『ともだち』

【著者】リンダ・サラ
【絵】ベンジー・デイヴィス
【翻訳】しらいすみこ
【出版社】ひさかたチャイルド
『ともだち』あらすじ
あたらしい友達ってどんな子なのか、ちょっと心配になっちゃいますよね。
しかも、仲よしの友達が自分より先に新しい友達と仲良くなってしまったら……。
自分だけ仲間はずれのような気分になってしまう。
そんな気持ちになったことありませんか?
この本の主人公ぼくも、仲良しのエドが、新しい友達シューと仲良くなっていくのがイヤなのです……。
自分といてもつまらないんだろうな。
自分の悪口を言ってるんじゃないか?
どんどん、自分勝手に悪いほうへ妄想をふくらませ、もう自分が仲間外れにされ、いじめられているような気持に!!
ぼくはこのままひとりぼっちになっちゃうのかな?
『ともだち』基本情報
● 2025年 第71回 青少年読書感想文コンクール<小学校低学年の部>課題図書
● 主人公はエドと仲良しのぼく
● ともだちのことで悩むぼくの物語
● だれもが経験したことある!だろう、勝手に自分だけ仲間はずれに感じてしまう、小さな男の子の気持ちがわかりやすい
● ぼくの友達、エドとシューがいい子すぎる
● 人生のなかで何度も経験するだろう、ともだち関係の悩みを考えるきっかけになる
● ナイーブな人におすすめ
● ページ数:32ページ
● オールカラー
● 小学1年生向け 絵本から一歩進んだ、自分ひとりで読む本としておすすめ
『ともだち』読書感想文のテーマ
『ともだち』の読書感想文のテーマになりそうなものをピックアップしてみました。
* 読書感想文の書きやすいものを選んでいます。他にもいろいろな視点から物語を読めます。
本を選ぶ時の参考にしてください。
● 自分が主人公のぼくだったら、どうするか?
● 自分がエドの立場だったら?
● 自分がシューの立場だったら?
● 自分の友達の紹介をしてみて。どうして仲良くなったのか?どんな友達なのか?
● ぼく、エド、シューとおなじような体験をしたことがあったら、それを書いてみて
● 印象に残ったシーン、言葉はあった?それが、どうして印象に残ったのか説明してみて

茶箱
本を読んだあとに、家族で本についておしゃべりしてみては。
話したなかから、本の感想を書いてみるとかきやすいと思います。
実際に大人の私が読んでみて。
『ともだち』は、生きていくうえで、だれもが何度も何度も経験する友達関係のよくある悩みのひとつが書かれている。
この本のエドとシューのように、離れていった友達を気づかってくれる友達は、貴重な存在だというリアルも知っておいてほしいなと思います。
大切な友だち、好きな友だちはひとりだけではありません。
そして、その関係がずっと同じ状態でつづくわけでもありません。
でも小学低学年のうちは、いろんな友だちと仲良くしてみるのも人生経験ではないかと思いました。
経験して、失敗してを繰り返して、友だち能力をあげていかなくては!!
『ともだち』の感想文は、書きやすいテーマだけに、文章として書くのにわりと苦労するかなと思います。
楽しく本を読んだ後、自分が友だちについてどう考えているのか、経験したこと、本のなかで一番心に残ったシーンなど、感想文で書きたいテーマを見つけてほしいです。

茶箱
自分が書きやすいテーマを選んでください。
テーマを組み合わせてみるのも、おすすめです。
『ともだち』心に残った言葉

“ぼくは、なんだか なかまはずれになった みたいな きがした”
人生で何度も何度も経験する気持ちだ……。
でも、それって自分で勝手に思い込んでいるんじゃないのかな?
大人の私が『ともだち』感想文を書いてみた
私が感想文に選んだテーマは
● 自分が主人公のぼくだったら、どうするか?
⇒自分の大切な友達が、「仲間外れする」なんて疑うな!と自分自身にアドバイスする。
『ともだち』には、生きていくうえで、だれもが何度も何度も経験する、友だち関係でよくある悩みのひとつが書かれています。
大人の私は知っています。
これから、こんな気分に何度も何度もなります。
残念ながら、大人になってからもです。
さらには、自分がぼくになるときもあれば、エドになるとき、シューになるときもあります。
大切な友だち、好きな友だちは、けっしてひとりだけではありません。
友だちを選ぶのは、自分次第です。
そして、その友だちは自分の所有物ではありません。
好きな友だちの一番になりたいと必死になったとしても、一番になれるかどうかはわかりません。
自分がどうのこうのできませんし、友だち自身の気持ちを変えることなんてできません。
もちろん、友だちにも、友だちを選ぶ自由があります。
さあ、私はまた友だちのことで悩んだら。
まずは、ちょっと一息いれて。
今まで実際に体験しわかったこと、本から学んだこと、失敗を繰り返した経験などから、培った「友だち能力」を駆使して!
そして、この本『ともだち』を読んだとき、「自分の大好きな友達が自分を仲間はずれにするだろうか?」、「仲間外れの気がする、なんて勝手に思うな!」と物語の主人公ぼくに伝えたかったことを思い出し、友だち関係に悩む自分に問いかけたいです。
紹介した本リスト
出版社の本紹介
様々な出会いがある子どもたちに手渡したい友達を受け入れるまでの心温まる物語
ぼくとエトはとっても仲良し。いつも丘の上に段ボール箱を運んで遊んでいた。
あるとき、シューがやってきていっしょに遊びたいと言った。
エトはシューと仲良くする。
ぼくは仲間外れになった気がして、2人から離れていった。「もう丘になんか行くもんか」そう思っていたある日、エトとシューがぼくを呼びにきた。
「君に、いいもの作ったんだ」それは、巨大な段ボールの車!
2人の遊びに加わるぼく。
3人の新しい関係が始まる。
