茶箱
わかっていそうでわかってない自分のからだ
ちょっと具合がわるいとき、何が原因なのかが推測できればな~と思いませんか?
自分の"からだ"について基本から学べる本、児童書を中心に6冊をおすすめします。
子どもから大人まで、”からだ”について学べます。
- 『はじめての からだえほん』
- 『人間 (福音館の科学シリーズ)』
- 『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』
- 『からだのしくみを学べる! はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑』
- 『世界一やさしい! からだ図鑑 キャラでたのしく解剖生理! 』
- 『世界で一番美しい切り絵人体図鑑』
『はじめての からだえほん』
【著者】山田 真 (監修), てづか あけみ (イラスト), 文:村田弘子 (その他)
【出版社】パイインターナショナル
まずは小学低学年でも読めるレベルの本からスタート
からだのどこになんの臓器があるのか?
その臓器はどんな役割をしているのか?
食べたものがからだのどんな道をたどるのか?
わかりやすい目、耳、皮膚に注目している
カラフルで読むのが楽しい本で、からだの基本中の基本から知りましょう
色もカラフル、フリガナもついているので、絵本を読む気軽さで読めるわよ
腎臓と肝臓の区別もあやしいレベルの文系女子のわたしも無事に楽しく読みこなせたわ
それにしてもからだの仕組みって不思議よね~
よくできているのに感動するわ(笑)
『人間 (福音館の科学シリーズ)』
【著者】加古里子
【出版社】福音館書店
「だるまちゃん」シリーズや『からすのパンやさん』の絵本でおなじみの加古さんの絵で、からだや命の大切さについても学びましょう
51ページの絵本ですが内容はぎゅっと濃いものになっています。
人間とは何で、なぜ生まれてきたのか?
人間という生物が出現した背景や歴史
そのからだはどのように作られているのか?
生命の誕生や骨・筋肉・内臓・脳神経など身体各部の機能
人間が作りだした社会とは?
人間が生み出した活動と文化史
フリガナつき
小学生でもひとりで読めます。
加古さんは東京大学工学部応用化学科卒業した工学博士であり、技術士(化学)でもあります。
絵はちょっとこわい感じがしたけれど、加古さんの「子どもに自分のからだをリアルに知ってほしい」という気持ちが伝わってくる気がしたわ
じぶんのからだを命を大切にしようと思える絵本だったわ
『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』
【著者】奈良 信雄 (監修), 加納 徳博 (イラスト), こざき ゆう (著)
【出版社】ポプラ社
朝読書にぴったり
おおまかにからだのなかのことがわかったら、次のステップにしたいのは、からだの不思議なあれこれを知ること
今まで自分勝手に思い込んでいたことが実はまったく違っていたり、びっくりする発見がたくさんあります。
フリガナつき
おもしろい絵と文章で、子どもでもひとりで、ぐいぐい読めすすめられます。
からだってほんとうに不思議だよね
大人の私でも知らなかったことばかり
コミュニケーションに必要な話題ネタさがしにもぴったりの本だったわ
天気以外にからだネタが増えたわ
『からだのしくみを学べる! はたらく細胞 人体のふしぎ図鑑』
【著者】講談社 (編集), シリウス編集部 (監修), はたらく細胞製作委員会 (監修)
【出版社】講談社
マンガから TVアニメになった『はたらく細胞』が読み物になりました。
これなら朝読書でも利用できます。
アニメと同じイラストで擬人化された細胞が活躍しながら、「からだの仕組み」を解説してくれます。
イラスト満載で児童向けに書かれていますが、おとなもびっくりするほど詳細な内容です。
中高生が化学で習うレベルの内容を、自ら「読みたい!」と思わせてくれるスゴイ本です
フリガナつき
内容は高いレベルですが、小中学生でも読みやすいです。
マンガで読むよりも、まとまりよく読めたわ
細胞ひとつひとつに役割があり、からだのなかで適材適所で働いてくれているのに感動
わたしの細胞たち、毎日ありがとう!
『世界一やさしい! からだ図鑑 キャラでたのしく解剖生理! 』
【著者】松本佐保姫 (監修), あらいぴろよ (イラスト)
【出版社】新星出版社
レベルが上がってきて、小中学生ではちょっと難しい本も読んでみようかなと思ってきませんか?
でも、いきなり専門書は厳しいけれど、からだのあちこちがかわいく擬人化されたイラストたくさんの本なら、「読もう!」という気持ちになれるはず
からだの不調の原因を知るのにも役立ちます。
フリガナなし
小さい頃「お腹が痛い」というと母から「上の方が痛いの?下の方が痛いの?」ってよく聞かれたけれど、つまり「胃が痛いのか?腸が痛いのか?」ということだったみたいなのよ
胃が痛いのと腸が痛いのだと飲む薬も違うし、自己治療方法も違うものね
自分の「からだ」のことを知っておくと、不調の原因を自分なりに考える一歩にもなるわね
『世界で一番美しい切り絵人体図鑑』
【著者】エレーヌ・ドゥルヴェール (著), ジャン=クロード・ドゥルヴェール (著)
【出版社】エクスナレッジ
ひととおりからだについて学んだら総仕上げ
これからも何回もよみたくなる美しい本をおすすめします
美しいイラストとあちこちにある仕掛けが魅力のおどろきの人体図鑑です。
見た目だけでなく、きちんと人のからだの構造がすみずみまでわかるようになっていますよ
小中学生には難しい内容もありますが、美しいイラストと楽しい仕掛けを通して理解できる部分もたくさんあります。
*2017年「ボローニャ・ラガッツィ賞」ノンフィクション部門優秀賞受賞作品。
すてきな本を手に入れたうれしさも味わえるわよ
こんなに美しい本でからだについて学べるなんて、うれしすぎて泣いちゃうわ
児童書を中心に”からだ”を学ぶ本6冊を紹介しました。
私の一番のお気に入りは『世界で一番美しい切り絵人体図鑑』
子どもにぜひ読んでほしいのは加古里子さんの『人間』
茶箱
自分の”からだ”を知ると、それだけで健康的な自分にぐっと近づいた気持ちになったわ
これでもう、胃が痛いのか、腸が痛いのか説明できるしね(笑)