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2021年冬に読みたい【海外翻訳本】家に閉じこもって現実から離れて読みたい!年末年始の読書におすすめ本18冊

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寒い冬に家にこもって読みたくなるのが長編海外翻訳本です。

 

【海外翻訳本】は、暖かい家の中から現実を離れた違う世界にワープできる魔法をかけてくれます。

 

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茶箱

自分の知らない世界を知るスリリングな楽しさがたっぷりつまっているのよ~

 

 

2021年寒い冬に読みたい【長編海外翻訳小説】

 

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サイコパスの恐ろしさに寒くなる『ブラックサマーの殺人』

 

まず紹介したいのは推理小説『ブラックサマーの殺人』

 

 

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茶箱

タイトルは”ブラックサマー”だけど(笑)、冬読んでもハマるわよ

 

6年前に殺されたはずの女性が図書館に保護を求めて現れた!

彼女は生き返ったのか?そもそも殺されていなかったのか?

 

この事件の犯人として刑務所にいたサイコパスのキースと、キースを犯人としておいつめたポー刑事との戦いが始まる。

 

見た目は好印象、頭の回転も速いから会話も上手い、でも普通の人が恐ろしいと思うことを何とも思わない、サイコパスの恐怖にキャー。

 

そんなサイコパスが仕組んだ殺人事件の謎に、ハラハラドキドキ。

 

思ったよりも血まみれシーンは少なめなので、気持ち悪さはそれほど感じずに読めます。

 

ポー刑事が活躍する推理小説第1作目『ストーンサークルの殺人』も合わせて読むのがおすすめです。

 

 

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茶箱

よくあるパターンだけど、1作目の『ストーンサークルの殺人』の方が評判はいいわよ

 

【女子高校生探偵『自由研究には向かない殺人』】

 

 

女子高校生が学校の課題として事件を解決する『自由研究には向かない殺人』は、推理小説として楽しめるほかに、アメリカの高校生の生活をのぞける本です。

 

真相を解決しようとする女子高校生の周りの人がどんどん容疑者となっていくのが、面白くもあり恐ろしくもあります。

 

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茶箱

人間不信になりそうな推理小説よ(笑)

 

真相がわからず殺人犯とされてしまったまま自殺してしまった兄のせいで、コミュニティーで生きるのが困難になっている残された家族。

 

普通の高校生が殺人事件に巻き込まれた事件を、女子高校生が学校の課題として真相を探ろうとします。

 

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茶箱

日常に潜む、ちょっとした悪意が絡み合って起こってしまう事件がリアルで恐ろしかったわ

 

【人生経験の豊富さが事件解決へ『木曜殺人クラブ』】

 

 

3冊目におすすめしたいのは、元気いっぱいのユニークキャラの老人が大活躍する『木曜殺人クラブ』

 

人生経験豊富な老人たちが、イギリス初の高級リタイアメント・ビレッジで起こった事件を、自分たちの得意技を駆使して解決していきます。

 

年をとり辛いことも多く経験する老人たちの話ですが、全体的に笑えるシーンが多くわりとコミカルなストーリー。

 

でも、事件の結末はホロリときてしまいます。

 

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茶箱

登場する年配の彼らからあふれ出る、年をとっても衰えない知りたい欲望、悪意、そして愉快さと愛が楽しめる推理小説よ

 

【知られざる社会の闇が明らかになる『狙われた楽園』】

 

 

4作目は、3作目の『木曜殺人クラブ』と同じくコミュニティでの殺人事件が物語となった『狙われた楽園』です。

 

2020年村上春樹さんの翻訳で話題になった『「グレート・ギャツビー」を追え』の続編になります。

 

前作で登場した独立系書店「ベイ・ブックス」を営む名物店主、女好き、本好きのブルースや、「ベイ・ブックス」のあるカミーノ・アイランドに住む小説家たちも続々登場します。

 

1作目『「グレート・ギャツビー」を追え』を先に読んでから続けて読むのがおすすめです。

 

 

2作目では、ブルースたちが住むカミーノ・アイランドに大型ハリケーンが直撃した日、仲間の小説家が殺されてしまう。

 

犯人は?殺された理由は?

 

どうやら最後に残された小説が事件の謎に結びついているよう。

その小説の内容とは、恐るべきだったのです!

 

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茶箱

私は2作目のほうが楽しかったわ

ちょい悪おやじ的な本屋の店主ブルースが2作目では、なんだか常識人的ないい人になってしまったのにはビックリしたわ

 

【20世紀初頭イタリア版「家政婦は見た!」『ミシンの見る夢』】

 

 

お金持ちの家のなかの秘密をのぞいてしまう、貧しいお針子の物語『ミシンの見る夢』もおすすめです。

 

舞台は19世紀末~20世紀初頭のイタリア、貴族が存在し階級の差、男女の差が大きかった時代です。

 

そんななかでお針子としていろいろなお金持ちの家に仕事で出入りすることで、いろいろな事件に遭遇します。 

  

はたから見ればなんの苦労も不自由もないだろうと思われる人たちの裏側の実態が恐ろしいのです。

 

日本人が大好きだったテレビドラマ「家政婦はみた!」のような小説ですよ。

 

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茶箱

市原悦子さんが、物陰からお金持ち家族の秘密をのぞくシーンが懐かしくなったわ

 

【もしかしてストーカー物語?『赤いモレスキンの女』】

 

 

偶然が引き起こす男女の出会いを楽しめる『赤いモレスキンの女』は、寒い冬に心を温めてくれる一冊です。

 

舞台は2014年1月中旬から2月初旬のパリ。

 

40歳すぎの(魅力的な)男性ローランが、赤い手帳を拾ったことで物語は始まります。

 

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茶箱

下手すれば、大人のストーカー的な物語のような気もするわ(笑)

 

感じのいい、見た目のいい男(ここはポイント!)ローランは、手帳の中身から持ち主の女性が気になりだしてしまうのです。

 

弱っているとき、自分を見失っているときに、だれかが(感じのいい、見た目のいい男(ここはポイント!))必死に自分をみつけようとしていたことがうれしい女性。

 

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茶箱

女性のうれしい気持ちは共感できたわ

なので、ローランはストーカーじゃない判定よ

 

同じ作者の物語『ミッテランの帽子』もおすすめです。

 

 

パリが舞台になった素敵な偶然が導き出す幸せを味わえる作品、2冊合わせて読むのがおすすめです。

 

【人間同士の結びつきを感じられる『冬』】

 

 

家にこもり家族で過ごす時間が増える寒い冬には、人間同士の結びつきを大切に感じる可愛い表紙の『冬』を読むのをおすすめします。

 

『冬』はEUを脱退した現代のイギリスが舞台。

 

それぞれの問題を抱えた家族が集まり、ぎこちない雰囲気で過ごすことになるクリスマスを描いた物語です。

 

時はどんどん過ぎていき、忘れられてしまうものはたくさんあるけれど、変わらないものも、忘れられないものもあるたくさんあります。

 

寒くて動くのがめんどくさくなる冬には,人間同士の温かい結びつきを思い出してみませんか?

 

『冬』と連作作品になっている『秋』もおすすめ。

 

とある施設で眠る謎の老人と、かつての隣人さんだった彼を見舞う若い女性美術史家の物語で、『冬』と同じく、EU脱退をした現代のイギリス社会の中で希薄になりがちな人間関係を描いています。

 

 

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茶箱

『秋』だけ、『冬』だけでも楽しめる物語よ

 

この作品は四季4部作になっているので、まだ翻訳の出ていない『春」『夏』も楽しみです。

 

【ハチャメチャに楽しむ児童書『チョコレート工場の秘密』】

 

「あまり長い物語を読むのはちょっと時間がなくて難しいかな」という人におすすめなのが『チョコレート工場の秘密』です。

 

 

おかっぱ頭のジョニー・ディップがちょっと不気味だったあの映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作本が『チョコレート工場の秘密』です。

 

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茶箱

本も映画と同じくらいハチャメチャで面白くてビックリしたわ

 

そしてあまり知られていませんが、『チョコレート工場の秘密』には続編があり、それが『ガラスの大エレベーター』なんです。

 

 

映画にも出てきた縦横無尽に移動できるエレベーターが、続編では宇宙に飛び出してしまいます!

 

続編でも、『チョコレート工場の秘密』にでてきたチャーリーの家族も、チョコレート工場のウィリー・ウォンカも元気いっぱいです。

 

すっちゃかめっちゃかなストーリーを想像しながら読むと、せわしなく過ごしている現実世界をすっかり忘れてしまいます。

 

児童書なので2冊とも分量も少なく読みやすいから、時間がないときでも気楽に読めますよ。

 

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茶箱

冬とチョコレートって相性がいいわよね

 

【王道のミステリー『ヨルガオ殺人事件』】

 

家に閉じこもって読みたくなる【海外翻訳本】の王道は推理小説。

その中でも2021年ナンバーワンと言われている作品が『ヨルガオ殺人事件』です。

 

 

2018年に出版され話題になった『カササギ殺人事件』の続編になります。

 

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茶箱

だれにも邪魔されずひとりで部屋にこもって、お菓子とお茶をお伴に「読書に没頭したい」と思わせる本よ

 

前作の『カササギ殺人事件』を読んでなかったら、余裕があれば前作から読むのがおすすめです。

 

 

共通の登場人物も多いので、合わせて読めば何倍も『ヨルガオ殺人事件』が楽しめます。

 

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茶箱

問題は登場人物が多くて覚えるのがたいへんなことかな(笑)

 

上下巻にわかれていますが、必ず上下巻続けて読めるように計画的に読むのをおすすめします。

決して上巻だけ読んで、放置しないようにしましょう。

 

【四季を感じる絵本野ばらの森シリーズ『野ばらの村の雪まつり』】

 

 

寒い冬は、疲れた体と脳をゆっくり休めたいという人におすすめしたいのが『野ばらの村』シリーズ。

 

冬読むなら『野ばらの村の雪まつり』が一番のおすすめ。

 

『野ばらの村』シリーズは、緻密に描かれた可愛い絵で、野ばらの村の四季折々が満喫できる絵本です。

 

春はピクニックへ、夏は結婚式があって、秋は木の実の実りがあり、冬は雪を楽しむ。

 

本を読めば、アセアセする毎日のなかで忘れがちな、当たり前のように四季の自然を楽しむ幸せを感じられます。

 

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茶箱

野ばら村に住むねずみたちの暮らし、家のインテリアなどがステキなのよ

 

まとめ

 

2021年冬【海外翻訳小説】家に閉じこもって現実から離れて読みたい!本はいかがでしたか?

 

【海外翻訳本】の良さは日本とは違った文化や社会の雰囲気が楽しめること。

 

寒い冬は家に閉じこもって、心と脳だけでも海外へ飛んでみましょう。

 

●『ブラックサマーの殺人』

イギリス サイコパスの頭脳をつかった殺人

 

●『自由研究には向かない殺人』

アメリカ 日常にあふれた悪意が引き起こす事件

 

●『狙われた楽園』

アメリカ 恐ろしい社会の闇が引き起こす殺人

 

●『ミシンの見る夢』

イタリア 「家政婦はみた!」の20世紀初頭のイタリアバージョン

 

●『赤いモレスキンの女』

フランス 悪く言えばストーカ―的な大人の恋

 

●『冬』

イギリス EUを離脱した混沌とした社会のなかでの人間の結びつきは? 

 

●『チョコレート工場の秘密』

イギリス 奇想天外な展開が繰り広げられるおもしろさ

 

●『野ばらの村』シリーズ『野ばらの村の雪まつり』

イギリス 自然の四季を味わえる絵本

 

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茶箱

寒い冬に家に閉じこもって現実から離れて読みたい【海外翻訳本】は、自分の状態・状況に合わせて読む本を選んでみてね

 

紹介した本