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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本紹介します

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『宙わたる教室』2024年読書感想文課題図書 科学のなかに人情たっぷりの本

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『宙わたる教室』

 

【著者】伊与原新

【出版社】文藝春秋社

 

紹介動画おすすめです

www.dokusyokansoubun.jp

 

『宙わたる教室』あらすじ

 

youtu.be

 

出版社の本紹介

 

東京・新宿にある都立高校の定時制。
そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。

負のスパイラルから抜け出せない21歳の岳人。
子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。
起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。
中学を出てすぐ東京で集団就職した70代の長嶺。

「もう一度学校に通いたい」という思いのもとに集った生徒たちは、
理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成し、
学会で発表することを目標に、
「火星のクレーター」を再現する実験を始める――。

『月まで三キロ』『八月の銀の雪』著者がおくる、
今年一番熱い青春科学小説!

 

『宙わたる教室』基本情報

 

● 2024年 第70回 青少年読書感想文コンクール<高校生の部>課題図書

 

● 主人公は都立高校の定時制にかよう、いろいろな年代の生徒たち

 

● 章ごとに主人公が変わる連作短編集小説になっているので、読みやすい

 

● 年齢、性別、人種を超えて人生に悩める人たちが科学を通して仲間となり、互いを認め合い、自分を見つめなおし成長していく青春物語

 

● そろぞれが、自分の持ち味を生かして、協力し合い助け合って「火星のクレーター」をつくりあげていく人間味あふれるストーリーがおもしろい

 

● 理系人間でなくても、十分楽しめる

 

● 青春には欠かせない恋愛模様もあり!

 

● 作者の伊与原新さんの略歴がすごい!

1972(昭和47)年生まれ

神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し博士課程修了している

【参考:伊与原新wikipediaより】

 

● 科学ネタや知識がおもしろい

 

● 宇宙がネタになっているSF小説が登場する『星を継ぐもの』『夏への扉』など

 

● ページ数:288ページ

 

『宙わたる教室』読書感想文のテーマ

 

『宙わたる教室』の読書感想文のテーマになりそうなものをピックアップしてみました。

 

* 読書感想文の書きやすいものを選んでいます。他にもいろいろな視点から物語を読めますよ。

 

本を選ぶ時の参考にしてください。

 

実際に大人の私が読んでみて思ったのは、いくつになっても悩みはつきない。そして、いくつになっても青春できるんだということでした。

科学や宇宙の細かな話しの部分は、軽く読んでも、物語の読みごたえや面白さは伝わるので、理系人間でなくても心配ありません。

 

● 自分に近い悩みを持った人に寄り添って、自分と照らし合わせて(自分ならどうするか、似ているところ、違うところ、びっくりしたところ、共感できるところなどなど)感想を書く

 

● 科学部の仲間のように、夢中になっていることはあるか?考えてみる、そしてそれを紹介してみる

 

● だれかとの出会いで(本を読んだなど)、自分の人生が変わったという経験があるか?

その経験を書いてみる

 

● 本を読んで、自分の気持ちや行動に変化があったか?

どんな変化があったのかを書いてみる

 

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 茶箱

自分が書きやすいテーマを選ぶといいね
テーマを組み合わせてみるのも、おすすめです

 

『宙わたる教室』の感想

 

 

“自分の後ろに続く轍を見て、ただ孤独を感じたわけじゃないのだ。
きっともう少しだけ前へ進もうと思ったに違いない。
地球にいる仲間たちの存在を背中のアンテナに感じながら”

 

15年間にわたり火星の調査で大活躍した探査車「オポチュニティ」を思っての言葉
(p.116)

 

遠い火星で、独り活動を続けた「オポチュニティ」は、地球にいる私たちにたくさんの火星の情報を届けてくれた。

そんな「オポチュニティ」をNASAのメンバーたちは仲間として考えていたという話しがでてくる。

 

苦しい立場にいる自分にだって、仲間や自分を想ってくれる人がいると思えばがんばれる。

もう一歩、もう一歩と先に進めるんじゃないかと、励まされた言葉だ。

 

感想文に選んだテーマ

● 本を読んで、自分の気持ちや行動に変化があったか?どんな変化があったのかを書いてみる

 

読み終わった後に、さわやかな風が吹いた。

 

そしてその風は、自分を後ろからグッとおしてくれるような力強さがあった。

 

いつも平坦で、問題がなにもない、望む者は手に入り、成果を認めてもらえる、思い通りの人生を歩めるならそれは幸せなのかもしれないけれど、そんな人生はほぼありえないことを私たちは知っている。

 

そんな人生を歩まなければならないことも知っている。

 

理不尽な人生だからもこそ、自分が夢中になって、自分らしく生きられる道を探していかなければならないと思う。

 

生きることは、大人になればなるほど難しくなるだろう。

 

どう人生を生きていくかは、自分次第なんだと、自分の人生は自分しか生きられないと生きることに貪欲になり、一歩でも前に進もうと勇気がでた。

 

紹介した本リスト