親子で一緒に楽める本7冊
東京新聞では「子どものころから本に親しんでほしい」と月1回紙面で本を紹介しています。
その紙面で紹介した本がネットのサイト「こどもブックワールド」で一気に見られますよ。
「こどもブックワールド」対象年齢は?
「こどもブックワールド」では対象年齢を0歳から5歳までを1歳区切りで、そこから小学生~中学生という区切りで分けています。
自分の対応する年齢を選んで、その本だな(ブックリスト)から読みたい本を選べるようになっています。
ちょっとお兄さん・お姉さんレベルの本をみたりできるのも、子どもにとってはうれしいですよね。
対象年齢区分
●0歳
●1歳
●2歳
●3歳
●4歳
●5歳
●小学生~中学生
●親向き
本棚にはいっている本(ブックリスト)の数
0歳~⇒30冊以上
3歳~⇒150冊以上
5歳~⇒50冊以上
小学生~中学生⇒120冊ほど
数が多めなので選ぶのが楽しいですよ。
*ページ数から掲載本の冊数を計算しましたが、どうやら重複して同じ本が掲載されているようです。なので本の冊数は参考程度になります。
小学生~中学生の本リストの中には、大人でも十分に楽しめそうな内容の本もたくさんあります。
子どもの本といってあなどれません!
大人も楽しめる本
子ども向きの本が中心なのですが、大人の私も楽しんで本を選べました。
大人の目から見ても、子どもの本って面白そうなものが多いんですよね~。
難しい内容の本や今まで興味のなかった本でも子ども向きのため読みやすそうなので、大人も楽しく選書できますよ。
選んでみた!親子が一緒に楽める本7冊
*【小学生~中学生】と【5歳向け】の本棚(ブックリスト)から選んでみました。
『短歌の詰め合わせ』
[著者]東 直子
[出版社] アリス館
「食べ物」「動物」「家族」「自然」「喜怒哀楽」「恋」「不思議」「乗り物」
といった8つのテーマで短歌をご紹介。
短歌とは何か?から、短歌の作り方までも学べます。
短歌ドリル付き!
中学生くらいから読めます。
小学校の授業以来、短歌なんて作ったことのない人にもおすすめ。
ちなみに私はマンガ『いいね!光源氏くん』にはまっているので、短歌をもっと勉強しようと思います(笑)。
表紙のクッキーもおいしそうで魅力的です。
『ねこの風つくり工場 工場長のひみつのおひるね』
[著者]みずのよしえ 作:いづのかじ絵
[出版社] 偕成社
シリーズものの第4作目。
かわいい猫たちが大活躍!
会社勤めのねこ達が工場で風を作っているという設定のファンタジー。
親子で一緒に読みたくなる本です。
現在全5巻発行されています。
猫の仕事ぶりを第1作目から読みたくなるはず。
『この計画はひみつです』
[著者] ジョナ・ウィンター/文 ジャネット・ウィンター/絵 さくま ゆみこ/訳
[出版社] すずき出版
タイトルにある”ひみつ”という言葉のもつ神秘さ、おもしろさ、怖さが興味を引き立てます。
1945年科学者たちがメキシコに集まり行われた極秘計画といえば、そう、この本は原子爆弾の話です。
原子力問題は2011年の東日本大震災の時から私たちに大きな問題として残されています。また日本は唯一の被爆国です。
この本をきっかけに原子力問題にもっと目を向けてみたくなるはずです。
『世界恐竜発見地図』
[著者] ヒサ クニヒコ (作・絵)
[出版社] 岩崎書店
恐竜好きさんにおすすめの本
イグアノドン、スピノサウルス、ティラノサウルス、登場する恐竜は1020頭!
世界のどこで、日本のどこで、どんな恐竜が見つかっているかが、この絵本図鑑1冊でわかりますよ。
大人も子どもも楽しめるレベルの本です。
日本地図、世界地図の勉強にもなります (笑)
地図がわかる小学生高学年レベル、低学年だと一人で読むのは難しそうです。
大人の方がはまっちゃいそうな本ですよ。
『あたまをつかった小さなおばあさん がんばる』
[著者] ホープ・ニューウェル (著), 降矢 なな (イラスト), 松岡 享子 (翻訳)
[出版社] 福音館書店
子どもの頃読んだのを思い出しました。
おばあさんのアイディアには「オイ!」みたいなツッコミをいれたくなること間違いなし。
声をだして笑えます。
毎日の楽しい暮らしのヒントがたっぷり!役立つかどうかはまた別。
かわいい絵も魅力だし。親子で読めます。
『あたまをつかった小さなおばあさん』はシリーズになっていて、「がんばる」編は2作目で、3作目に「のんびり」編もあります。
まとめて一気に読みたいですね。
『バレエをおどりたかった馬 (世界傑作童話シリーズ)』
[著者] ハーラル ストルテンベルグ (著), さとう あや (イラスト)
[出版社] 福音館書店
1996年にノルウェーで出版されたお話。
田舎でのんびり暮らしていた馬が、ある日突然、町のバレエ学校へ入学します!
「バレエを踊りたい」というユニークな馬と人間たちとのつながりや友情が楽しめる心温まる愉快な本です。
馬がバレエを踊る?
想像がつかないストーリーなのになぜか引き込まれてしまう不思議な本。
頑張っても報われないと思ったときにふと読みたくなります。
『バレエシューズ (世界傑作童話シリーズ) 』
[著者] ノエル・ストレトフィールド (著), 金子 恵 (イラスト), 朽木 祥 (翻訳)
[出版社] 福音館書店
バレエつながりでもう一冊。
本の舞台は1930年代のロンドン。
舞台芸術学校に入学し、自分たちの名を歴史に残そうと誓い合う三姉妹。
彼女たちの自立への道、成長ストーリーが書かれた小説です。
個性の違う3姉妹がそれぞれに悩みながら生きていくお話しに、大人でも没頭してしまうはず。
ふと「夢をもつ女子は強いのよ。」とつぶやいている自分がいました(笑)。
かわいらしいピンク色の本の装丁も素敵です。
まとめ
大人と子どもが一緒に読める本7冊、いかがでしたか?
「こどもブックワールド」サイトは新聞社の選ぶ本だけあって、大人でも勉強にもなる本がたくさんありました。
大人も子どもも楽しめる本がたくさんそろっています。
さっそく気になる本を選んで、のんびり家で本を読む時間を作ってみませんか。
私が選んだ「大人も楽しめる子どもの本7冊」もぜひチェックしてみてくださいね。
▼東京新聞「こどもブックワールド」のサイトはここから。
https://bookworld.tokyo-np.co.jp/