2021年4月21日更新
画家とモデルってどんな関係なのかな?
やっぱり親密な関係なのよね(笑)
絵画をただじっと見ていてもわからないプライベートな部分が明らかに!!
週刊誌を読むようでおもしろいよ。
『画家とモデル 宿命の出会い』中野京子
【著者】 中野京子
【出版社】新潮社
◆表紙の絵はアンドリュー・ワイエス《編んだ髪》
● 絵画に裏にかくされたドラマがあることを知る
● 画家のプライベートがわかる
● 絵画を通して歴史の勉強にもなる
ざっくり本紹介するよ
★ 18作品と画家を紹介。それぞれの絵画はカラーで見られる。時代も国もバラバラの画家が登場する。
★ 画家が作品にして残したいと思うほど愛したモデルたち。モデルたちは幸せだったのか?絵画をみているだけではわからないモデルのリアルな人生がわかる。
★ 画家がなぜそのモデルを選んだのかが見えてくる。画家自身のキャラクターも明らかになる。
★ 画家が活躍した時代の歴史や社会が丁寧に説明されている。
次に読む本 原田マハさん『楽園のカンヴァス』
【著者】原田マハ
【出版社】新潮社
上手いんだか下手なんだか、面白い伝説と作品を残している、画家アンリ・ルソーが、あなたの前にリアルに現れます。
名作「夢」 のモデルの女の子にかなわぬ恋?をするアンリ・ルソーがとってもいじらしいのですが。
彼の秘めた恋の行方は?どうなるのでしょうか?
けっこうシニアの画家ルソーが抱くモデルへの想いが、年甲斐もなくエネルギッシュでビシビシ感じられます。
美術に興味がない人でも、美術小説の世界に入りこめるおもしろさがありますよ。
*第25回山本周五郎賞受賞した作品
紹介した本リスト