『セカイを科学せよ!』
【著者】安田 夏菜 (著)
【出版社】講談社
『セカイを科学せよ!』基本情報
● 2022年 第68回 青少年読書感想文コンクール<小学校中学校の部>課題図書
● 主人公は中学2年生 科学部電脳班部長代理 母がロシア人の藤堂ミハイル(男)ぱっと見、白人系の外国人
● 自分らしく生きたいとおもっている子どもにおすすめ
● 作者は、中学入試でも出題された日本児童文学者協会賞受賞作『むこう岸』を書いた安田夏菜さん
● 中学生のリアルな生活が書かれた物語
● 難しい漢字にはフリガナあり
● 242ページ
『セカイを科学せよ!』読書感想文のテーマ
『セカイを科学せよ!』の読書感想文のテーマになりそうなものをピックアップしてみました。
* 読書感想文の書きやすいものを選んでいます。他にもいろいろな視点から物語を読めますよ。
本を選ぶ時の参考にしてください。
● 自分に近い登場人物はいる?(ミハイル君、山口さん、菜々花、仁くん、大橋先輩など)
● 主人公ミハイル君になってみる
● 転校生の山口さんについてどう思ったか?
● 意見が違う人がいるなか、みんなが納得して集団生活をしていくにはどうしたらいいのか?
● 友達になるとしたら誰?その理由は?
茶箱
自分が書きやすいテーマを選ぶといいわね
『セカイを科学せよ!』の感想
”周りに合わせるのも時には大事だけど、自分らしさも大切に”
自分の気持ちや好みを押し付けるだけじゃ社会では通用しないけれど、自分らしさを持っていないのも社会では生きていけない。
仲間を増やすのもいいし、意見が違う人を説得する、相手の意見をしっかり聞く、自分を素直にさらけ出すなど、敵を増やさずに、自分をわかってもらう努力をして、上手に自分らしく生きられるようになれればいいなと思う。
なんでもバランスなのよね。
『セカイを科学せよ!』あらすじ
出版社の本紹介
藤堂ミハイル――堤中学二年。父は日本人、母はロシア人。髪は栗色、瞳は茶系でくっきりとした二重まぶた。そば屋でそばなんか食ってると、「まあっ、日本人みたいにおはし使ってる」と知らないおばさんに騒がれたりする。
山口アビゲイル葉奈――転校生。ルーツはアメリカと日本。モコモコとふくらんだカーリーヘア。肌の色は、ちょっとミルクの入ったコーヒー色。縦にも横にも大きい。日本生まれの日本育ちで、日本語しか話せない。好きなことは……。
すべてが規格外の転校生は、オタク的に「蟲」が大・大・大好き! カミキリムシ、カナヘビ、ワラジムシ、ハエトリグモ……!! 教室のあちこちから上がる悲鳴!!! クラスは騒然!!!!
ミハイルと葉奈、そして科学部の面々は、生物班の活動存続をかけ、学校に「科学的な取り組みの成果」を示さなければならないことになってしまった。ミックスルーツの中学生が繰り広げる、とってもコメディでバイオロジカルな日々をご覧ください!