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朝比奈あすか『君たちは今が世界』【中学受験】2020年複数の難関中学入試で出題された話題の本!【おすすめ児童書】

f:id:pooh70inu:20190224171712j:plain2021年4月21日更新

 

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中学生って微妙な年ごろ

親から独立したい気もするけれど、まだまだ甘えたい

  

中学時代でしか味わえない、瑞々しくもあり、もどかしい感情がたっぷり味わえます

 

朝比奈あすか『君たちは今が世界』

 

君たちは今が世界

 

【著者】 朝比奈あすか

【出版社】角川書店

 

おすすめポイント

 

● 大人は小学校時代に感じたジレンマを思い出す

 

● 小学・中学生なら共感できる部分がたくさんある

 

● 自分の生きている世界の外にも世界はあることを感じたい

 

● 子ども・大人にもおすすめの本

 

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 茶箱

ざっくり本紹介するよ

 

  連作短編小説

小学校6年生のひとつのクラスの仲間たちがそれぞれ主役になり、その子の視線で物語がつづられる。

 

クラスの同じ事件ひとつにしても、ある子の視線でみればイヤなことでも、違う子の視線でみればイイことにもみえる。

 

第一章「みんなといたいみんな」

 

主人公:尾辻文也(クラスの人気者男子に逆らえない弱気な面がある男子)

 

第二章「こんなものは、全部通り過ぎる」

 

主人公:川島杏美(学校と塾では違う一面をのぞかせる優等生少女)

 

第三章「いつか、ドラゴン」


主人公:武市陽太(人よりも動作が遅れてしまい落ちこぼれ気味だが心優しい男子)

 

第四章「泣かない子ども」


主人公:見村めぐ美(クラスの女王を疎んじながらも離れられない、自分を上手く表現できない少女)

 

4つの短編を読み終えると、それぞれの子の強さや弱さが見えてくるようになっている。

 

 子ども時代は、家庭・学校・塾といった限られた場所が”すべて”だと思ってしまうことを上手く表現した物語。

大人はだれもが、「あ~小学校のときってこんな風に感じてたよな」と思い出してしまうはず。

ありのままの小学生が、本の中に現れる。

 

 大人になると思う。当時は楽しかったかもしれないけれど、あんなに不器用で人の目が気になる毎日はもう戻りたくないな(笑)

 

 

【中学受験】中学入試出題小説

朝比奈あすか『君たちは今が世界』は、2020年の開成中学、海城中学など超難関校の入試で出題された小説として有名です。

 

2020年開成中学入試(国語)

 

出題箇所

 

第四章「泣かない子ども」

小学六年生の見村めぐ美ちゃんが主人公

 

親友女王カナをめぐる、女友達ゆなっちへのめぐ美の気持ち

クラスの女王カナに逆らえないめぐ美の気持ち

女王カナの自尊心の高さ

など小学校6年生のゆれる女心を読み解く問題

 

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 茶箱

男子校を受験する男の子に、同じ年の女の子のいやらしさ混じる気持ちを問うなんて

わりと意地悪な問題

 

2020年海城中学入試(国語)

 

出題箇所

 

第二章「こんなものは、全部通り過ぎる」

小学六年生の川島杏美ちゃんが主人公

 

保育園時代は仲良しだった杏美と香奈枝

お遊戯会での役決めのシーン

 

母親から美人な香奈枝と比べられる杏美の気持ち

 

保育園児なのに本当の気持ちを言えない、表現できない杏美の気持ち

幼い女の子の気持ち、その母親の気持ちを問う問題が出題されています。

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 茶箱

こちらも男子校ですが、女の子や母親といった女性の気持ちが問われます。

男子にわかるかな~?

 

子どもたちにぜひ読んでほしい!

 

文字量も多く大人が読むレベルの本ですが、内容は子どもでも十分理解できる本です。

というか、子どもの方が本の登場人物たちの気持ちを理解できると思います。

 

読むのはたいへんかもしれませんが、小学生高学年くらいから読めると思います。

 

次に読みたいおすすめ本 江國香織『こうばしい日々』

 

こうばしい日々 (新潮文庫)

【著者】江國香織

【出版社】新潮社

 

中学女子ならではの、もどかしい気持ちがたっぷり味わえる小説です。

 

恋とは?愛とは?

中学生の女の子が姉や母、祖母、友達、友達の母の愛の形を目のあたりにしながら、見つけ出す自分の「愛」の形はどんな形なのか?

 

恋愛小説の達人?、江國香織さんの初期の頃の作品です。

1冊の中に2つの作品が入っています。 

もう一つの作品「こうばしい日々」は、小学生11歳の男の子ダイが主人公。

11歳の男の子と12、13歳女の子の「恋」に対する気持ちを比べてみるのもおもしろいです。

「同じくらいの年齢でも男子と女子の差はかなり大きいな~」と微笑ましくなってしまいますよ。

 

 

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紹介した本はこちらから