本をプレゼントしよう

中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

※当ブログではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しています。また、商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

原田マハ『リーチ先生』【中学受験で出題】陶芸を極めた男から学ぶ生き方【小学校高学年から】

※当ブログではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しています。また、商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

f:id:pooh70inu:20190424190008j:plain
 茶箱

生活に根付いたアート「民藝」の世界が目の前に現れる物語よ

 

『リーチ先生』原田マハ

 

リーチ先生 (集英社文庫)

 

【著者】原田マハ

【出版社】新潮社

 

2019年光塩女子学院中等科、2020年立教新座中学校の入試問題(国語)で出題されました。

 

原田マハ『リーチ先生』あらすじ・読みどころ

 

プロローグ 1954年

イギリス人陶芸家バーナード・リーチが大分の焼き物の里・小鹿田を訪れる。その世話係を命ぜられた高市は、亡父・亀乃介がかつてリーチに師事していたことを知る。

 

明治~昭和時代の日本

イギリス人の陶芸家バーナード・リーチを先生と仰ぐ若き陶芸家の卵、亀乃介(高市の父)が語る物語。

 

亀ちゃんとリーチ先生は、師弟関係でもあり兄弟のような関係。

互いを思いやる愛情あふれる「亀ちゃんの青春日記」のようなストーリーになっている。

 

エピローグ 1979年

陶芸家になった高市が、心の師リーチ訪ねる。

高市と亀乃介父子の二代にわたる「リーチ先生」との関わりから、生涯をとおして陶芸を突き詰めたリーチの人生がみえる。

 

 

2019年光塩女子学院中等科の入試問題(国語)を解いてみた

 

出題された部分は物語の最初の部分

 
1954年、大分県小鹿田を訪れたリーチ先生のお世話係になった陶工見習いの高市が、リーチ先生から陶芸を教われるとワクワクするシーン

 

民藝活動で有名な陶芸家、濱田や河井についてのリーチの話し

 

リーチが父亀之助から何か遺してもらったかと高市に尋ねるシーンまで

 

*入試問題文章には、リーチ先生と亀之助の関係は書かれていない。

 

●  民藝とは何かを知っておくとわかりやすい

➡民藝が生活に根付いたものであることを知っておくと読みやすい

 

f:id:pooh70inu:20190424190008j:plain
 茶箱 

原田マハ『リーチ先生』は、”民藝”について書かれた物語だけど、ここでは陶芸について、高市とリーチ先生、ふたりの考えの違いを読み解いていくだけで大丈夫

 

陶芸・民藝という言葉や、著名な陶芸家の名前が出てくると「難しい」と思ってしまうけれど、そこは深く考えず悩まずに!

 

とにかく高市少年になりきって問題を解くのがおすすめ

 

原田マハ『リーチ先生』役立つちょこっとメモ

 

中学受験生へのおすすめ度

 

★(3点満点中)

 

中学受験生が読んでも理解できるけれど、「おもしろい物語」としてまでは読みきれないかなと思う。

 

物語というよりも、リーチ先生を通して「民藝」について学べる本として考えたほうが読みやすい。

 

厚い本で長いストーリーなので、ゆっくり読書の時間がない人にはおすすめしない。

 

 *読みどころや試験問題の感想は、あくまでも私個人の意見です。

 

紹介した本はこちら

 

続けて学ぶための本は?

 

日本民藝館へいこう

民藝についてちょっとでも知っておくのがおすすめ 

 

紹介した本リスト