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【三島由紀夫】読みやすい恋愛小説6冊 ドラマになったら高視聴率まちがいなし!

「仮面の告白」「金閣寺」を読んで三島由紀夫の世界観がちょっと合わないかもと思っている人、三島作品は難しそうな小説だと思っている人にぜひ読んでほしい!

 

ドラマになったらぜったいに高視聴率まちがいなし!

複雑に絡み合った男女の恋愛が書かれた、昭和を代表する天才作家三島由紀夫の恋愛小説6冊を紹介します。

 

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紹介する三島小説の舞台は昭和の戦後の日本(「春の雪」は大正時代)

携帯電話もありませんし、テレビもそう普及していません。

着物を着た女性が普通に生活している社会を想像しながら読んでみてくださいね。

 

  

三島由紀夫とは?

 

カンタンに三島由紀夫について復習しておきましょう。

 

三島由紀夫は1925年(大正14年)1月14日生まれ。

戦後の日本文学界を代表する作家の一人、ノーベル文学賞候補になるほど海外でも認められた作家である。

1970年(昭和45年)11月25日、自衛隊市ヶ谷駐屯地のバルコニーでクーデターを促す演説をしたのち、割腹自殺を遂げた。

【参考:「Wikipedia」より】

 

壮絶な人生の結末を終えた三島ですが、天才作家として文学界では巨星として君臨しています。

 

三島由紀夫『永すぎた春 』

 

永すぎた春 (新潮文庫)


[出版社]  新潮社

 

これ私のイチオシ(笑)

大学時代に読んでから一番好きな三島作品です。

 

T大法学部学生の宝部郁雄と、大学前の古本屋の娘木田百は家柄を乗り越えて無事に婚約をしたのですが、郁雄が卒業するまでの婚約期間(1年ちょっと)にいろいろな事件や問題が起こります。

二人は問題を乗り越え、結婚できるのでしょうか?

 

”結婚は二人だけの問題ではない”

令和の時代に何を言うんだかと笑う人もいるかもしれませんが、やっぱり結婚って当人同士だけではなくさまざまなことが問題になるんだな、やっぱり最終的には家族や周りの人に賛成してもらって喜んでもらって結婚したいなと思わせてくれます。

 

二人の婚約中いろいろな事件が起こるのですが、その事件がリアルにありえそうなことばかりですし、登場人物もなんだか自分の周りにいる人に似ているような気もしたり。ついついストーリーに夢中になってしまいます。

 

ドラマになったら

放送を見るたびに二人の関係に毎日ハラハラしたりドキドキしたり。次週がたのしみで仕方なくなりそう。

設定を現代バージョンに置き換えても、おもしろいドラマになると思います。

 

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永すぎた春 (新潮文庫)

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三島由紀夫『獣の戯れ』

 

獣の戯れ (新潮文庫)

[出版社] 新潮社

 

すごいタイトル!これこそドラマにぴったり

 

ドロドロした3人の男女関係が書かれた小説です。

1人の女と2人の男、男が女を取り合う話なんてよくあるストーリーじゃないの?と思ったらまったく違います!

 

物語は一人の男が刑務所から出所してくることから始まります。

なぜ男は刑務所に入っていたのか?これが物語のカギ。

出所した男と夫婦二人、この3人の関係はどうなっていくのか?

 

ストーリーが進むうちに、どんどん見えてくる3人のゆがんだ関係。

誰が何が正常なのか?わからなくなってきて、読んでいるこちらが怖くなってきます。

 

ドラマになったら

最終回まで食い入るようにみてしまうこと間違いなしです。

 

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獣の戯れ (新潮文庫)

獣の戯れ (新潮文庫)

 

 

三島由紀夫『春の雪』

 

春の雪 (新潮文庫)

[出版社] 新潮社

 

貴族社会の恋にうっとり?

 

大正初期の貴族社会が舞台になっています。

日本にも戦前は貴族と呼ばれる階級の人たちが存在していたのです。

 

貴族社会の人々の生活や価値観は今の私たちにはびっくりするようなことばかりなのですが、それがまた私たち庶民のハートをガシっとつかんできます(笑)

 
侯爵家の嫡子松枝清顕と、伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子の恋。若さゆえのプライドが恋の障害になっていく、若い二人の恋の行方はどうなるのでしょうか?

 

清顕も聡子も、青春時代にはありがち”好きな子には意地悪をしちゃう”系。それが「可愛いわね、若いわね」で済んでいれば昼ドラマになりません。

もちろん事件が勃発します!

二人の最後はどうなるのでしょうか?気になりますよね。

 

ストーリーは優雅な雰囲気がありながらも、内容は昼ドラマにふさわしいドロリとした感情が入り乱れるものになっています。

 

ドラマになったら

雅な世界にどっぷりはまって、美貌の令嬢聡子になりきって見てしまいそう。

 

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春の雪 (新潮文庫)

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三島由紀夫『宴のあと』

 

宴のあと (新潮文庫)

[出版社] 新潮社

 

政治は昼ドラマになる

 

元大臣であり都知事候補の野口雄賢(60代)と、女性高級料亭の女将福沢かづ(50歳)の恋愛と都知事選に絡む政治の葛藤が書かれた小説です。

 

「政治家と料亭女将の恋愛、ありそう」と思ったあなた、するどい!

 

そうなんです。

実はこの小説、高級料亭「般若苑」の女将・畔上輝井と、元外務大臣・東京都知事候補の有田八郎をモデルにしているとして、プライバシー裁判にまで発展してしまったという問題作でもあります。

 

ストーリーは、恋愛をへて熟年夫婦となった二人だったが、都知事選を通して明らかになる二人の政治に関する価値観の違い、と進んでいきます。

男に尽くす女将かづ。

かづが向けた選挙への情熱は男性へのモノだったのか、自分の負けず嫌いのような思いだったのか。

そして、人の心を動かす政治とは何なんだろうか?

 

今の日本の政治体制にも繋がる小説といっても過言ではありません。

政治のいやらしさは令和の時代にも変わっていないのかもしれませんね。

 

選挙の結果は?男女の最後の結末は?

気になったらぜひ読んでみてください。

 

ドラマになったら

女将の女としてのすごさにはまると思う。

おせんべいをバリバリたべながら、「女って強い生き物なのよ、バカにするんじゃないよ」とつぶやきながら毎回見てしまいそう。

 

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宴のあと (新潮文庫)

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三島由紀夫『美徳のよろめき』

 

美徳のよろめき (新潮文庫)

[出版社] 新潮社

 

令和の時代、ドラマでも放送に耐えられるか(笑)

 
三島由紀夫のタイトルをつけるセンスの良さ、日本語って美しいなっていつも思います。

 

この作品は人妻の不倫小説です。

上流階級に育った28歳の節子(28歳)は、親の決めた倉越一郎と結婚し子ども(菊夫)も1人いる。

なのに、結婚前の男友達土屋と再会し関係を持ち官能に目覚めてしまう聡子。

さあ、聡子の不倫の結末はどうなるのでしょうか?

 

不倫はドラマに鉄板のストーリー。

果たして聡子は土屋を本気で好きだったのか?それとも、不倫という状況が好きだったのか?

不倫は美徳なのか?悪徳なのか?

 

ドラマになったら

「節子よ、おまえはそれでいいのかい?」と何度もテレビに向かってつぶやいてしまいそうです。

 

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美徳のよろめき (新潮文庫)

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三島由紀夫『潮騒』

 

潮騒 (新潮文庫)

[出版社] 新潮社

 

若い男女の恋ってしょっぱいわ。

 

歌島という小さな島が舞台。

貧しい家で母と弟と暮らす漁師の18歳の新治と、村の有力者の娘、初江。

お互いにほのかに芽生える感情は若い二人には恋なのかもわからない。

うぶな二人の恋はどうなるのか!?

 

新治と初江がまるで自分の子どものように思える人もいれば、今の自分自身のように思える人もいれば、昔の自分のように思える人。

いろいろな見方で楽しめますが、どの人もストーリーに入りこんでしまうことまちがいなし。

 

田舎の海辺という地味な舞台にも関わらず、二人のただただ素直な思いがキラキラ。

ステキな恋にドキドキしてしまいますよ。

 

ドラマになったら

毎週必ず、新治の上半身裸のシーンはあるはず(笑)

「素朴でかっこいいわ、新治」と毎週ドキドキしながら見てしまいそう。

 

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潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)

 

 

ドラマで見てみたい、映像化してほしい三島由紀夫の恋愛小説6冊は、読みやすい恋愛小説です。

昭和のレトロ感もたっぷり味わえますよ。

 

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 茶箱

三島由紀夫がこんなおもしろい小説を書いていたんだという驚きもあるはずだよ。

 

ブックリスト

【三島由紀夫】読みやすい恋愛小説6冊リスト

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永すぎた春 (新潮文庫)

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獣の戯れ (新潮文庫)

獣の戯れ (新潮文庫)

 
春の雪 (新潮文庫)

春の雪 (新潮文庫)

 
宴のあと (新潮文庫)

宴のあと (新潮文庫)

 
美徳のよろめき (新潮文庫)

美徳のよろめき (新潮文庫)

 
潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)