自分の好きな本が読めなくなっちゃう!
大人の価値観だけで勝手に貸出禁止になった本を読めるようにするにはどうすればいいの?
好きなものを守るために、子どもが考えたアイディアや行動がかっこよかったよ。
『貸出禁止の本をすくえ!』
【タイトル】『貸出禁止の本をすくえ!』
【著者】 アラン グラッツ (著), ないとう ふみこ (翻訳)
【出版社】ほるぷ出版
● 本を読む権利、自分の意見を言う権利について考えてしまう本
● びっくりするような禁止本の実態があるのかも!
● 自分の立場(禁止する大人・禁止される子ども)それぞれの側の気持ちが考えられる
● 大人が読んでもおもしろい!子どものアイディアや行動力に感心する
ざっくり本紹介するよ
★ 自分の好きな本が貸出禁止になった!
理由もわからない。けれど、あの本がもう読めないなんて。
子どもだって負けてられない。貸出禁止になった本を読む方法を考え出す。
でもそれが大人にばれて大問題に。
本を読む楽しみはどうなっちゃうのかな?
★ 大人顔負けの子どものアイディと行動力、発言力にびっくり。子どもたちが自分たちだけで好きなものを守ろうとする姿が頼もしくもある。
★ 貸出禁止本をめぐる子どもと大人の考え方の違い。
どちらも自分は正しいと思っている正義があるのが難しいなと思う
★ おとなしくて自分の想いを家族にすら話せなかった少女エイミー・アンが、自分の好きな本をとり返すべく奮闘する姿がかっこいい。
子どもは大人の知らないところでどんどん成長するんだな。
★ 『マチルダは小さな大天才』『クローディアの秘密』などの物語に登場する貸出禁止の本は、実際に過去30年間でアメリカの図書館で少なくとも一度は実際に異議申し立てや貸出禁止措置のうけた本
★ 子どもたちが授業で憲法について学ぶ場面がある。二人一組になり、自分たちで調べる学習方法。アメリカの授業風景は日本とは違いおもしろそうで興味がわく。
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『ぼくらの七日間戦争』もおすすめ
日本の子どもだって負けてない!
校則で抑圧する教師や勉強を押し付ける親に対し、中学1年2組の男子生徒達が廃工場に立てこもり訴えを起こす!
中学生らしからぬ方法で大人たちの度肝をぬく物語。
自分たちの主張を自分たちなりの方法で表現する彼らがむちゃくちゃカッコいい。
次に読むなら『奇書の世界史』
『奇書の世界史』を読みたい。
【著者】三崎 律日(著)
【出版社】KADOKAWA
本繋がりで読んでみてほしい本です。
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現代社会ではありえないことが書かれた本が、当時の社会ではベストセラーになっていたり。
逆に出版当時は、バカにされたり怪しい本として取り扱われていた本が、現代では良書、当たり前のことが書かれた本になっていたり。
本をめぐる歴史はさまざまなものがあります。
過去も今も、本を評価するのはとっても難しいんですね。
私たちは歴史をお手本にして正しい判断ができるようになるんでしょうかね~?
この本はニコニコ動画などに投稿された動画を本にしたものなので、ちょっと難しいですが中学生や高校生でも読めるレベルの本になっています。
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