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『ライオンのくにのネズミ』2025年読書感想文課題図書 新しい友達はどんな子か知っている?

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『ライオンのくにのネズミ』

 

 

【著者】さかとくみ雪

【出版社】中央公論社

 

『ライオンのくにのネズミ』あらすじ

 


ライオンのくにのネズミ

 

あたらしい学校、あたらしいクラスに慣れたかな?

 

あたらしいお友達はどんな子たち?

 

あなたと見た目が似ていて、好きなものも似たお友達ばかりかな?

 

もし、クラスに見たこともない子がいたら、あなたは仲良くしようと思う?

 

それとも、ちょっとビビっちゃう?

 

主人公の子ねずみくんは、お父さんの仕事のため家族でネズミの国からライオンの国へやってきました。

 

ライオンの国はなにもかも大きくて、みんなライオン語をはなします。

ネズミの国とはまったく違います。

 

お父さんお母さんは、ライオンの国に慣れようとライオン語を覚えたりするのですが、子ネズミくんは、大きくて乱暴にみえるライオンくんが自分を食べてしまうのではと怖くて仕方ありません。

 

そんななかで以前ネズミの国にいたことがあるという、頭のよい小さなリスの女の子と仲良くなるのですが……。

 

さあ、子ネズミくんはこのままライオンの国で、ちぢこまり恐怖を感じながら暮らしていかなくてはならないのでしょうか?

 

最後のページにびっくりします!

ので、最後までしっかり読んでみてください。

 

『ライオンのくにのネズミ』基本情報

 

● 2025年 第71回 青少年読書感想文コンクール<小学校低学年の部>課題図書

 

● 主人公はライオンの国にやってきた子ネズミくん

 

● 動物の国の物語と思いきや……。最後に「そうなのか」と衝撃をうける

 

● 新しい環境に慣れない子ネズミくんの不安な気持ちが、ていねいに書かれていて、わかりやすい

 

● 登場人物が、かわいい動物になっているので読みやすい

 

● 登場人物が動物なので、それぞれの動物のちがいがわかりやすいく、それぞれの気持ちが想像しやすい(ライオン⇒大きく強そう ネズミ⇒小さいて弱そう)

 

● 動物が好きな人におすすめ

 

● 転校が多い人におすすめ

 

● ページ数:32ページ

 

● オールカラー

 

● 小学1年生向け 絵本から一歩進んだ、自分ひとりで読む本としておすすめ

 

『ライオンのくにのネズミ』読書感想文のテーマ

 

『ライオンのくにのネズミ』の読書感想文のテーマになりそうなものをピックアップしてみました。

 

* 読書感想文の書きやすいものを選んでいます。他にもいろいろな視点から物語を読めます。

 

本を選ぶ時の参考にしてください。

 

● 自分が主人公の子ねずみくんだったら、どうするか?

 

● 自分がライオンくんの立場だったら?

 

● 自分がリスちゃんの立場だったら?

 

● 友達の新しい発見をしたことある?それはどんなときに気づいたのか?どんな発見だったのか?

 

● 新しい友達の紹介をしてみて。どんなところが好きなのか?どんなところがかっこいいのか?おしえて

 

● 子ねずみくん、ライオンくん、リスちゃんとおなじような体験をしたことがあったら、それを書いてみて

 

● 印象に残ったシーン、言葉はあった?それが、どうして印象に残ったのか説明してみて

 

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 茶箱

本を読んだあとに、家族で本についておしゃべりするのをおすすめします。

家族で話した後だと、感想文が書きやすいと思います。

 

作者のインスタグラムも感想文の参考になります

実際に大人の私が読んでみて。

 

この『ライオンのくにのネズミ』は、わたしのお気に入りの本になりました。

 

かわいいイラストなのに、本からはなたれるメッセージは強烈に熱く強くかっこいいのです。

 

まず『ライオンのくにのネズミ』の物語設定にびっくりしました。

ライオンの国にねずみがやってくるなんて、衝撃的な内容です!

 

なぜなら小さなころに読む絵本、今までよみつがれてきた絵本は、『みにくいアヒルの子』のように、同じようでちょっと違うから仲間外れになるレベルのはなしでしたよね。

 

それが、ネズミとライオンって……。

あまりにも違いすぎじゃないですか!!

 

でも最後のページを読んで、「ああ、なるほど」と納得。

大人が読んでも、奥深いはなしなのでした。

 

グローバル化の進んだ現代では、ちょっとした違いどころか、見た目も考え方も価値観もまったく違う人たちと一緒に生きていかなけばならない。

 

そんな現代を生きる子どもたちに「絶対読んでほしい」本です。


『ライオンのくにのネズミ』の感想文は書きやすいと思います。

楽しく本を読んだ後、一番心に残ったシーンなどから、感想文に書きたいテーマを見つけてほしいです。

 

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 茶箱

自分が書きやすいテーマを選んでください。
テーマを組み合わせてみるのも、おすすめです。

 

『ライオンのくにのネズミ』心に残った言葉

 

“リスをわらうな!”

(p.20)

 

友達のリスくんのことを考えて、子ねずみくんがライオンに叫んだ言葉。

 

あんなにもライオンが怖いのに、友達のリスをおもって、おもわずさけぶねずみくん。

 

「ねずみくんカッコいい!!」と泣けた。

 

大人の私が『ライオンのくにのネズミ』感想文を書いてみた

 

私が感想文に選んだテーマは

● 自分が主人公の子ねずみくんだったら、どうするか?

⇒私は子ねずみくんより情けない大人だった。

 

私が以前住んでいた地域は、日本でありながら、韓国人の多い地域だった。

 

そのため飲食店や、美容室、食料品店など、ハングル文字でしか書かれていないお店もたくさんあった。

 

(それらは日本人だからといって入れないわけではないのだが、なんとなく入りにくいお店だった)

 

歩いていた道でふと気づくと、自分だけが日本人で、周りがみな韓国人になってしまったこともあった。

 

みんながそれぞれ大声で韓国語で話していて、何を話しているのかまったくわからず、しかも大声で怒っているように話しているのが、とてつもなく恐ろしかった。

 

(彼らはけっして怒っているわけではないし、大きな声で話すのはわりと普通のことらしい)

 

たまたま入った飲食店で、お店の人からお客さんまで、自分以外はみな韓国人のこともあった。

 

そんなときは日本にいながら、まるで自分が別の国にいるような気分になったし、なんだが店員さんみんな不愛想に思え、なにをされたわけでもないのに、なぜか怖かった。

 

(当時は日本の店員さんたちの愛想のよさが世界では珍しいとは思わなかった)


彼らはおなじアジアの人たちなので、ライオンとネズミほど見た目がまったく違うわけではないのに、直感的に「違う!」イコール「怖い」と思ってしまったのだ。

 

なぜ韓国人ばかりのなかで、ぽつんと日本人だとあんなにも怖いのだろうか?と考えてみた。

 

まずは日本にいるのに、韓国や中国人に囲まれてしまうという想定外のことに不安を感じるのだろう。

 

そして言葉がまったく理解できないのも、怖さを感じる原因のひとつだ。

 

そして何よりも報道やニュースといった情報から、自分勝手に、韓国人は日本人が嫌いなんだと思っていたからだ。

 

ようするに、実際に話したこともないだけで、韓国人を勝手に「怖い」と決めつけていたのだ。

 

実は私の「怖い」は、なにも知らないイコール「不安」だったのだ。


『ライオンのくにのネズミ』を読んで、知らないだけで、ただ怖がっていた自分が情けなく思った。

 

私は他の国ライオンの国どころか、自分の国ねずみの国、日本にいたのに。

あんなにも韓国人を勝手に怖がり、外を歩くのもイヤになっていた自分に「喝」だ!!

 

子ねずみのように勇気をもって、相手を知ろうとするだけでも「怖い」という気持ちはなくなっていただろう。

 

そうすれば、もっと韓国のおいしい食べ物に挑戦できたり、日本とは違った文化にふれたりと、日本にいながら韓国を満喫できたのにと今更ながら残念に思っている。

 

さらには最近は韓国ドラマや、韓国アイドルを見るにつれて、あのときもっと彼らを知ろうとしていれば、かっこいい韓国人と知り合いにもなれていたかもと、つくづく残念に思っているのだ。

 

紹介した本はこちら『ライオンのくにのネズミ』

 

 

出版社の本紹介

 

【書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品】
父親の転勤でライオンのくにに引っ越したねずみの家族。ライオンが怖くて仕方がない子ねずみだったが、あることをきっかけにライオンと対決することに。使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らはわかりあうことができるのか?「優しさと勇気」についての絵本としても、「国際理解教育」の教材としても読める、幅広い層に届けたい1冊。

 

『ライオンのくにのネズミ』の次に読んでほしい本『空はみんなのもの』

 

 

【著者】ジャンニ・ロダーリ

【翻訳】関口英子

【絵】荒井良二

【出版社】ぽるぷ社

 

空はひとつなのに、どうして住んでいる場所によって生き方がわかれてしまうんだろうか。

 

そんな疑問をもったことありませんか?

 

出版社の本紹介

 

空って みんなの空だよね。けっして たりなくなることなんかない。でも、どうして 大地は さかいめだらけなんだろう? イタリアの国民的な作家ジャンニ・ロダーリが軽やかな言葉でつづる、平和を問う絵本。荒井良二さんののびやかな絵が彩り、⼩さなこどもから⼤⼈にまで、より多くの人にとどく作品になりました。。