭を殴られたような衝撃がはしる文章、村上節が楽しめます。

 

特に若い人たちにはぜひ読んでほしいです。

 

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茶箱

「やれやれ」とつぶやく主人公にビックリしたわ

 

村上龍『コインロッカーベイビーズ』

 

 

【著者】村上龍

【出版社】講談社

【出版年】1980年

 

村上といえば「春樹と龍、どっちが好き?」とよく聞かれたものです。

 

テレビ番組でお馴染みの村上龍さんは当時パワフルに作家活動をしていました。

 

『コインロッカーベイビーズ』は1971年に起こった事件がもとになって生まれた衝撃の小説です。

 

1972年生後間もなくコインロッカーに捨てられたキクとハシ。(どちらも男の子)

社会の不条理に立ち向かいながらも生き抜いていくふたりの波乱万丈の人生物語です。

 

社会がいくら裕福になっても、その社会のなかで、もがき苦しんでいる人たちはいたし、社会の変化についていけない人たちもいた。そんな現実を感じられる物語でもあります。

 

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茶箱

傷つきながらもタフに生きる彼らの生き方に惹きこまれるわよ

 

山田詠美『放課後の音符』

 

 

【著者】山田詠美

【出版社】新潮社

【出版年】1989年

 

「ベッド タイム アイズ」で1985年にデビューした山田詠美さん。

 

黒人男性との恋愛関係を描いたデビュー作が官能小説なのか?純愛小説なのか?と言われた山田さんが高校生の恋愛を描いたら。

 

大人でも子供でもない女子高校生17歳。

背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終ってしまった憧れ。

授業が終った放課後に繰り広げられる女子高生の恋愛小説8編がはいった一冊です。

 

妊娠した女の子、窮屈な日本の学校を抜け出しアメリカンスクールにいってしまう女の子、学校の先生とつきあっている女の子、盲目で難聴の青年に恋をする子など。

 

なかなか衝撃的な、大人っぽい高校生の姿にビックリする人もいるはずです。

 

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茶箱

1980年代を生きている女子高校生の恋する心は、令和時代でも共感できるはず

 

俵万智『サラダ記念日』

 

 

【著者】俵万智

【出版社】河出書房社

【出版年】1987年

 

タイトルになっている「サラダ記念日」の短歌、【「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日】は有名です。

 

実際の生活を読んだ短歌は、俵さんの暮らしぶりがリアルに想像できるようなものばかり。

俵さんは新しい現代短歌の先駆けとなったのです。

 

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茶箱

たくさんの恋愛の短歌は、共感できるものが多いのよ

 

沢木耕太郎『深夜特急』

 

 

【著者】沢木耕太郎

【出版社】新潮社

【出版年】1986年

 

香港・マカオから、イギリスのロンドンまでをバスだけを使って一人旅をするという「私」作家・沢木耕太郎の物語であり、紀行小説になっています。

(全6巻:1巻目は香港・マカオ)

 

『深夜特急』を読んで、バックパッカーになり個人旅行を実際にチャレンジした人が多くいました。

 

各国でいろんな人に出会い、いろんな体験をする「私」を通して、世界の国々の普通の人たちの暮らしが見えるのがおもしろい一冊です。

 

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茶箱

『深夜特急』は教科書では学べないことばっかりを学べたわ

 

東野圭吾『放課後』

 

 

【著者】東野圭吾

【出版社】講談社

【出版年】1985年

 

舞台は私立清華女子高等学校。

生徒指導部の村橋が教師用の更衣室の中で、青酸中毒により殺害された!

更衣室は誰もが入るのが不可能な完全な密室なのです。

 

犯人候補が続々登場するなかで、運動会の仮装行列では第2の殺人が行われます。

犯人は誰なのか?殺人を犯す理由は?

 

いまや大人気作家、東野圭吾さんのデビュー作品です。

 

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茶箱

密室殺人のトリックが鮮やかなのよね~

 

氷室冴子『なんて素敵なジャパネスク』

 

 

【著者】氷室冴子

【出版社】集英社

【出版年】1984年

 

平安時代の宮廷貴族社会を舞台にした小説シリーズ。

 

貴族の16歳の娘・瑠璃姫は、初恋の相手が忘れられないのだが、父親のすすめる男性とむりやり結婚させられそうになるラブコメディー物語。

 

元気いっぱいの瑠璃姫がとってもキュートなので、読んでいて楽しくなっちゃいます。

 

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茶箱

平安時代の雰囲気がたっぷり楽しめたわ

 

折原みと『時の輝き』

 

 

【著者】折原みと

【出版社】講談社

【出版年】1990年

 

高校の看護科2年・神崎由花は、実習先の病院で偶然再会した中学時代の同級生・守谷峻一(シュンチ)と再会する。

 

ふたりの想いは繋がったのだが、峻一には残された時間が少なかった。

 

涙が止まらないほど感動する、高校生の輝く恋の物語です。

 

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茶箱

大切な人に出会える喜びを感じられる「生きる」物語よ

 

景山民夫『遠い海からきたCOO』

 

 

【著者】影山民夫

【出版社】角川書店

【出版年】1988年

 

南太平洋、フィジー諸島のひとつ「パゴパゴ島」に、日本から移住した海洋生物学者の小畑徹郎と息子の洋助(12歳)。

 

移り住んで3年目、洋助は50センチほどの生物を発見した。それは、1億6500万年以上前に絶滅したはずのプレシオサウルス(又はプレシオザウルス)だった!

洋助は、その生物を「クー(COO)」と名付ける。

 

大自然のなかでの、親子の関係、絶滅生物との友情。そして、その幸せを脅かす事件など、とにかく壮大な物語です。

 

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茶箱

雄大で壮大な物語は、イケイケだった日本にピッタリだったわね

 

林真理子『葡萄が目にしみる』

 

 

【著者】林真理子

【出版社】角川書店

【出版年】1984年

 

地方の進学高校を舞台に、甘酸っぱい青春時代が描かれています。

 

先輩の保坂に寄せる淡い想いや、ラグビー部で人気者の岩永への卑屈な想い。

心の底から信じあえることのない女友達。

 

いろんな気持ちが絡みあい、恥ずかしい思いをしながらも、自意識が高い乃里子の高校時代は過ぎていくのです。

 

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茶箱

大人になると、高校時代の自分って恥ずかしいものよね

 

【1980年代の小説】令和に読んでも新鮮!おすすめ本12冊まとめ

 

令和に読んでも新鮮!【1980年代の小説】本はいかがでしたか?

 

時代の違いは感じても、令和時代に読んでも古臭くない小説。

 

もし古臭く感じても、それをおもしろく思える小説です。

 

ぜひ読んでみてくださいね。

 

● 吉本ばなな『キッチン』

祖母を亡くし独りぼっちになった大学生みかげの物語。

 

●田中康夫『なんとなくクリスタル』

モデルをしている大学生の女の子の物語

 

 

●村上春樹『風の歌を聴け』

ぼくと友人鼠の物語。村上春樹さんのデビュー作

 

●村上龍『コインロッカーベイビーズ』

コインロッカーに捨てられていた二人の物語。

 

●山田詠美『放課後の音符』

17歳のあやうい乙女こころを描いた短編集。

 

●俵万智『サラダ記念日』

短歌に新しい息吹をあたえた歌集。(恋の詩多し)

 

●沢木耕太郎『深夜特急』

香港からロンドンへ バックパッカーに影響を与えた旅行記。

 

●東野圭吾『放課後』

密室殺人を楽しめる東野圭吾さんのデビュー作。

 

●氷室冴子『なんて素敵なジャパネスク』

平安時代のキュートなお姫様が活躍する物語。

 

●折原みと『時の輝き』

高校生の運命の恋から生まれる希望の物語。

 

●景山民夫『遠い海からきたCOO』

絶滅生物との友情物語。

 

●林真理子『葡萄が目にしみる』

自意識が高めの女子高校生の物語。

 

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茶箱

気になる本を読んでみてね!