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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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『たまねぎとはちみつ』瀧羽麻子 普通でいい、でもちょっと成長したい子どもにおすすめ本【児童書】

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茶箱

「普通でいいんだけれど、でもちょっと成長したい」と思っている人におすすめしたい本(小説)よ

 

普通でいればクラスで目立つこともないし、期待されたりすることもないし、変な目で見られることもないから、安心。

 

でも、周りのみんなはどんどん変わっていく気がする。

私はこのまんまでいいのかな?

 

とふと思う。

子どもってよくありますよね。

大人になってもよくあります(笑)

 

普通でいいんだけれど、ちょっと成長したいなと人にぜひぜひおすすめの本を紹介します。

 

この本を読んでお悩み解決『たまねぎとはちみつ』

 


たまねぎとはちみつ

 

【著者】瀧羽麻子

【出版社】偕成社

 

『たまねぎとはちみつ』おすすめポイント

 

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おすすめの年代

 

● 児童・女の子向け(小学生高学年から読める)

 

あなたに似た人はいるかな?主な登場人物

 

◆千春

小学校5年生

周囲からも自分自身も平均的な子だと思っている(それに満足している)

 

◆おじさん

世界中をめぐって仕事をしていたエンジニア・発明家

千春のことをユニークな子(個性的なセンスあり)とほめてくれた

 

◆俊太

小学校5年生

おじさんの仕事場で顔を合わせたクラスメイト

 

心に響いた言葉

 

▶▶おじさんから千春が教わったアラビア語のことわざ 

”いい日もあれば悪い日もある”という意味

 

今日はたまねぎ、明日ははちみつ

(p.43)

 

▶▶おじさんが千春にいう言葉

 

わからないことは恥ずかしくない

自分の頭で考えてみようとしないことが恥ずかしい

(p.46)

 

▶▶おじさんが千春に尋ねる言葉

 

自分のことを信じてくれない人間のことを、君は信じられるのか?

(p.121)

 

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茶箱

おじさんの言葉って、説教臭くないのに心に響くのよ

 

この本の役立ちポイント 悩み解決へ

 

おじさんと一緒に話したり、おじさんの仕事の手伝いをしているうちに千春はちょっとずつ成長していきます。

小さな一歩を一歩を進みだす千春の姿は、「普通でいいけれどちょっと成長したい」と思っている人の参考になります。

 

さらに、自分を認めてくれる人には、素直に自分の弱い部分もさらけ出して、困ったことや悩みを打ち明けて、助けてもらうのだって成長のひとつなんだとわかります。

 

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茶箱

おじさんの話は、じっくりと聞きたくなるものばかりなの

 

どんな本?あらすじ・感想

 

 

偶然出会った発明家のおじさんは、千春のよい友達になる。

 

親でもない、先生でもない、友達のパパママでもない。

他人の大人(もちろん安全な大人)と知り合い、会話をすると、子どもの世界はグッと広がります。

 

両親や身近な人には言えないようなことも、さらりと話せる大人が身近にいるなんて、幸せなこと。

 

そして、それが子どもの成長につながっていくんですよね。

 

子ども目線で読めば、日常の毎日での悩み、学校生活の中の悩みに共感できるものがいっぱいあるはず。

(お友達の誕生日会、中学受験に対する価値観の相違、運動会のリレーのバトンが怖い、お母さんに自分の気持ちが上手に伝えられないなど)

 

今までの普通でいい、注目されたくない千春だったら、あきらめてしまうこと、なんとなく流されてしまうことに、おじさんのアドバイスをもとに、きちんと向かいあっていく千春の成長していく姿はとっても頼もしく、読んでいる私たちにもパワーを与えてくれます。

 

千春は、内気で素直な小学5年生。ふとしたことで知り合った修理屋のおじさん。そのお店にいた同じクラスの俊太。季節はめぐり、千春の中で何かが変わっていく。

【引用:アマゾン『たまねぎとはちみつ』より】

 

子ども・学生向け情報

 

中学・高校受験情報

 

2020年、中学受験で出題されています。

 

感想文を書くなら おすすめテーマ

 

本を読んで一番心に残ったことを書くのが一番いいけれど、頭の中で上手くまとまらない時におすすめしたい感想文のテーマ

 

① 「平均的な自分が安心」という千春の気持ちに共感できる?

 

② 千春とおなじような悩みを持ったことがある?どう乗り越えた?

 

③ おじさんに話してみたいことってある?

 

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茶箱

私は千春の気持ちにむちゃくちゃ共感できたわ

 

あわせて読みたいおすすめ本

 

子どもって、親のみていないところでどんどん成長していくものなんですよね。

 

親でも先生でもない、大人との交流によって、いろんなことを学んでいく中学1年生のさわやかサッカー少年の物語をおすすめします。

 

『たまねぎとはちみつ』は女の子向けですが、こちらは男の子向けの物語です。

 

『キャプテンマークと銭湯と』

 


キャプテンマークと銭湯と

 

【著者】佐藤 いつ子  (作), 佐藤 真紀子 (絵)

【出版社】KADOKAWA

 

中学1年生の周斗(しゅうと)は、ずっとつけていたサッカーのキャプテンマークを、他のチームから移籍してきた大地にあっさりうばわれてしまった。

 

くわえて、くやしい気持ちが空回りして、チームメイトから孤立してしまう。

 

自分がいやになっていた周斗を救ってくれたのは、子どもの頃おじいちゃんと通った時代遅れの銭湯で交流するようになった人たちだった。

 

2020年の名門私立中学校、筑波大附属や鴎友学園女子、横浜共立学園中学校の入試で出題され、一気に注目本になりました。

 

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茶箱

友達との関係、学校以外の社会での大人たちとの付き合い、自分の壁にぶち会ったときの対処法、チームワークの築き方、親との関係

青春時代の悩みがギュッとつまった本よ

 

 

サッカークラブのキャプテンだった周斗はU‐14活動初日、コーチから入団したばかりの大地に、キャプテンを替えると告げられる。不安といら立ちの中、偶然記憶の中の懐かしい銭湯に再会したことで、周斗はたくましく成長していく。胸の奥が熱くなる、青春序章小説!

【引用:アマゾン『キャプテンマークと銭湯と』より】

 

まとめ

 

『たまねぎとはちみつ』は、「普通でいいけれどちょっと成長したい」と思っている人におすすめの一冊です。

 

おじさんとの会話に癒されながら、自分をどんどん前向きに変えていこうと思う千春ちゃんを参考に、自分自身の毎日も変えてみようと思えてきますよ。

 

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茶箱

読んでみてね

 

紹介した本リスト