赤澤竜也さんが書く『吹部』シリーズの見どころは、高校吹奏楽部の青春と強烈キャラクターの顧問の先生(笑)
高校生のさわやかな青春を吹き飛ばすほどの強烈キャラクター先生が登場するの
みんなで何かを作りあげるたいへんさと、おもしろさを本を読みながら一緒に楽しもう!
【中学受験】
2019年春日部共栄中学入試で出題されました。
(出題箇所はこのあと紹介)
赤澤竜也『吹部』シリーズ
『吹部』
【タイトル】『吹部』
【著者】 赤澤竜也(著)
【出版社】角川文庫
● 高校吹奏楽部の青春小説
● クセの強い先生(ミタセン)が登場
● 高校生ひとりひとり、それぞれの葛藤が青春
● ほのかな恋愛も書かれていている
● なにかに集中できる、ひとつになれる高校生のパワーが頼もしい
茶箱
ざっくり本紹介するよ
★ ほぼ休部状態だった浅川高校吹奏楽部に強烈な顧問ミタセンがやってくる。自分勝手ともいえるミタセンのパワーのもと部長になった沙耶は部員集めから始めることに。
そんなレベルなのにミタセンの目標は「全国大会出場!」だという。
え~!どうなるの吹部。
★ 登場する高校生ひとりひとりのキャラクターがあり、それぞれが自分なりに吹奏楽と向き合っている姿が青春に感じる。
★ 部長の沙耶と幼馴染の西大寺君。高校生らしい?、恋なのかしら?といった気持ちが書かれているのが、キュンとくる。
★ 仲間と一緒になにかを成しとげるたいへんさと楽しさが伝わってくる小説。
「吹部」赤澤竜也
— 茶箱 (@pooh70inu) 2020年8月23日
高校吹奏楽部の青春物語であり、顧問ミタセンの夢を叶える物語🎺
不思議なことに真剣に何かに取り組めば取り組むほど起こる葛藤や事件。
思春期真っ只中の若者たちよ、それが人生だ‼️
でもそれが経験になり糧になる
一気読み😺彼らの青春時間を共に味わった#読書好き#読了 pic.twitter.com/uwrFEHeOfR
中学受験で出題
2019年春日部共栄中学入試で出題されました。
出題部分は
物語の最初の方
部長の鏑木沙耶がミタセンから部員集めを強要され、幼なじみの西大寺君を思い出すシーンから
ミタセンと西大寺くんのと会話まで
茶箱
ミタセンの変態ちっくな部分も出題されています!
『吹部!第二楽章(まぁちんぐ!吹部#2)』
ざっくり本紹介するよ
★ 『吹部』の2作目。吹奏楽部とミタセンに新たな強烈キャラクターが加わる。
部長の沙耶は3年生になり高校最後の年を迎えた。そこに新たな問題が発生。強烈キャラのミタセンに加えて、かなり自己中心的なカモティという新しい顧問が登場する。
しかも、カモティはマーチングに取り組むことを勝手に決めてしまう。
ミタセンとカモティの間にはさまれる沙耶と吹部はどうなるのか?
★ 先生とは思えない、ミタセンとカモティの子どもじみた争いがおもしろい。ぜったいに巻き込まれたくないけれど(笑)
★ ドタバタとした中でも、自分なりの個性を発揮して生き生きとしている高校生たちが頼もしい。
★ 自分の個性を上手く発揮できる、アピールできる子もいれば、上手く伝えられない子、上手く表現できない子もいる。でもみんながそれぞれの得意不得意を理解していてフォローしあえる仲間たちの大切さに気付かせてくれる。
★ 部長、沙耶の悩みは尽きない。中間管理職のような沙耶のつらさ、部長としての沙耶自身の自分への厳しい評価が大人が読んでも偉いな~と尊敬。そんななかでも沙耶の周りの人たちの沙耶へのアドバイス、ヘルプが頼もしい。
心に響いたフレーズ
悩み多き沙耶に声をかける沙耶のママの一言がとってもステキ。
「まあ、なにが起こってもあなたにとってはそれが財産になるんだから心配してないわ。」
【P.18】
茶箱
そうそう、高校生のときに経験したこと一つ一つがこれからの人生に役立つのよね
次に読むなら『蜜蜂と遠雷』
音楽繋がりということで。
映画にもなったファンの多い『蜜蜂と遠雷』
4人が参加するピアノコンクールが物語になっています。
本の中から、それぞれの個性が奏でる音が聞こえてきそうな臨場感ある小説です。
4人はライバルでもありながらも、音楽を愛する仲間なんですよ。
音楽を愛する者たちのピアノコンクールを描いた作品
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