2021年4月21日更新
姉妹で営むかわいいサンドイッチ専門店は
困りごとを抱えた人が訪れてしまうサンドイッチ店だった
サンドイッチがあなたの問題を解決してくれる
心が温かくなる、楽しくなるサンドイッチ物語を紹介します
谷瑞恵『めぐり逢いサンドイッチ』シリーズ
【タイトル】『めぐり逢いサンドイッチ』
【著者】 谷瑞恵(著)
【出版社】角川書店
● おいしそうなサンドイッチ店で起こる物語
● サンドイッチ店で繋がる人々たちがキュート
● 食べ物のもつ記憶って強い
● とにかくサンドイッチが食べたくなる
ざっくり本紹介するよ
★ 公園のそば、レンガ色の壁と白いドア、軒の赤い屋根のかわいいサンドイッチ専門店。人気はたまごサンド。姉妹二人で切り盛り中。
お店にはサンドイッチを求めるだけではない、いろんなお客さまがやってくる
彼らの記憶にある食べ物をサンドイッチにすると
前向きな人生が開けてくる!
★ 連作短編小説
前から順番に読んでいくのがおすすめ。
★ ひとりひとり、たくさんの思い出をもっている
特に食べものに関する記憶ってすごく強いモノ
おいしかったもの、大事な人が作ってくれたものの味、人生の転換点になった食べもの
自分の思い出の食べものって何だろうか?
★ 似ていない二人の姉妹
お互いを大事に想う気持ちがかわいい。「姉妹っていいな」とうらやましく思っちゃう。
★ パン屋に集う人たちがステキなメンバー。
この中から恋愛関係も生まれるのかしら?とワクワク感もあります。
2作目『語らいサンドイッチ』
メインの登場人物は同じで、2作目が出ています。
楽しい4人の掛け合いは引き続き。
でも前作よりも恋の香りがプンプンとしていますよ。
かわいい装画 いわしまあゆさんの作品
『めぐり逢いサンドイッチ』『語らいサンドイッチ』 の表紙など装画を手がけているのはイラストレーターの、いわしまあゆさんです。
物語の内容とぴったりのおいしそうなサンドイッチが描かれています。
いわしまあゆさんの描く絵にも注目です。
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次に読むなら『小野寺の弟・小野寺の姉』
次に読むなら『小野寺の弟・小野寺の姉』をおすすめします。
同居するきょうだい繋がりということで。
少し年の離れた姉と弟の、なんでもない毎日。
ちょっとしたことでも、二人は照れ隠しのようにお互いを大切に思っているのが伝わってきて、読んでいるとほっこりする小説です。
前の失恋から次の恋に進めない弟を心配する姉
お世話になった姉の幸せを心から願っている弟
ベトベトしたり、ねっとりした歪んだ愛情ではありません(笑)
なんだか笑える姉と弟
おもしろくて、ほっこりできるよ