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親子関係がイマイチの人におすすめ小説5選 大人になったからこそわかる親の愛

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f:id:pooh70inu:20190224171712j:plain2021年4月17日更新

 

家族が家にそろう機会が増えた今こそ、親の愛を感じる小説を読んでみませんか?

 

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特に大人になって親との関係がイマイチ上手くいっていないと思っている人におすすめしたい本を選んでみました。

 

 

親子関係がイマイチの人におすすめ小説5選

 

大人になったからこそわかる親の愛に気づく小説5冊です。

 

中澤 日菜子『お父さんと伊藤さん』

 

お父さんと伊藤さん (講談社文庫)

 

理解するのが難しい父と娘 本当は好きなのにな

 

34歳のフリーター・彩とバツイチの54歳・伊藤さんが同棲している家に、突然彩のお父さん74歳がやってきてしまった。

しかも父は「この家に住む」と。

年齢も微妙だし、関係性も微妙だし、なにもかも微妙な3人の生活が小さなアパートでスタートします。

 

3人の不思議な関係に笑えたり、ホロリとしたり、ささいなことが家族にとっては問題だったり大事なことなんだと気づく作品です。

 

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 茶箱

なんか仕事もイマイチだし、頼りないなと思っていた伊藤さんがどんどんかっこよく見えてきて不思議(笑)

 

緊急なときこそ、いざというときこそ、家族の素敵なところが見えてくるんですね。

 

映画化あり

主演は上野樹里さん、伊藤さんはリリーフランキーさん。

不思議な二人がどんどんいい関係になっていきます。

 

 

長嶋 有『ジャージの二人』

 

ジャージの二人 (集英社文庫)

 

男のプライド?父と息子って難しい

 

現在の自分から、都会から、夏の暑さから逃げ出した親子(父と息子)

結婚生活が上手くいかない親子(父と息子)

人間関係に疲れ切ったダメダメ親子(父と息子)

は別荘地でおそろいのジャージを着た親子(父と息子)

 

二人におこるちょっとしたことが少しづつ二人を変えていきます。

 

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 茶箱

親子二人でおそろいのジャージを着たからこそ?

都会にいた時は重大事件だと思っていたことが、少し離れるだけで客観的に対応できたり、クスリと笑えるようにもなる

 

人間ってけっこう強い生き物なんですよね

 

映画化あり

息子役に堺雅人さん。ジャージ姿が見たかったら映画もぜひ!

 

 

群ようこ『パンとスープとネコ日和』

 

パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)

 

母と娘も難しい(笑)

 

お母さんと娘、女同士もなかなか難しいものがあります。

姉妹のように仲のいい母娘もいますが、女同士だからこそどうしても許せない理解できないという感情を持ってしまう母娘も多いのです。

 

唯一の身内である母を突然亡くしたアキコ。

母とはお互いに分かり合うことないまま母は亡くなってしまう。

 

母との関係がもやもやしたままだが、アキコは新しい生き方をスタートさせることを決意。永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。

 

新しい人生をスタートさせたことで、しまちゃんに出会いネコにも出会う。

近所で喫茶店を営業するママのやさしさにも気づく。

 

 

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 茶箱

あたたかい気持ちいっぱいになる、気持ちのいい本です

 

アキコさんのお店のメニューは、厳選した食材で手間ひまをかけた日替わりの〈サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ〉メニュー

家でマネして作りたくなったわ

 

続編もでているので、まとめて読むのもおすすめよ

 

映画化あり

主演は小林聡美さん。

猫といえば小林さん、ピッタリの配役です。

 

 

向田邦子『蛇蠍のごとく』

 

蛇蠍のごとく (文春文庫)

 

家族問題で本当の家族の姿が見えてくる

 

真面目なお父さんとお母さんをもった娘が不倫!

娘の不倫にあたふたする家族が描かれた作品です。

 

時代は昭和、レトロ感たっぷりの小説が逆に新鮮です。

携帯電話もないし、会社の部下の結婚式に仲人として夫婦で参加などなど。平成、令和時代に生きてきた人にはびっくりすることもあるかもしれません。

 

小説の核は娘の不倫ですが、実は家族メンバーにもいろいろな秘密ごとがあり。

 

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 茶箱

なんでこんなにニヤリと笑えるのか(笑)

 

不倫というシリアスな問題を扱った小説のはずが、なぜかユーモラスな家族の話に書かれているのがとっても不思議

 

作者の向田さんの家族への思いが感じられる小説です。

 

 

原田マハ『キネマの神様』

 

キネマの神様 (文春文庫)

 

娘と父 お互い知らないことが多いよね

 

突然会社を辞めた無職の娘、39歳独身の歩(あゆみ)と趣味は映画とギャンブル、多額の借金もちというダメダメな父親の話。

父と娘の仲は最悪だったけれど、“映画の神様”が父と娘の関係を救います。

 

志村けんさん主演の映画化で決まっていた作品として話題になりました。

 

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 茶箱

とってもほんわかした気持ちになったり、ぐっと心をつかまれたり、ホロリと泣いてしまったりする小説です

 

作品中にはたくさんの映画がでてきます

読了後、親子一緒に本にでてきた映画を見るのもおすすめ

 

この小説が好きな私、大好きだった志村さんに父親役を演じてほしかったです。

 

 

 

▼▼人気作家、江國香織さんの作品で「家族」に関するおすすめ小説を集めた記事も読んでみてくださいね。

 

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 茶箱

親子関係がイマイチの人におすすめ小説5選いかがでしたか?

 

子どもの頃には気づかなかった親の愛を、自分も大人になって親になって気づく人もいます。 

愛に気づいてもなかなか親や家族に素直な気持ちを言うことができない人、親子で同じ小説を読んで思いを伝えてみるのもいいかもしれませんね。

 

紹介した本リスト