畑 主税『ニッポン全国和菓子の食べある記』
【著者】畑 主税(はたけ ちから)
【出版社】誠文堂新光社
和菓子好きなひとへ
おいしいもの好きな人へ
旅行好きなひとへ
日本の伝統的なお菓子文化を知りたい人へ
和菓子を愛するすべての人におすすめの本です。
まるで和菓子辞典
『ニッポン全国和菓子の食べある記』
まだまだ見たことのない 食べたことのない和菓子に出会う
あの高島屋の和菓子バイヤーさんがこっそり教えてくれる
自分の出身地にはどんな和菓子があるのか気になったらページをめくってみて。
「和菓子の辞典のような本だよ」
高島屋の和菓子バイヤーが選んだ日本の和菓子
和菓子好きのあいだでは、有名な高島屋バイヤー畑主税(はたけちから)さんが選んだ日本全国の郷土の和菓子たちが紹介された本です。
この本の特徴は、雑誌にのるような、テレビでとりあげられるような、大きな広告をだすような、何軒も店舗があるような大きなお店だけでなく、街にある近所の和菓子屋さんといったお店もたくさん紹介されていること。
そして、取り上げられるお店は大都市だけではなく、日本全国浦々からお店が紹介されていること。
東京と京都のからはじまって、北海道・東北地方、関東地方、甲信越地方、北陸地方、東海地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方(沖縄含む)と続きます。
本を読んでいると「あれ?このお店うちのすぐ近所じゃない?おいしいお店なんだ~。」といった驚きの発見もあるかもしれません。
私は旅行に行く前には「旅行先に紹介されている和菓子屋さんがないかな~」と、まずこの本で和菓子を探すための旅行ガイド、お土産さがしの本としても使っています。
一軒一軒の和菓子に対して、和菓子屋さんのお店についての話から、代表(注目)商品についての素材や作り方、食べた感想がひとつひとつ丁寧に書かれています。
主税さんの文章からは、和菓子そのものと、その和菓子を作っている人々を愛しているの伝わってきます。
コラムも充実していて「東京和菓子四天王」「京都和菓子歳時記」「日光羊羹街道」「福井は冬に水羊羹」「松江和菓子四天王」など。
コラムタイトルだけでも、わくわくしてきませんか?
本の厚みが3.5センチちかくもあり、オールカラーでおいしそうな和菓子の写真が見られる辞典のような本になっています。
まとめ
『ニッポン全国和菓子の食べある記』は、和菓子好きさんには悶絶するくらいの本。
日本にはまだまだ知らない和菓子がたくさんあるんだな~と感動しますよ。
和菓子辞典として一家に一冊ほしいくらいです。
畑主税さんの書く文章と、おいしそうな写真を見ているだけでも楽しくなってくる本なので、おいしいもの好きな人へ贈り物にしたくなりますよ。
「この本すごいよ」と自慢げに贈りたいですね。