2023年10月30日更新
【ロボット タング】シリーズ を紹介します
タイトルだけでは、シリーズの順番がわかりにくいので注意してください。
シリーズの順番に読むのがおすすめです。
【最新情報】2023年11月現在
2023年10月6日に第6巻の『ロボット・イン・ザ・システム』 が出版されました。
本作をもって、このシリーズは一端しばしのお休みに入るそうです。
【ロボット タング】シリーズ は、ロボットに興味がある、子育て中の人、家族の話が好きな人におすすめの本です
- 【ロボット タング】シリーズ
- 第1巻ロボット・イン・ザ・ガーデン』(文庫本)
- 第2巻『ロボット・イン・ザ・ハウス』(文庫本)
- 第3巻『ロボット・イン・ザ・スクール』(文庫本)
- 第4巻『ロボット・イン・ザ・ファミリー』(文庫本)
- 第5巻『ロボット・イン・ザ・ホスピタル』(文庫本)
- 第6巻『ロボット・イン・ザ・システム』(文庫本)
- <まとめ>紹介した本リスト
【ロボット タング】シリーズ
【著者】 デボラ インストール
【出版社】小学館
【ロボット タング】シリーズ はこんな本・あらすじ
舞台はAIが活躍する近未来のイギリス。
ある日、自分の庭にぼろぼろのロボットが捨てられていた!
そのロボットがきっかけで、家族(奥さん)との関係が後戻りのきかないものになってしまった、ダメ男ベンは、ボロボロ男の子ロボットタングを直そうと旅にでます。
ぼろぼろ男の子ロボットタングを救う・育てることでダメ男のベンがは成長し、ベンの家族も好転していく物語です。
2作、3作、4作、5作、6作目と、ロボットのタングとベン家族とのストーリーは続いていきます。
新しい家族も増えて、すこしづつ家族の状況は変わっても、ロボットのタングを中心に家族はワンチームになって絆を深めていくのです。
なによりも【タング】シリーズ の魅力は、ロボットのタングの可愛らしさです。
タングは、感情をもっていて、好き嫌いもはっきりしています。
最先端のピカピカのロボットではありませんが、家族にも友達にも、みんなに愛されるロボットなんです。
ロボットと暮らすってこんな感じなのかな?
【タング】シリーズ を読んでいると、かわいいタングを抱きしめたくなってしまいます。
●全巻、文庫本あり(2023年11月)
●全巻、長編小説
主な登場人
タング
かわいい男の子のロボット
ベンの家の庭に捨てられていた
タングはお役立ちロボットではなく、掃除も料理も洗濯も上手にできない
感情をもっていて、好き嫌いもはっきりしている
ベン
始めはダメ男
仕事も家事もせず親から譲り受けた家で漫然と過ごす34歳(1巻目)
ロボットタングを育てるうちに、生きることに前向きになっていく
エイミー
廷弁護士としてバリバリ働くベンの妻
ベンの姉とは親友関係にある
舞台
近未来のイギリス南部の村
読む順番
順番に読むのがおすすめです
①『ロボット・イン・ザ・ガーデン』
②『ロボット・イン・ザ・ハウス』
③『ロボット・イン・ザ・スクール』
④『ロボット・イン・ザ・ファミリー』
⑤『ロボット・イン・ザ・ホスピタル』
⑥『ロボット・イン・ザ・システム』
対象年齢
中学生・高校生くらいから大人まで
大人向けの本ですが、中学生・高校生くらいでも読みやすい本です。
*本好きの子なら小学高学年でも十分読めます
映像化されたDVD
ロボットのタングとダメ男ベンを映像で見たい人におすすめです!
2022年に公開、二宮和也さんが主演した映画『TANG タング』です。
1巻目の『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が原作になっています。
素敵な挿絵
装画は、絵本作家の酒井駒子さんの書き下ろしです。
酒井さんの描く絵と、物語のかわいいタングがマッチしています。
第1巻ロボット・イン・ザ・ガーデン』(文庫本)
あらすじ・読みどころ
●文庫本あり(2023年10月)
ロボットが家庭にいて家事をこなしてくれる、AIが日常で活躍する近未来のイギリス社会が舞台になっています。
ある朝、壊れかけ「四角い胴体に四角い頭」という、レトロな風体のロボットのタングが、自宅の庭捨てられるのを見つけたダメ男のベン。
タングに何かを感じたベンは、彼を直してやるため、作り主を探そうとアメリカに向かう。
そこから、中年ダメ男と時代遅れのロボットの世界をめぐる珍道中が始まります。
タングとベンは日本にもやってくるよ!
第2巻『ロボット・イン・ザ・ハウス』(文庫本)
あらすじ・読みどころ
●文庫本あり(2023年11月)
ベンと元妻エイミーに女の子ボニーが生まれます。
「妹」ができ「良き兄になろう」と頑張るタングですが、なかなかうまくいきません(笑)。
逆にタングは、癇癪を起こしたり、焼き餅を焼いたり、ベンとケンカしてプチ家出したりと、家族のトラブルメーカーに。
それでもちょっぴり成長した「お兄ちゃんタング」の可愛さと奮闘ぶりが楽しめます。
さらに、微妙な関係のベンと元妻エイミー家に、新キャラロボットのジャスミンも登場します!
変化しつつあるベン家族の姿が、楽しめます。
タングとボニーだけでなく、タングとジャスミンの関係も読みどころです
第3巻『ロボット・イン・ザ・スクール』(文庫本)
あらすじ・読みどころ
ベンと元妻エイミーの娘ボニーは4歳になり、プレスクールに通い始めます。
そんなある日、突然タングが「僕も学校に行きたい」と言いだします。
果たしてタングは人間の学校に入学できるのか、そしてタングは学校でうまくやっていけるのか?
学校をめぐり思わぬ展開がまっています!
2作目から、家族になった優秀なロボット、ジャスミンも未経験の領でに挑戦しますが……。
別れ、そして子育てのバタバタが書かれています。
子育ての大変さは、全世界共通ですね(笑)
学校への考え方が、イギリスと日本では違うのも、「へぇー」と勉強になります
第4巻『ロボット・イン・ザ・ファミリー』(文庫本)
あらすじ・読みどころ
元ダメ男ベンは40歳になりました。
またもや家の前に捨てられていた新しいロボット、黄色のゴム手袋をした謎のロボット・フランキがベンファミリーに仲間入りします。
難しいお年頃のタングと、コミュニケーションが苦手なベンの娘ボニーは、フランキーが加わり、上手くいかないことも。
ボニーの教育をめぐる難しい問題に直面する、ベン夫妻も書かれています。
さらにベンの姉ブライオニー一家にも、事件が!
トラブル続出の毎日の中で、少しずつ成長していく可愛いタング、ダメ男から父親へと変わっていくベン。
ふたりとも1作目の『ロボット・イン・ザ・ガーデン』から比べると、だいぶ変わっています。
ステイホーム期間に著者が書いた『ロボット・イン・ザ・パンデミック』も収録しています。
子どもって、親の思い通りにはならないんですよね
子どもだってひとりの人間だものね
第5巻『ロボット・イン・ザ・ホスピタル』(文庫本)
あらすじ・読みどころ
生意気盛り、でもやっぱり甘えん坊で心優しい可愛いロボット・タングが大きく成長します。
長かったパンデミックが終息したけれど、タングとベン一家は相変わらず、難題が満載!
ベンが大怪我を負い病院へ行くことになり、タングは病院で働くことに興味を持ち始めます。
学校を辞め家庭で学んでいる娘ボニーも、介護ロボットのフランキーも元気いっぱいです。
そして、前作から家族の関係がかなり微妙なベンの姉ブライオニーは新しい一歩をふみだします。
タングはエイミーの出産を手伝った時から抱いていた助産師への夢へ向かい始めます。
それぞれが、新しい一歩を踏み出すダン一家です
第6巻『ロボット・イン・ザ・システム』(文庫本)
あらすじ・読みどころ
イヤイヤ期の難しいお年頃の小さな可愛いロボット・タングは、ベン一家とともに、人間社会のなかに溶け込んでいき、成長しました。
が、老婦人ミセス・カッカーが、ベン一家に同居することになったり、ベンの姉ブライオニーの一家にも悩みがあり、相変わらず問題が多発します!
ティーンエイジャーとなり、ロボットである自身のアイデンティティに悩み、同級生の女の子にほのかな恋心を寄せたりするタング!
そんななかで、ベンの親友カトウが東京から緊急渡英。
ミステリーちっくな展開になっていきます。(第1作目に登場したボリンジャーがまたもや登場します)
衝撃のクライマックスが待っています。
残念ですが、出版社の小学館によると「実は本作をもって、このシリーズは一端しばしのお休みに入ります。」とのことです。
タングの成長、変わっていくベン一家を見続けて、本当に楽しかったです
<まとめ>紹介した本リスト
【ロボット タング】シリーズ を紹介しました。
ロボットに興味がある、子育て中の人、家族の話が好きな人におすすめの本です
茶箱
可愛いロボットのタングに、メロメロになってしまうはずです
またいつか、成長したタングに会えるのを楽しみにしています