人生に行き詰ったときに元気がでてくる小説を紹介します。
家族、友達の愛が温かさ心地よく、そして明日からの日々が楽しみになれる本ですよ。
【タイトル】『虹にすわる』
【著者】 瀧羽 麻子 (著)
【出版社】 幻冬舎
● 男二人の友情小説でもあり、ちょっと遅めの青春小説でもあり、お仕事小説でもある
● 好きなことをして生きる人生を諦めない
● 読み終わった後が清々しい
● 椅子好きさんにおすすめ。椅子が小説のキー
● 前向き、元気になれる
ざっくり本紹介するよ
★ たった一人の家族おじいちゃんの心配もあり、地元に帰ってきておじいちゃんの仕事を手伝っている徳井。その地元に突然大学の後輩魚住がやってきて「二人で椅子工房をつくろう」と言い出すのだが。
★ 魚住パワーがすさまじい!余生を暮らしているような徳井にも魚住パワーのおかげで、若者らしさがでてくる(笑)のがおもしろい。
★ 魚住の彼女、胡桃もさらにすごい。自分らしい人生を突き進む強さを持ちながらも、魚住への愛情には、強さと優しさをもっている素敵な女性。
▼紹介する本 画像をクリックするとアマゾンへ
好きなことで生きていく
好きなことをして生きていきたい
好きなことを職業にしたい
だれもがそんなふうに思うのだけど、じっさいに好きなことだけで食べていくのさえ難しい。
生きていくなんてさらに大変だ。
無理、ありえない。
といつの時に思ってしまうようになるのだろうか。
大学をでて就職したときだろうか
社会人になり仕事と社会生活の厳しさ、現実を知ったときだろうか
はたまた結婚した時、子どもができた時だろうか
多くの人はなんとなく、やりたかったことを諦めてしまって今の現実を生き始める。
でもなにかがきっかけで、やりたかったことができるようになるなら。
『虹にすわる』の主人公徳井には、あるとき突然に魚住というトラブルメーカーにして神ともいえるような男が降臨するのです(笑)
魚住の登場によって徳井の人生に明るさ、若々しさがよみがえってきます。
だれに遠慮することなく自分の思ったように生きることが苦手な徳井が、自分の好きなことを選んでいく力を持つまでに成長していきますよ。
アラサー男のちょっと遅い青春物語ともいえる小説でした。
魚住の憎めないキャラもよかったですが、魚住の彼女胡桃ちゃんもなかなかの強烈キャラ。
強さと優しさを備えた素敵な女性です。
読み終わった後、さわやかな気持ちになれる。自分も新しい一歩を踏み出してみたいなと思える本です。
続編が読んでみたいな。
紹介した本『虹にすわる』
▼画像をクリックするとアマゾンへ