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村上雅郁『りぼんちゃん』【感想】子どもに信頼される大人になろう!と思えるおすすめ本

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茶箱

ナイーブな心をもつ子どもに信頼される大人になろう!と強く思う本(児童書)よ

 

あの時考えていたこと、思っていたこと、辛かったこと、イヤだったこと、うれしかったこと、幸せだったことを覚えてますか?

 

どうして大人になったら自分が感じたことを忘れちゃうんだろう

 

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『りぼんちゃん』

 


りぼんちゃん (フレーベル館文学の森)

 

【著者】村上雅郁

【出版社】フレーベル館 

 

*『りぼんちゃん』は児童書なので、小学高学年くらいから読める本です。

 

聞いてほしいときは無視しておいて。

子どもだからって、あなどっておいて。

虫がよすぎる。

わたしたちは、そういつまでも、おとなに期待なんかしてあげないんだから。

(p.213)

 

▶▶朱里の母が、自分自身の今までの朱里への態度を反省し朱里に謝ったあとの朱里の想い 

 

自分の子ども時代を思い出して

 

子どもの頃真剣に悩んだのにどうしてわすれちゃっていたんだろう

 

大人が「はっ!」と思う物語。

 

私の言うこと聞いてないよね?お姉ちゃん(妹)のことばかり可愛がっているし

私のことは無関心だし 私にも言い分があるんだよ

今私の好きなモノや友達を知っている?

 

子どもとコミュニケーションがとれていると思っていても、子どもからしたら全然わかってないと思っているかもしれません。

 

子どもってデリケートだから

 

親が悲しむ姿は見たくないし、悲しませたくないから。

 

自分の本心を隠して明るく振舞ったり、元気いっぱい、悩みなんてまったくない風に演じているのかも

 

自分も子どもの頃を思い出して、大人になっても敏感に子どもの気持ちを理解できて、子どもの助けになれる、子どもから信頼される大人にならなくちゃなと思える本です。

 

子どもが読んだら、自分の思いを代弁してくれている!と思うはず。

 

子どもには、暴力や、ご飯がもらえないだけが虐待じゃない。

イヤなことをされたり、辛い思いをさせているのだって、虐待なんだということ。

 

そして、虐待されるのは、自分が弱いから、自分が悪いからじゃないことを知ってほしい。

 

何よりも、大人を信頼してほしいと願います。

 

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茶箱

とにかく、大人がしっかりしなくちゃいけないわ

  

あらすじ

 

 

こんな可愛い表紙から想像できない厳しい内容の本です。

 

小学校六年生の朱里ちゃんと美緒ちゃんは友達同士。

転校生の美緒ちゃんに朱里ちゃんは親切にいろんなことを教えて、自分のことをたくさん話します。

でも美緒ちゃんは自分の話をあまりしてくれません。

実は美緒ちゃん、おうちの環境のことでとっても悩んでいるんです。

 

あれ?と朱里ちゃんは気づいても、どうしてあげればいいのかがわかりません。

でも、美緒ちゃんが心配で心配でたまりません。

 

りぼんちゃんはさ、オオカミといっしょに暮らしているんだよ

朱理のクラスに転校してきた大きなりぼんの女の子、理緒。
クラスでお子ちゃまあつかいされてきた朱理が理緒のお世話係になり、
朱理の世界はあざやかなものへ変わった。
けれど、ある出来事から理緒がかかえていた痛みを、暗闇を、
朱理は知ってしまう。
この世にあふれている〈オオカミ〉とたたかうには?
朱理が、理緒が出した答えは―――?

【引用:アマゾン『りぼんちゃん』より】

 

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茶箱

子どもたちのナイーブな心に号泣

「幸せに生きるために何ができるのか?」を考える大切さを学べたわ

 

作者の村上雅郁さんとは?

 

1991年生まれの若い作家さんです。

 

デビュー作は、第2回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作の『あの子の秘密』。『あの子の秘密』は、2020年に第49回児童文芸新人賞を受賞している。

 

 

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茶箱

『あの子の秘密』も読んでみたいわ

 

次に読みたいおすすめ本

 

じんわりと子どもに響く生きるつらさを感じさせていない?

 

大人は「まさか自分が!」と思っているかもしれないけれど。

 

でも子どもにとってみれば自殺するほど辛いことだったり、自分の未来をあきらめてしまうほどのことなのかもしれません。

 

不幸な環境を仕方ないと思っている親子の物語を読んでみませんか?

 

『むこう岸』

 


むこう岸

 

生活保護をうけている家庭に育つ女の子。

 

貧しいから、生活保護を受けているからと自分の未来をあきらめてしまう彼女の思いに号泣してしまいます。

 

もちろん大人の側にも言い分はあるけれど、大人として、子どもにそんな風に思わせてしまうなんて、不甲斐ないんじゃないかと感じてしまいます。

 

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茶箱

大人にもぜったいに読んでほしい一冊よ

 

 

【著者】安田夏菜

【出版社】講談社

 

貧しさは、あきらめる理由になんてならない。有名進学校の授業についていけず、公立中学に転校した少年。父を事故で亡くし、母と妹と三人、生活保護を受けて暮らす少女。少年は「生活レベルが低い人」と少女に苦手意識を持ち、少女は「恵まれた家で育ってきたくせに」と少年の甘えを許せない。そんな反目する二人が直面する、「貧しさゆえに機会を奪われる」ことの不条理。中三の少女と少年は、いかにして「貧困」に立ち向かうのか。

【引用:アマゾン『むこう岸』より】

 

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