絵本『ダンデライオン』
うれしい!
お友達からお茶会に誘われた!
オシャレして、ウキウキして出かけたら……
思いもよらないことになってしまうライオンの絵本です
茶箱
怖いイメージのあるライオンが、とってもカワイイ絵本です
絵本『ダンデライオン』基本データ
【作・絵】 ドン・フリーマン
【訳】 アーサー・ビナード
【出版社】福音館書店
●原書(英語版)
『Dandelion』
●出版年
2005年
●文字量
少なめ~ふつう
●イラスト・絵
黄色と黄土色の2色をつかったシンプルな鉛筆画
かわいいイラスト
●ページ数
48ページ
●サイズ
22 x x 26 cmくらい
●テーマ
動物
ライオン
自分らしさ
友達
オシャレ
読みどころ
● かわいいライオンが主人公
● たくさんの動物が生き生きと描かれている
● シンプルでかわいいイラスト
● オシャレしても、ありのまま自分を大切に
ざっくりいうとこんな絵本
怖くない!かわいいライオンのオシャレ物語
ダンデライオンは、きりんのジェニファーさんのお茶会に招待されました
カンガルーの「スペシャルー理髪店」でたてがみをカールして
くまの「手ディー・テラー」でチェックのジャケットを買って
つるの「ジェン・ツルメン」でステッキと帽子を買って
みごとな紳士に変身します
さらにチーターの花屋さん「サバンナ」で、ジェニファーさんの好きなお花も買いました
ところがダンデライオンは、ジェニファーさんのお茶会にいれてもらえません
どうしてでしょうか?!
おしゃれって楽しいけれど、難しいなと思っちゃいました
新学期や新しい世界に踏み込むときに、新しい自分を装おうとか、自分を素敵にみせようとか、ありのままの自分を変えてみたくなります
オシャレが楽しすぎて、本当の自分の良さを忘れてしまったり
でも、あまりにも自分らしさを見失うと、ちょっと失敗してしまうことってありますよね
自分では似合っている、かっこよくなった、可愛くなったと思っていても、周りのみんなから不評なときってあります
「せっかくオシャレしたのに」とガッカリしてしまうけれど……
裏返せば、みんなは、いつもどおりの私が好きでいてくれているんだと思うと、ちょっとうれしくもあります
オシャレしても、ありのままの自分の良さを忘れずにいたいです
茶箱
いろいろな動物がでてきて、にぎやかな絵本です
絵本『ダンデライオン』の秘密ードン・フリーマンー
『ダンデライオン』の作者はアメリカ人のドン・フリーマンさんです
ドン・フリーマンさんの絵本では『くまのコ-ルテンくん』シリーズが有名です
そのほかにも動物が生き生きと描かれた、かわいい絵本をたくさん生み出しています
他の絵本も大注目です
★『くまのコ-ルテンくん』
松岡 享子 (翻訳)
くまの人形と女の子の心温まる絵本
★『くまのビーディーくん』
松岡 享子 (翻訳)
ぜんまい仕掛けのぬいぐるみ、くまのビーディーくんの絵本
★『子リスのアール』
山下 明生 (翻訳)
自分でドングリを見つけようとする子リスの冒険物語の絵本
★『やぎのグッドウィン』
こみや ゆう (翻訳)
元気なオスのまっしろな子やぎのグッドウィンは、絵の具のチューブを夢中になって噛みはじめて、大変なことになってしまいます!
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