「いとしのおじいちゃん映画」
【著者】ナイトウミノワ
【出版社】立東舎
映画好きの人へ
年上の男性好きの人へ
素敵に年を重ねたいへ
おすすめしたい本です。
ステキなおじいちゃん俳優
『いとしのおじいちゃん映画』
いとしのおじいちゃん俳優たち 様
あなたたちの体中からあふれるオーラにメロメロです。
男も女も感じるあなたたちのかぐわしい魅力の秘密を教えてください。
おじいちゃん俳優ファン より
オーラがすごすぎおじいちゃん俳優たち
素敵な還暦すぎのおじいちゃん俳優にスポットをあてた本です。
この本の企画がおもしろいですよね。
ハリウッド映画おじいちゃんスター12人が紹介されています。
ジャック・ニコルソンやモーガン・フリーマン、ショーン・コネリー、クリント・イーストウッド、トミー・ジョーンズなどなど、そうそうたるメンバー。
登場するのはハリウッド映画を見ていたら必ず出てくる、映画界では欠かせないおじいちゃん俳優たちです。
おじいちゃん俳優は、主役でオーラを感じるのはもちろんのこと、わき役であったとしても主役をくってしまうようなオーラ全開なんですよね~(笑)
しょうがないんですよ。
もう体中から自然とオーラがでてしまうんですもの。
本では章ごとに一人ひとりが取り上げられます。
おじいちゃん俳優たちの還暦後の出演映画について語られる前に、ワンポイントメモのように、生い立ち(還暦になった年付き)、還暦後の主な出演作品/今後の予定、還暦後の主な受賞歴、まめちしき(主にプライベートねた)が書かれています。
最後には、おちゃめ度や怖い度といった人それぞれ違う基準がひげマークで評価されています。おちゃめ度はよくでてきて、わりとみんな高い点数をとっています。
本のメインは、彼らが(還暦後に)出演した作品について語る部分や、おじいちゃん俳優たちの演技、映画のネタ、感想についてなどです。
おじいちゃん俳優たちへ惜しみない愛をおくったり、「う~んなんだかな~」といった具合におじいちゃんたち(演技などに)共感しえなかったりといろいろですが。
愛すべきおじいちゃん俳優たちを、神のように崇拝していない(当たり前(笑))ことが、不思議なことにさらにおじいちゃん俳優たちへの愛を感じます。
ネクストおじいちゃん俳優として、ゲイリー・オールドマン、コリン・ファースがあげられていました。
数年後に第2弾が出ると、一気におじいちゃん俳優メンバーが変わっているはずです。
いとしのおばあちゃんバージョンや、日本人おじいちゃん俳優バージョンもあればいいのにな。
まとめ
年を重ねてオーラ出まくりのおじいちゃん俳優が特集されたおもしろい本です。
若くてかっこいい俳優さんは雑誌やテレビなどでも特集されますが、おじいちゃん俳優に日が当たることはめったにありません。(特に日本では若い人がちやほやされる傾向が高いような)。
でも、「世の中にはおじいちゃん好きの人ってけっこうたくさんいるのよ!」「おじいちゃん俳優たちの魅力ってはかりしれないほどなのよ」とこの本を通じて確信しました。
おじいちゃん俳優たちの、長く生きてきたからこそ身につけた、発酵寸前?いや発酵した(笑)こうばしい魅力を再認識できる本です。