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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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【2023明治学院大学中学入試出題本】『ぼくは勉強ができない』カッコいい大人になるための悩ましい青春物語!朝読書で合わせて読みたい本3冊

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【明治学院大学中学】『ぼくは勉強ができない』(山田詠美)は「どんな本なのか」「小中学生向けの本なのか」「中学・高校受験生におすすめか」を教えちゃいます。


また『ぼくは勉強ができない』と合わせて読みたいおすすめ本、中学・高校受験で出題された本から、同じ作家の本や同じテーマの本も紹介しています。

 

 

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茶箱

大人の言うことって正しいの?

勉強ができるだけじゃかっこよくない!悩ましい青春物語よ

 

 

『ぼくは勉強ができない

 

 

【著者】山田詠美

【出版社】新潮社

【文庫出版年】1996年

 

『ぼくは勉強ができない』の中学受験出題情報

 

★2023年、明治学院大学中学校(第3回)の中学入試で出題されました

 

出題箇所

 

短編「眠れる分度器」

秀美君の小学生時代の物語

 

▼2023年中学受験で出題された本をまとめた記事も合わせて読んでみてくださいね

 

『ぼくは勉強ができないのおすすめポイント

 

●『ぼくは勉強ができない』は、中学生・高校生向きの本

 

●短編「眠れる分度器」は小学高学年でも共感できて読める内容

 

連作短編集

 

●「当たり前」や「それが普通」で片付けられてしまう生き方や考え方に”喝”をいれる、高校生秀美君の青春物語

 

●自分の考え方に「あれ?」と疑問をもつかも

➡疑問をもつかもしれないし、自信をもつかもしれないし、それは人それぞれ

 

●クラスメイトたちの行動や言動がリアルで面白い

➡数十年前の作品なのに、色あせないのがスゴイ!

 

●母親や祖父の考え方、学校の先生、年上の恋人といった大人たちのそれぞれの考え方を知る

➡それぞれの立場や生き方によって考え方や行動があるんだよな~

カッコいい大人になるためにはどうしたらいいんだろう

 

『ぼくは勉強ができない』テーマ・主題

 

 

●周囲から勝手に「可哀そう」と思われ続けている子どもの繊細な気持ち

 

●思春期のイライラ

 

●カッコいい大人への第一歩を踏み出す成長

 

●「普通のこと」「当たり前」に疑問をもつ

 

『ぼくは勉強ができない』主人公はどんな人?

 

◆シングルマザーと祖父と暮らす、高校生の秀美君

サッカー部に入っていて、年上の彼女がいる。

勉強はできないが、女子にもてる。

 

『ぼくは勉強ができない』の対象年代

 

●中学生、高校生向き

 

●小学生(高学年)が読むなら

文章自体は読めますし、共感できる部分もあると思いますが、性的なシーンがあるため、親の判断が必要かと思われます

 

●短編「眠れる分度器」は、小学生高学年でも読める、おすすめ作品

 

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茶箱

この本は私が大学時代から大好きな本!教育実習にいったときも、中学生に「おすすめ本」として紹介しました

おすすめしたいのは高校生です

卒業するまでに絶対読んでほしいな~

 

『ぼくは勉強ができない』本の内容

 

●連作短編集小説

 

出版社あらすじ

でも、おまえ、女にもてないだろ。

勉強よりも、もっと素敵で大切なことがあると思うんだ。退屈な大人になんてなりたくない。17 歳の秀美くんが元気潑剌な高校生小説。

ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ――。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪い。この窮屈さはいったい何なんだ! 凛々しくてクールな秀美くんが時には悩みつつ活躍する高校生小説。

 

『ぼくは勉強ができない』とあわせて読みたいおすすめ本

 

 

同じ作家編:山田詠美さん

 

『晩年の子供』

 

 

2010年、明治学院中学校の中学入試で、短編「海の方の子」が出題されました。

 

●父親の都合で、転校を繰り返している9歳のこまっしゃくれた女の子の物語

 

●高校の現代国語の教科書にも掲載された作品

 

●短編集

高校の現代国語の教科書に掲載された作品「ひよこの眼」もある

 

●10代の女の子の繊細な、不安定な気持ちを書いた物語

 

●大人ぽい小学生におすすめ

 

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茶箱

大人が読むと、子どもだったころの気持ちを思い出して「グッと」くる物語です

 

出版社あらすじ

メロンの温室、煙草の畑、広がるれんげ草の群れ。香り高い茶畑、墓場に向かう葬列、立ち並ぶ霜柱など。学校までの道のりに私が見た自然も人間もあまりにも印象的であった。心を痛めることも、喜びをわかち合あことも、予期しない時に体験してしまうのを、私はその頃知った。永遠の少女詠美の愛のグラフィティ。

 

同じテーマ編:シングルマザー

 

葉山エミ『ベランダに手をふって』

 

●シングルマザーである母親からちょっと自立する小学生の物語


●長編小説 

 

●児童書

 

 

2022年、青山学院中学校の入中学試で出題されました。

 

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茶箱

児童書なので、小学生(中学年くらいから読めます)が読むのにおすすめです

主人公と同じ年齢くらいの男の子なら、ちょっと恥ずかしいかもしれないけれど、共感しやすいと思います

 

出版社あらすじ

父親が亡くなってから、毎朝登校するときに母親と手をふり合うのが日課になっている輝(ひかる)。そんな朝の「決まり」を同級生に見られからかわれる原因になる。輝は、そろそろ手をふり合うのを卒業したいという想いと母親を傷つけたくないという想いのはざまで葛藤する。時を同じくして、輝は、同じく父親を事故で亡くした同級生の田村香帆(たむらかほ)とよく話すようになる。香帆は母親と二人で再出発するために、運動会で行われる保護者との二人三脚競争に強い想いをかけていたが……。

 

同じテーマ編:正しいこととは?

 

岩瀬成子『ひみつの犬』

 

●正しいこととは?親切とは?人助けとは?がんばるとは?それらは自己満足なんじゃないか?

友達や家族、学校の先生との会話、関りのなかで、ふと「あれ?」と思いにぶつかる少女の物語


●長編小説 

 

●児童書

 

 

2023年、桜蔭中学校の入中学試で出題されました。

 

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茶箱

小学生高学年から読むのにおすすめです
『ぼくは勉強ができない』より、読みやすく共感しやすいと思います

児童書ですが、物語の内容はおとなでも「う~ん」と考えてしまうほど哲学的

親子で読んで感想を言い合いたい物語です

 

出版社あらすじ

小学5年生の羽美は、黒が好きで、服も持ち物も黒。

同じマンションに引っ越してきた細田くんの相談にのるうちに、まわりで起きた事件が気になり、その真相をつきとめるべく、犯人さがしにのめりこんでゆく。
パトカー、誘拐、空き巣、カエンビン、へんな手紙……複雑に謎がからみあう。

とりまく大人たちの間でさまざまな問題にぶつかる、羽美、細田くんとトミオ。
ゆれる心境をこまやかに描く。

 

紹介した本のまとめ

 

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茶箱

気になったら、朝読書の時間に読んでみてね

 

紹介した本リスト

 

 

 

 

 

▼2023年中学受験で出題された本をまとめた記事も合わせて読んでみてくださいね