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『つむじ風食堂と僕』吉田篤弘【中学受験で出題】中学の入試問題に挑戦!大人との会話を楽しむリツ君の素直さが可愛い

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 茶箱

子どもにとって親や先生とは違う大人との会話は新鮮なのよね

 

『つむじ風食堂と僕』吉田篤弘

 

つむじ風食堂と僕 (ちくまプリマー新書)

 

【著者】吉田篤弘

【出版社】ちくまプリマ新書

 

2016年、東邦大学付属東邦中学、和洋国府台女子の入試問題(国語)で出題されました。

 

あらすじ・読みどころ『つむじ風食堂と僕』吉田篤弘

 

主人公は12歳のリツ君

サンドイッチ店を営む父親と二人暮らし

 

大きなメガネをかけた少年は少し大人びていて、自分の将来について考えている

 

彼は「つむじ風食堂」に一人で食事をしに出掛け、そこで大人のお客さんに「仕事はなんですか?」と尋ねるのだ。

 

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 茶箱

リツ君は大人の話しを素直に聞いて、そこから自分の考えをまとめているのよ

親や先生といった身近な大人以外の大人との会話って子どもにとってみると新鮮なのよね

 

『つむじ風食堂と僕』吉田篤弘 中学受験生へのおすすめ度

 

★★★(3点満点中)

 

3つの短編になっていて読みやすい

 

全編リツくんが主人公でリツ君の目線で語られるので、同世代の中学受験生がリツ君の気持ちが理解できる

 

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 茶箱

将来について真剣に考えるリツ君が、身近な友達にみえてくるはず

 

2016年東邦大東邦中学の入試問題(国語)を解いてみた

 

出題された部分

 

第3章「百円玉」より

 

サンドイッチ店を営む父親の生き方が”小さい”と思っているリツ君

いつもお世話になっているアパートの大家さんのマダムや父のサンドイッチ店で働くオーリィーさんは「そうかな?」とリツ君の意見に疑問を唱える

 

リツ君は父親にサンドイッチ店についてどう考えているのかを聞いてみることにする

  

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 茶箱 

マダムとオーリィさんの話し方は、リツ君が自分で気づけるようなステキな大人の話し方なのよ

 

こんな問題だった

 

●  文章問題量はふつう 読みやすい文章

 

●  文章中に使われた言葉の意味を問う問題あり

 

●  親ではない大人との会話から、大人が伝えたいことを考える

➡はっきりと「こうだから」と言わない大人の曖昧な会話から言葉の本当の意味を考えなくてはならない

 

●  リツ君が父親の仕事への考え方を改めて知るのに気づけるか

 

●  大人たちとの会話からリツ君の考えが変わっていくのがポイント

➡リツ君が自分で考えながら答えをだしていく 大人はそのお手伝いをしているだけの関係がステキ

 

●  私的には解きやすい問題だった

➡本文中から35文字以内の文章をみつける問題があり、これがつらかった 35文字を数えるのってめんどくさい!

 

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 茶箱

リツ君はお父さんの仕事についてわかっているようでわかっていなかったのね

でも12歳で気がついたんだから立派よ

 

2016年和洋国府台女子の入試問題(国語)を解いてみた

 

出題された部分

 

第1章「路面電車」より

 

リツ君が路面電車に乗って通う「つむじ風食堂」でのシーン

食堂で一緒になった大人のお客さん(お肉屋さんと文房具屋さん)との会話

大人との仕事についての会話から、自分の将来や「幸せ」について考えるリツ君

 

気になるフレーズ

 

 

将来について考えるのと、幸せについて考えるのは同じような気がする。たぶん幸せというものが将来にあるからだろう。

 

 

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 茶箱

子どもらしい考え方よね 

大人になると将来を考えるとウンザリしちゃうことが多くなるのよね

 

こんな問題だった

 

●  文章問題量はふつう 読みやすい文章

 

●  文章中からの抜き出しや、会話文を要約して書かせたりと、高い国語力が試される問題があった

 

●  リツ君が見知らぬ大人のおしゃべりを聞くわけがわかるか

リツ君が素直に大人の会話を聞いて、さらに自分自身の将来について考えたことを読み解く

 

●  大人の仕事の悩みがわかるか

➡大人だって悩みはある 好きな仕事、誇りをもっている仕事をしていても悩みはつきない

 

● 私的にはレベルが高いと感じる問題だった

会話文を要約したり、言葉の意味を説明させたり、自分自身の文章を書く力が必要な問題だった

 

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 茶箱

見ず知らずの大人と会話をできるリツ君がスゴいわ 

身近な大人からではわからないことを教えてもらえるわね

 

 *読みどころや試験問題の感想は、あくまでも私個人の意見です。

 

紹介した本はこちら

 

続けて読みたい本は?

 

佐藤いつ子『キャプテンマークと銭湯と』

銭湯で出会った大人との関係が少年の考え方を変えていく

 

 

まはら三桃『奮闘するたすく』

小学5年生のたすくは、大好きなおじいちゃんが通うことになったデイサービス(通所介護)に付き添うことに。なぜならデイサービスのレポートを書くことになったからだ。

デイサービスにはユニークな老人たちがいた

 

 

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