絵本『はるとあき』
茶箱
会ったことのない、会うことがかなわない
そんなふたり?の交流が描かれたステキな絵本です
会いたい人に会えない、さみしい気持ちはどうすればいいの?と思ったときにおすすめの絵本
手紙の交換で、互いが気になり、互いを好きになっていく「はるとあき」
会うことは叶わないけれど、「はるとあき」は友達なんです
ぜったいに会えないけれど、心を通じ合わせるすばらしさをたっぷり感じられます
基本データ
【著者】作/斉藤倫 作/うきまる 絵/吉田尚令
【出版社】小学館
●出版年:2019年
●文字量:ふつう
●絵:そぼくな温かみのあるイラスト
●ページ数:32ページ
●サイズ:縦26 x 横24cmくらい
読みどころ
【春をまえに】おかげさまで『はるとあき』が重版しています〜
— 斉藤倫 saito rin (@saito_rin) March 12, 2024
5月で発売から5年となりますが静かに読み継がれてたいへんうれしいです #斉藤倫 #うきまる での初の絵本ですので このふたりにとってもデビュー5周年ということになります☺️
4月の #吉田尚令 さん「はるとあき」展もたのしみです〜 pic.twitter.com/kwRy7HI0mP
● 季節を感じる
● はるとあき ふたりのやり取りが可愛い
● 会えないひとに恋焦がれる気持ち
ざっくりいうとこんな絵本
季節「はるとあき」の交流物語
はるとあき(春と秋)永遠に会えないふたり
会ったことのない、これからも会えることのない ”はる(春)とあき(秋)”
夏と冬からお互いについて聞き、手紙のやり取りが始まる
春に咲く花、活躍する生き物、おいしい食べ物など
秋に咲く花、活躍する生き物、おいしい食べ物など
お互いに自分の季節の素敵さを紹介しあうたびに、相手の季節の素敵さにもワクワクする
会えなくてさみしい気持ちもあるけれど、心のなかでは仲良しでいられる
だって自分のなかに相手を感じられるから
でもでも、「はるとあきはぜったいに会えない」
ちょっとせつない気持ちになるけれど、会えなくても心のなかに相手がいると思えば、不思議と温かい気持ちになれます
ふたりのあたたかい気持ちが、どうしようもなく不可能な(会うことができない)、自分ではどうにもならにことを抱えている虚しさを癒してくれます。
茶箱
会えなくて悲しいだけじゃない
会えないからこそ、相手をいっぱい想って心で感じられるのって幸せです
『はるとあき』の秘密
『はるとあき』は、斉藤倫&うきまるコンビの絵本です
ふたりのコンビ絵本はほかにもあり、どれもおすすめです
それぞれの作品は、イラストを描いている人が違うのですが、斉藤倫&うきまるコンビの描きだす「心がほっと温かくなる」癒しの絵本です
★『おやすみまくら』
★『のせのせせーの』
★『レミーさんのひきだし』
★『にだんべっど』
★『まちがいまちにようこそ』
▼紹介した本はこちら