小学生高学年、中学生、高校生が朝読書タイムを利用して読んでほしい本。
大人も子供も”学ぶ”を考える親子成長物語、『クロワッサン学習塾』を含む5冊のおすすめ本を紹介します。
- 親子成長物語①『クロワッサン学習塾』
- 親子成長物語②『ぼくは勉強ができない』
- 親子成長物語③『なんのために学ぶのか』
- 親子成長物語④『何のために「学ぶ」のか:〈中学生からの大学講義〉』
- 親子成長物語⑤『あしたの幸福』
- 紹介した本のまとめ
親子成長物語①『クロワッサン学習塾』
【著者】伽古屋圭市
【出版社】文芸春秋社
【文庫出版年】2023年
『クロワッサン学習塾』のおすすめポイント
●長編小説 連作短編集としても読める
●文庫本
●『クロワッサン学習塾』は、中学生・高校生向き（大人にもおすすめ）の本
●文庫本でも読める、読書慣れしているなら、小学高学年でも読める内容
●大人も子供も「学ぶとは？」、勉強や学校の意義を考えてしまう成長物語
●主人公は元教員の黒羽三吾
小学4年生の息子（真司）と、父親（康太郎）と暮らしている
教師を辞めて、父の営んでいるパン屋さんで4月から働き始めた（修行中）
●子供のことを真剣に考える、子どもと真剣に向き合う主人公がカッコイイ
●「なぜ？」と疑問に思う、「自分なんて」と諦める、ちょっとした冒険にドキドキするといった、子供らしい行動や言動がリアルで共感できる
●世の中にはいろんな考えをもった大人がいることを知る
●おいしそうなパンがたくさん出てくる
茶箱
主人公の三吾は「学ぶ」ことについて、熱く語ってくれます
大人にも、子どもにもぜひ読んでほしい一冊でした
親子成長物語②『ぼくは勉強ができない』
【著者】山田詠美
【出版社】新潮社
●物語 連作短編小説
●文庫本
●中学生・高校生向き
性的なシーンがあるので小学生が読むには、親の判断が必要
●2023年の明治学院大学中学校の中学入試で出題された
【明治学院大学中学校ホームページより】
茶箱
出版されたのはもう30年くらい前なのに、今読んでもまったく色あせない物語！山田詠美さんの魅力に取りつかれるくらいおすすめの本！
親子成長物語③『なんのために学ぶのか』
【著者】池上彰
【出版社】SBクリエイティブ
●新書
●人気解説者、知識の塊でもある池上彰さんの経験に基づく「勉強」の意義を教えてくれる本
●読みやすい文章なので、小学高学年生から読める
●アマゾンに詳しい内容あり
茶箱
「なんで勉強しなきゃならないの？」と騒がれたときにお助けの一冊！
親子で読むのをおすすめします
親子成長物語④『何のために「学ぶ」のか:〈中学生からの大学講義〉』
【著者】外山滋比古ほか
【出版社】筑摩書房
●ちくまプリマー新書（中学入試では出題率が高い）
●外山滋比古 、茂木健一郎 、本川達雄 、小林康夫 、鷲田清一など、著名な知識人数名が「学び」について教えてくれる
●小学高学年生から読める内容
茶箱
各分野で最先端の知識を駆使し、活躍する人たちの文章が一冊で読めちゃう！とってもありがたい本です
親子成長物語⑤『あしたの幸福』
【著者】いとうみく
【出版社】理論社
●物語・小説
●突然の父の死で、今まで知らなかった産みの母親と暮らすことを決める中学2年生の雨音ちゃん。
ぎこちない母と娘、そして父親の婚約者の女性３人の心温まる、親子成長物語です。
●小学高学年生から読める内容
●2022年の江戸川取手中学校の中学入試で出題された
【みくに出版編集部『2023年度受験用 中学入学試験問題集 国語編 女子・共学校 (中学入学試験問題集シリーズ) 』より】
茶箱
へんな人間関係で結ばれた３人だけど、お互いを思う気持ちが伝わってくる優しい物語です
紹介した本のまとめ
茶箱
気になったら、朝読書の時間に読んでみてね
▼2023年中学受験で出題された本をまとめた記事も合わせて読んでみてくださいね
