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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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2023年中学受験で出題された小説本12冊がおもしろい!【入試出題箇所も調べてみました】

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茶箱

2023年、私立中学入試で出題された本12冊を紹介するわよ

 

 

中学受験に出題される本は、長い間読まれてきた本や、芥川龍之介や太宰治などの文豪の本、とてもピュアでいい子が登場する児童書などが使われると思っていると、ビックリしちゃうはずです。

 

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茶箱

中学入試で出題される小説って、最近出版された人気作家の本や、大人が読んでも読みごたえある本がたくさんあって、おもしろいのよ

 

*本のリストを見たい方は「目次」から一気に見られる「2023年私立中学の入試で出題された本まとめ」をおすすめします。

 

 

開成中学校『終点のあの子』

 

 

【著者】柚木麻子

【出版社】文藝春秋社

 

2023年の開成中学で出題されたのは、人気作家の柚木麻子さんのデビュー作『終点のあの子』でした。
2010年出版された本です。

 

『終点のあの子』は、4つの連作短編集「フォーゲットミー、ノットブルー」「甘夏」「ふたりでいるのに無言で読書」「オイスターベイビー」が入った本です。

4つの短編は、とある私立女子高校の同じクラスの子たちの物語になっています。

 

どの子にも、いろんな心の葛藤があり、彼女たちの繊細なガラスの心が上手に書かれた作品です。

 

憧れ、嫉妬、自意識過剰。
女子心はいくつになっても、いろんなものであふれているんだなと思う一冊です。

 

★2023年2月開成中学の入試問題で出題されました。

出題短編「フォーゲットミー、ノットブルー」
主人公:希代子 内部進学した高校1年生

出題箇所は、外部進学してきた朱里ともっと親しくなりたい希代子の気持ちが強く書かれているシーン
*アマゾンでは「試し読み」があり、「フォーゲットミー、ノットブルー」はかなりの量が読めます。

 

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茶箱

男子中学校なのに、女子高校生のナイーブな心情を問いているのがおもしろいですよね。

 

★昨年2022年の開成中学の入試問題で出題された本は森沢明夫さんの『おいしくて泣くとき』でした。

お父さんが「子ども食堂」のオーナー、中学3年生心也の物語です。

 

 

 

麻布中学校・浦和明の星女子中学校『タイムマシンに乗れないぼくたち』

 

 

【著者】寺地はるな

【出版社】文芸春秋社

 

『タイムマシンに乗れない僕たち』は、2022年に出版された7つの短編が入った本です。

実はこの本、私にとっては「読んだけれどあんまり記憶に残ってないレベル」の本だったのですが、2023年の中学入試で話題になった本の一冊になりました。

 

7つの物語はどれも、周りからみれば「変わった人」たち、社会のなかで生きにくさを感じている人たちが主人公になっています。

でも、そんな彼らのその生き方をわかってくれる人もいます。
そして、その生き方をうらやましいと思っている人もいるのです。

どんな生き方でも、自分が納得して、自分らしく生きられればいいな~と思える本です。

 

★2023年1月に浦和明の星女子中学、2月には麻布中の入試問題で出題されました。

 

出題短編「タイムマシンに乗れないぼくたち」

主人公:12歳の草児 両親が離婚し学校にも家庭でも孤立を感じている

麻布中、浦和明の星中とも出題箇所はほとんど同じ

 

麻布:転校前の友達、文ちゃんのこと➡今の学校、今の家庭の状況➡休館の博物館で男と出会う➡すこしずつ良い方向へ動きだすシーンから最後まで(短編ほぼまるごと)


浦和明の星:今の家庭の状況(母親の休みが無くなる)から最後まで

 

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茶箱

新しい生活になじめない、モヤモヤした小学生の気持ちを読み解くのが問題にしやすかったのかな。

 

★昨年2022年の麻布中学校の入試問題で出題された本は、くどうれいんさんの『氷柱の声』でした。
東日本大震災を盛岡市で被災した経験をもつ女性、伊智花の物語です。

 

 

 

駒場東邦中学校『マイスモールランド』

 

 

【著者】川和田 恵真

【出版社】講談社

 

第72回ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞・特別表彰を受けた映画「マイスモールランド」を監督自身が小説化した本です。

 

主人公は日本に住んで12年、幼いころから日本で育ち高校に通うクルド人の少女サーリャ。

 

ある日突然、日本に来てからずっと申請していた難民認定が不認定に決まったため、在留資格を失ったサーリャの家族は、就労を禁じられ、自由に移動することもできなくなってしまいます。

さらに父親は入管に収容されてしまうのです。


現代社会の不条理を問い、居場所を求めて闘う少女サーリャの物語です。

 

大きくニュースにならないから知らなくていいわけではない。

 

大人を含めて、良いとか悪いとかではなく、知らなくちゃいけない現実がすぐそばにあることに気づかせてくれる物語だと思います。

 

★2023年2月駒場東邦中学校の入試問題で出題されました。

主人公:クルド人で日本在住の女子高生のサーリャ

出題箇所

友聡太くんと妹、弟と4人で秩父に出かけるシーン➡山中先生と話すシーン➡入管に収容されている父親と話すシーン

 

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茶箱

本を読むことの素晴らしさって、自分の知らない世界や、社会のいろいろなことに目を向けることができることだと思うわ。

 

★昨年2022年の駒場東邦中学校の入試問題で出題された本は相沢紗呼さんの『教室に並んだ背表紙』でした。
学校や家庭に居場所がないと感じている、思春期の女子中学生たちの日々を描いた物語です。

 

 

 

海城中学校『夜に星を放つ』

 

 

【著者】窪美澄

【出版社】文芸春秋社

 

第167回直木賞に選ばれた話題の本が出題されました。

 

『夜に星を放つ』は5つの短編が入った本です。

 

主人公は年齢も性別も違いますが、どの人たちも、なんだかさみしくて切ない時をすごしています。

読みやすいのですが、人物の気持ちがきちんと、そしてしんみりと伝わってくる文章でした。

 

★2023年2月海城中学校の入試問題で出題されました。

出題短編:「星の随に」

短編「星の随に」主人公:小学4年生の想くん

義母によって家から閉め出された想くんがおばあさん佐喜子さんのお宅にお邪魔する➡友達の中条くんに東京大空襲のことを教えてもらう➡離婚した母親の夢を見るシーン 

 

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茶箱

つらい目にあっているのに、義理の母親をかばうことで家庭のなかでの居場所を確保しようとする子どもの姿になんともいえない気持ちになったわ。

 

★昨年2022年の海城中学の入試問題で出題された本は、麻布中学と同じ、くどうれいんさんの『氷柱の声』でした。
東日本大震災を盛岡市で被災した経験をもつ女性、伊智花の物語です。

 

 

 

聖光学院中学校『たそがれ大食堂』

 

 

【著者】坂井希久子

【出版社】双葉社

 

聖光中学では、2021年9月に出版された本、地方都市にあるマルヨシ百貨店の大食堂が舞台のお仕事物語が出題されました。

 

大食堂新マネージャーの美由紀は、新料理長の智子と、もともと働いている料理人たちとのイザコザをうまくまとめ、大食堂存続のために新メニューの開発を考え、てんてこ舞いの日々を送りながら成長していきます。

 

大人の世界の物語ですが、美由紀さんにはシングルマザーで子どもがいるし、美由紀の人事異動の原因となったお得意様の子どもがでてきたり、子どもは作中にチョコチョコ登場します。

 

レトロブームにのった食堂メニューや、SNSを使った宣伝などが出てくるので、今どきの子どもにも読みやすい内容です。

 

★2023年2月聖光学院中学の入試問題で出題されました。

主人公:大食堂のマネージャーに就任した美由紀

出題箇所

新しくデパートの食堂の料理長に就任した智子と、長年食堂で働いている料理人、中園のと新オムライスをめぐる争い

 

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茶箱

おいしそうな料理の描写を真剣に読んでいると、お腹がへってくるのよね。

 

★昨年2022年の聖光中学の入試問題で出題された本は、村木美涼さんの『商店街のジャンクション』でした。

社会での生きづらさを感じている大人3人が、着ぐるみのチョッキーの中に入ることで何かをみつける物語です。

 

 

桜蔭中学校『ひみつの犬』

 

 

【著者】岩瀬成子

【出版社】岩崎書店

 

『ひみつの犬』は今回紹介しているなかでは唯一の児童書ですが、ページ数264ページと読みごたえたっぷりの児童書です。

 

おどろくことに2022年10月に出版された本が出題されました。

 

黒が好きで、服も持ち物も黒づくしという小学5年生の羽美ちゃん。

 

同じマンションに引っ越してきた小学4年生の細田くんの相談にのるうちに、誘拐、空き巣、カエンビン、へんな手紙と、周りの大人たちとの関り合いから、さまざまな問題にぶつかります。

 

「自分が人のためにおこなっていることはおせっかいなのか?」

「人のための親切は、実は自己満足なのか?」

 

羽美、細田くん、羽美のお姉ちゃん。
子どもたちのゆれる心が、ていねいに書かれた物語です。

 

★2023年2月桜蔭中学の入試問題で出題されました。

主人公:小学5年生の羽美

出題箇所

ショッピングセンターの前でおばあちゃん(今井さん)と出会うから土手のベンチでのお姉ちゃんとの会話のシーン

 

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茶箱

小学生くらいになると誰しもが「あれ?」と思うような感情が書かれているシーンが問題文になっていたわ。

 

★昨年2022年の桜蔭中学の入試問題で出題された本は、高柳克弘さんの『そらのことばが降ってくる保健室の俳句会』でした。
保健室登校をしている中学1年生ソラが俳句をとおして自分の気持ちと向き合うようになる物語です。

 

 

 

豊島岡女子学園中学校『博士の長靴』

 

 

【著者】瀧羽麻子

【出版社】ポプラ社

 

豊島岡女子学園中学では、2022年3月に出版された、お天気を研究する藤巻昭彦博士の家族の物語で、6つの連作短編集の本『博士の長靴』が出題されました。

 

1958年から2022年、4世代にわたる家族の物語です。

 

『博士の長靴』は、短編のタイトルが、すべて二十四節気になっています。
なぜなら、藤巻家では二十四節気のほぼすべてについて、この日にはこれをするという決まり事があるからなんです。

 

二十四節気について知るキッカケにもなりますよ。

 

私的には、6つの短編のうち、中学受験で出題されるなら6つめの「2022年立春」(主人公は和也の娘の息子、小学校2年生玲くんの物語)ではと思っていたので、ちょっとビックリしました。

 

「2022年立春」も、とてもいい物語なので、ぜひ読んでほしいです。

 

★2023年2月豊島岡女子学園中学の入試問題で出題されました。

短編「1975年処暑」

短編「1975年処暑」の主人公:藤巻博士の教え子、大学生の光野くん

出題箇所

藤巻先生(昭彦)の教え子である大学院生の僕(光野)が、藤巻先生の息子和也の家庭教師をするシーン

 

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茶箱

家族って価値観が違っていても、理解しあえないことがあっても、相性があわなくても、なんかどこかで繋がっているんだよな~と思える物語だったよ。

 

★昨年2022年の豊島岡女子学園中学の入試問題で出題された本は、あさのあつこさんの『ハリネズミは月を見上げる』でした。
引っ込み思案な鈴美と、凜とした雰囲気を纏う比呂。高校2年生少女二人の成長、友情物語です。

 

 

 

渋谷教育学園渋谷中学校『競歩王』

 

 

【著者】額賀澪

【出版社】光文社

 

だれでも自分の実力や人生に行き詰まりを感じている、自分に自信がなくなっているときってありますよね。

 

渋谷教育学園渋谷中学校では、そんなスランプ中の小説家と長距離に見切りをつけ競歩を始めた選手の物語『競歩王』(2019年出版)が出題されました。


二人の大学生が、苦しみながらも未来につながる何かを見つけようとする青春物語です。

 

「競歩」という地味なイメージの強い競技の面白さも楽しめる本です。

 

★2023年2月渋谷教育学園渋谷中学校の入試問題で出題されました。

主人公:かつて天才高校生作家といわれた大学生の榛名忍(スランプ中)

出題箇所

取材のため後輩の競歩選手八千代くんの合宿に同行するシーン

 

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茶箱

競歩というスポーツにも興味がわく物語よ。

 

ラ・サール中学校『タダキ君、勉強してる?』

 

 

【著者】伊集院静

【出版社】集英社

 

ラ・サール中学では、西山忠来(タダキ)少年から伊集院静になるまで、作者自身が、自身の人生の節目節目に出会った先生たちについて書いたエッセイが出題されました。

 

人生を導いてくれた人たち、お世話になった人たちを先生とよび、そんな29人の先生たちとの出会いと学び、思い出が書かれています。

 

伊集院さんは在日韓国人2世ということで、子どもの頃は苦労したこともあったようです。

 

エッセイ前半部分の子ども・学生時代のエッセイは読みごたえあります。

特に伊集院さんのご両親からの言葉はどれも心に響くものでした。

 

★2023年1月ラ・サール中学の入試問題で出題されました。

主人公:タダキくん(作者の伊集院静さん)

出題箇所

タダキ君が小学校1年生の担任、高木先生のはなし

 

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茶箱

伊集院先生の子ども時代から今に至るまでのエッセイは、なかなか波乱万丈でおもしろくもあり涙もありました。

 

★昨年2022年のラ・サール中学の入試問題で出題された本は、谷瑞恵さんの『神さまのいうとおり』でした。
主夫の父親が農業をやるために田舎に引っ越してきた家族の物語です。

 

 

 

西大和学園中学校『三千円の使い方』

 

 

【著者】原田ひ香

【出版社】中央公論社

 

西大和学園中学では、テレビドラマにもなった話題の小説『三千円の使い方』(2018年出版)が出題されました。

会社員の美帆、主婦の姉・真帆、母・智子、祖母・琴子といった御厨家の女性たちは、人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか、「節約」をテーマにした家族小説です。

「おカネの話はタブー」なんて時代は終わり、おカネとどう付き合っていくかが大切になっている今こそ、子どもたちにも読んでみてほしい本です。

★2023年1月西大和学園中学校の入試問題で出題されました。

主人公:会社員の美帆

出題箇所第1話の美帆が保護犬と出会うシーン

 

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茶箱

ドラマにもなり話題の小説が中学入試に登場です!

 

★昨年2022年の西大和学園中学校の入試問題で出題された本は、眞島めいりさんの『夏のカルテット』でした。
夏限定のバンドを結成した中学1年生4人の物語です。

 

 

 

栄東中学校『花屋さんが言うことには』

 

 

【著者】山本幸久

【出版社】ポプラ社

 

栄東中学の出題された本は、ブラック企業を辞め花屋さんで働き始めた24歳の女性、紀久子が主人公の8つの連作短編集『花屋さんが言うことには』(2022年3月)です。

 

人生に疲れ切った紀久子が花屋で働きながら、花を求めるお客さんのそれぞれの想いを知るうちに、自分の心にもう一度向き合ってみようとする、お仕事成長物語です。

 

短編タイトルは「泰山木」「向日葵」「菊」など、お花の名前になっているので、どんな花なのか調べながら読むのも楽しい本です。

 

★2023年1月栄東中学校の入試問題で出題されました。

出題短編「向日葵」

出題短編「向日葵」主人公:花屋の紀久子

中学2年の男子が引っ越しをする女の子に渡す花を買いに来るシーンから最後まで

 

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茶箱

出題された短編「向日葵」は、女子心がわからない中学男子が、とっても可愛い物語だったわ。

 

★昨年2022年の栄東中学校の入試問題で出題された本は、青山美智子さんの『鎌倉うずまき案内所』でした。
悩める人たちにアドバイスをくれる、不思議な案内所の物語(短編集)です。

 

 

 

専修大学松戸中学校『夏の体温』

 

 

【著者】瀬尾まいこ

【出版社】双葉社

 

専修大学松戸中学校で出題された本『夏の体温』(2022年3月出版)は、2023年の中学受験で大きな注目を集めた本の1冊になりました。
専修大学松戸中学のほか、多くの中学校で出題されたからです。

 

『夏の体温』は、3つの物語が入った本です。

二つの中編小説

①「夏の体温」(経過観察で1ヶ月以上入院している小学3年生の瑛介の夏休みの物語)②「魅惑の極悪人ファイル」(容姿にコンプレックスを抱く、内向的な大学生の早智の物語)

ひとつの短編小説

③「花曇りの向こう」(転校したばかりの中学生の物語)

 

3つの作品はまったくちがう内容なのですが、自分の本当の気持ちがうまく言えない、表現できない、自分に自信がないから自分と誰かを比較したり、自分自身を決めつけていたりする自分が、人とふれあうことで成長していく物語です。

 

★2023年1月専修大学松戸中学中学の入試問題で出題されました。

出題短編:「夏の体温」

 

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茶箱

子どもの内に秘めたモヤモヤって、けっこう気づいてあげられないのよね。

 

★昨年2022年の専修大学松戸中学の入試問題で出題された本は、佐藤いつ子さんの『キャプテンマークと銭湯と』でした。
サッカークラブで、新メンバーにキャプテンマークを奪われた男子中学生の物語です。

 

 

 

【2023年私立中学入試で出題された小説本】12冊のまとめ

 

【2023年私立中学入試で出題された本】はいかがでしたか?

 

中学受験問題にこんなにおもしろい本、最近出版された本が出題されるのかと、ビックリしたはずです。

 

気になったらぜひ手に取って読んでみてくださいね。

 

● 2023年開成中学校入試出題本『終点のあの子』

4つの連作短編集。とある私立女子高校の同じクラスの子たちの物語

● 2022年開成中学校入試出題本『おいしくて泣くとき』

お父さんが「子ども食堂」のオーナー、中学3年生心也の物語

 

● 2023年麻布中学・浦和明の星中学校入試出題本『タイムマシンに乗れないぼくたち』

短編集。「普通」が求められる社会に生きにくさを感じている人たちの物語

● 2022年麻布中学校入試出題本『氷柱の声』

東日本大震災を盛岡市で被災した経験をもつ伊智花の物語

 

●  2023年駒場東邦中学校入試出題本『マイスモールランド』

幼いころから日本で育ち高校に通うクルド人の少女サーリャの物語

●  2022年駒場東邦中学校入試出題本『教室に並んだ背表紙』

学校や家庭に居場所を感じられない女子中学生たちの物語

 

● 2023年海城中学校校入試出題本『夜に星を放つ』

5編の短編集。さみしくて切ない時を過ごす人たちの物語

● 2022年海城中学校入試出題本『氷柱の声』

東日本大震災を盛岡市で被災した経験をもつ伊智花の物語

 

● 2023年聖光学院中学校入試出題本『たそがれ大食堂』

デパートの大食堂で働く女性のお仕事成長物語。

● 2022年聖光学院中学校入試出題本『商店街のジャンクション』

社会での生きづらさを感じている大人3人の着ぐるみをめぐる物語。

 

● 2023年桜蔭中学校入試出題本『ひみつの犬』

黒が好きな小学5年生の羽美ちゃんの成長物語

● 2022年桜蔭中学校入試出題本『そらのことばが降ってくる 保健室の俳句会』

保健室登校をしている中学1年生ソラが俳句をとおして自分の気持ちと向き合うようになる物語

 

● 2023年豊島岡中学中学校入試出題本『博士の長靴』

6つの連作短編集。お天気を研究する藤巻昭彦博士の4世代にわたる家族の物語。

● 2022年豊島岡中学校入試出題本『ハリネズミは月を見上げる』

引っ込み思案な鈴美と、凜とした雰囲気を纏う比呂。高校2年生少女二人の成長、友情物語。

 

● 2023年渋谷教育学園渋谷中学校入試出題本『競歩王』

スランプ中の小説家と長距離に見切りをつけ競歩を始めた選手、ふたりの大学生の青春物語。

 

● 2023年ラ・サール中学校入試出題本『タダキ君、勉強してる?』

作者の伊集院静さん自身が、自身の人生の節目節目に出会った先生たちについて書いたエッセイ。

● 2022年ラ・サール中学校入試出題本『神さまのいうとおり』

主夫の父親が農業をやるために田舎に引っ越してきた家族の物語。

 

● 2023年西大和学園中学校入試出題本『三千円の使い方』

人生の節目とピンチを乗り越える!お金をテーマにした家族物語。

● 2022年西大和学園中学校入試出題本『夏のカルテット』

夏限定のバンドを結成した中学1年生4人の物語。

 

● 2023年栄東中学校入試出題本『花屋さんが言うことには』

花屋で働きながら自分の心にもう一度向き合ってみようとする女性のお仕事成長物語。

● 2022年栄東中学校入試出題本『鎌倉うずまき案内所』

連作短編集。悩める人たちにアドバイスをくれる不思議な案内所の物語。

 

● 2023年専修大学松戸中学校入試出題本『夏の体温』

自分の本当の気持ちがうまく言えない、表現できない人たちの物語。

● 2022年専修大学松戸中学校入試出題本『キャプテンマークと銭湯と』

サッカークラブで、新メンバーにキャプテンマークを奪われた男子中学生の物語。

 

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茶箱

受験国語の攻略のために、どんな本が中学受験で出題されたかを知るのは大事よね

 

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