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『バレエシューズ』3人姉妹と一緒に生活している気分になれる児童書

『バレエシューズ』

 

バレエシューズ (世界傑作童話シリーズ)

 

【著者】ノエル・ストレトフィールド (著), 金子 恵 (イラスト), 朽木 祥 (翻訳)

【出版社】福音館書店

 

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ざっくり本紹介するよ

 

 舞台は1930年頃のイギリス。縁あって姉妹になった3人の女の子の成長物語。彼女たちは、それぞれの生きる道を見つけることができるのかが読みどころ

 

 現代の日本社会に住む人にとっては想像のつかない(理解が難しい)世界だけにドラマを見ているように楽しめる

 

 3人姉妹の明るく楽しい会話や生活シーンが魅力

 

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まったく縁のない3人の女の赤ちゃんがひとつの家で育てられることになるが、家はどんどん貧しくなり、姉妹は学校にも行けなくなってしまう。

 

そんな中でも、祖先の違う3人、歴史のない3人は、いつか自分たち自身が歴史に名を残すような存在になろうと誓い合っている。

 

家に住むようになった下宿人さんのおかげで、3人は演劇スクールに通うことになり、三人の運命は変わっていくことに。

 

3人の姉妹は、3人なりの個性を持つ女の子たち。

 

性格も、見た目も、興味をもつことも、得意なことも違う。

 

でも3人で誓い合った歴史に名を残すことにまい進しつづけようと成長していく。

 

現代の日本社会に暮らすわたしたちには、理解できないことも多いが、時代背景や当時のイギリスの階級社会を念頭において読めば、その辺はスッキリしてくる。

 

主人公となる3人の姉妹の周りの人たちや、お世話になる演劇学校に人や、舞台関係の人たちもみんないい人。いい人すぎるくらい。

さらに実力以上に運が求められる華やかな舞台の世界で、幸運が続き、だまされることなく、役を手にしていく姉妹には、ちょっと驚きすら感じるけれど(笑)

 

本を読んでいる途中、何回も、あ!これ失敗でしょう、ここらへんで挫折するのかな?と思ったのですが、特に大きな失敗もなく3人ともハッピー風に終わります。

(あくまでもハッピー風ね)

 

演劇界だけに、セクハラにあったり、男性に騙されたり、危険な目にあったりするのではといった心配もしましたよ(笑)

でもそんなシーンはありません。

 

こんな感想を書くと、この本が面白くなかったのかといえば、そうでもないのが不思議なところ。

 

途中で読むのをやめられない。

 

3人姉妹の成長が気になって、ぐいぐい読んでしまいました。

その理由は、姉妹の家族たちが、貧しいながらも、助け合いながら、工夫をしながら、明るく暮らしている生活シーンやユーモアな会話がとっても魅力的だから。

 

3姉妹の生活シーンは、彼女たちの健やかな成長とも重なり、この本のおもしろさになっています。

 

途中からは、本のストーリーに入りこんで、まるで自分も3人姉妹と一緒に暮らしているような気分になったくらいです(笑)

 

日本人のおばさんすら読むのをやめられないのだから、欧米の子どもたちは自分のおばあちゃんや、さらにそのおばあちゃんの子どもの頃を想像して読んだから、きっと夢中になってしまうはずですね。

 

『バレエシューズ』1936年にイギリスで発表された小説、欧米では長い間読み継がれているベストセラー作品です。

日本では2019年に新訳本が出版されました。

 

若草物語の3人版だと思って読んでみては。

 

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