本をプレゼントしよう

贈り物にしたい!かわいい本をおすすめする本屋さん

みずみずしい中学時代が味える 石井睦美『卵と小麦粉それからマドレーヌ』次に読むなら江國香織『こうばしい日々』

f:id:pooh70inu:20190424190008j:plain

中学生って微妙な年ごろ

親から独立したい気もするけれど、まだまだ甘えたい

  

中学時代でしか味わえない、瑞々しくもあり、もどかしい感情がたっぷり味わえます

 

石井睦美『卵と小麦粉それからマドレーヌ』

 

卵と小麦粉それからマドレーヌ (ポプラ文庫ピュアフル)

 

【タイトル】『卵と小麦粉それからマドレーヌ』

【著者】 石井睦美

【出版社】ポプラ文庫ビュアフル

 

おすすめポイント

 

● 中学女子の微妙な心が描かれている

 

● 親もこれからの自分の生き方を考える時と重なる

 

● パパとママの愛を子どもに語れる家族関係がかっこいい

 

● 子ども・大人にもおすすめの本

 

f:id:pooh70inu:20190424190008j:plain

ざっくり本紹介するよ

 

  私立の女子中学校に入学した菜穂。

小学生の頃とは違う新しい友達と学校。周りの友達と比べると自分はちょっと子どもぽいのかな?と思っていた菜穂に大事件が!

菜穂の13歳の誕生日にママが「爆弾発言」する。

菜穂はこの状況にどう対応するのかな?

 

 友達に比べるとまだまだ子どもぽい印象の菜穂だが、周りの状況をきちんと判断できるし、素直だし、友達の良さをきちんとわかる女の子。

自分が中学生だったら友達になりたい(笑)

 

 自分が中学時代だったころの自分を思い出してしまう小説。

親への秘密も増えるし、親から離れたい気持ちもあるけれど、まだまだ親に甘えていたい気持ちもある。

大人ぽい友達の考え方にビックリしたり、憧れたり、自分が情けなくなったり。友達は好きだけどライバルのような気持ちになったりもする。

自分だけが不幸な気持ちになって、周りの人がうらやましく思ったり。

今思うと、自意識過剰で恥ずかしくもある中学時代が懐かしい(笑)

 

 愛情表現が苦手な人にはちょっと恥ずかしいくらいに、きちんと愛情を伝えられるパパとママ。

特に「ママが好き」とはっきり子どもに言えるパパがステキ!

 

 子どもが中学生くらいの親も、ちょうど自分の生き方に疑問を持ったり、新しいことに挑戦したくなる年頃。

子ども中心だった自分の人生からの卒業をして、第二の青春を始められる時期。

家族同士でお互いに自分たちの決心や新しい生き方を応援できる気持ちをもっていたいな。

 

  少女でもあり女性でもある中学生の女心をこんなにもステキな文章で描く、石井睦美さんの作品がもっともっと読みたくなった。

 

 

中学にはいって、二日目の朝だった。

「もう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」

【『卵と小麦粉それからマドレーヌ』p.4】

 

 

この小説の出だし。

とってもステキな始まり方ですよね。

 

 ▼紹介する本 画像をクリックするとアマゾンへ

 

続編もあるよ『群青の空に薄荷の匂い 焼き菓子の後に』

 

群青の空に薄荷の匂い―焼菓子の後に (ピュアフル文庫)

 

続編では菜穂は中学生から付属の女子高校に進学しています。

 

続編では、前作『卵と小麦粉それからマドレーヌ』の親友、亜矢ちゃんが主人公。

 

前作で大人ぽく菜穂のお姉さんのようだった亜矢ちゃんのほのかな恋心が描かれますよ。

『卵と小麦粉それからマドレーヌ』を読んで、亜矢ちゃんのファンになった人も多いはずです。

続編も読み逃しなく!

 

中学、高校時代に手にした「その日その日が違った別の日だった」ような、なんともいえない感情(これが青春なのかな?)をたっぷり味わえますよ。

 

子どもにも読んでほしい!

 

難しい文章もありませんし、子どもでも(小学生高学年くらい)十分に読める内容です。

どちらかといえば女の子向け。

 

大人が読めば青春時代を懐かしめますし、親子で楽しめる一冊ですよ。

 

▼画像をクリックするとアマゾンへ 

 

次に読みたいおすすめ本 江國香織『こうばしい日々』

次に読むのにおすすめは江國香織『こうばしい日々

 

こうばしい日々 (新潮文庫)

【著者】江國香織

【出版社】新潮社

 

中学女子ならではの、もどかしい気持ちがたっぷり味わえる小説です。

 

恋とは?愛とは?

中学生の女の子が姉や母、祖母、友達、友達の母の愛の形を目のあたりにしながら、見つけ出す自分の「愛」の形はどんな形なのか?

 

恋愛小説の達人?、江國香織さんの初期の頃の作品です。

1冊の中に2つの作品が入っています。 

もう一つの作品「こうばしい日々」は、小学生11歳の男の子ダイが主人公。

11歳の男の子と12、13歳女の子の「恋」に対する気持ちを比べてみるのもおもしろいです。

「同じくらいの年齢でも男子と女子の差はかなり大きいな~」と微笑ましくなってしまいますよ。

 

▼画像をクリックするとアマゾンへ 

こうばしい日々 (新潮文庫)

こうばしい日々 (新潮文庫)

 

 

おすすめ関連記事

 

紹介した本はこちらから

 

▼画像をクリックするとアマゾンへ 

こうばしい日々 (新潮文庫)

こうばしい日々 (新潮文庫)