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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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にしがきようこ『イカル荘へようこそ』親子関係に悩む子どもにおすすめの本【小学中学年から】

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親と子って、そんなに簡単に縁が切れるものでもなく、かと思えば、簡単に疎遠になることもあって、ほんとうに難しいわね。

(p.153)

 

 

▶▶両親との関係が上手くいっていない真子へ、真子をイカル荘へ引き取ってくれた夏鈴さんがかける言葉

 

 

『イカル荘へようこそ』

 

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【著者】にしがきようこ

【出版社】PHP研究所

 

親子の関係は難しい

 

おそろしいことに、親子のちょっとしたボタンのかけ違いが、一生涯にまで影響してしまうこともあります。

 

絶縁状態とまでいかずとも、成長してもなお、あの時の親子状態は最悪だったな、親がいまだに信用できないという人もわりといますよね。

 

『イカル荘へようこそ』を読むと、親子状態が危険な状態にある人におすすめなのは第三者に間に入ってもらうことかなと思います。

 

血の繋がりがあるだけに許せないことも、第三者的目線からアドバイスをもらうと耳を傾けることができるはずです。

 

親だって子育てのプロではないし、もちろん子どもだって親という大人とどう接していいかわからないことがたくさんあります。

 

親も子どももお互いに、みんながみんな完璧じゃないからなと、ちょっとゆるやかな気持ちをもってつきあってみるのもいいのかもしれませんね。

 

そして、親子のいざこざは、上手くいけば、子ども自立を大きく促すきっかけにもなります。

悪いことばかりじゃないと思えば、心が少し楽になりますね。

 

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茶箱

親子の絆ってちょっとしたことで切れたり、繋がったりする不思議なものよね

  

あらすじ

 

 

主人公は中学二年生の真子。

中学にはいってからずっともめ続けているママとパパにうんざり。

ある日両親のけんかに耐えられず家を飛び出してしまう。

 

ある展覧会に飾られた少女の絵に惹きつけられ、その絵を描いた夏鈴さんの住む「イカル荘」で、両親に承諾のもとホームステイをさせてもらうことになる。

イカル荘にはインドネシアからの留学生デフィンもいて、楽しくにぎやかだった。

 

両親と離れた真子は、自分に対して両親に対していろんなことをじっくり考えるようになる。

 

真子は、イカル荘でいろんな人と接して生活しているうちに、家に両親といたら気づけなかったことを、教えられるわけでもなく自分で気づけ始める。

 

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茶箱

成長していく真子ちゃんの姿が目にうかぶ物語だったわ

  

にしがきようこ『イカル荘へようこそ』で悩み解決

 

にしがきようこ『イカル荘へようこそ』は、親子関係に悩む人におすすめの本です。

 

この本を読めば、親子の間にある問題解決には、第三者的な人たちとの交流や話し合いが良い解決のキッカケになるのではと、中学生の真子ちゃんが教えてくれます。

 

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茶箱

客観的に親子関係を見直すのがいいのね

  

次に読みたいおすすめ本

 

『雲を紡ぐ』

 

 

【著者】伊吹有喜

【出版社】あすなろ書房

 

2021年、都立高校の入試問題や私立中学入試問題(国語)で多く出題された物語です。

 

主人公はいじめが原因で学校に行けなくなった高校生の美緒

母と口論になり、岩手県盛岡市の祖父(ほとんど会ったことのない!)の元へ家出をしてしまう。

 

祖父は岩手県盛岡市で、羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織る「ホームスパン」の工房をもつ職人だ。

美緒は、ホームスパンの職人である祖父と一緒に暮らし、ホームスパン(織物)を教わることになる。

 

羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の「心の糸」の物語

 

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茶箱

親と子って、いくつになっても悩ましい問題なのね

 

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