アハハ アハハと声をだして笑いたい人に
おすすめしたい絵本です。
『おこちゃん』山本容子
『おこちゃん』銅板画家の山本容子さんの絵本です。
「おこちゃん」とは山本さんが幼少時代に呼ばれていた名前だそうですよ。
山本さんは吉本ばななさんの『TUGUMI』の装丁も手がけています。
女性誌でお見かけしたことのある山本容子さんはほっそりしたモデルさんのように美しい女性なので、おこちゃんを読んでびっくりしました。
本の主人公は元気いっぱいおこちゃん。
おこちゃんの家族は とうさん かあさん じいちゃん ばあちゃん。
そして白い犬のジロー。
家族みんなをびっくりさせるおこちゃんの日常が描かれています。
大人が想像もつかないような行動をするおこちゃん。
ページいっぱいに動きまくるおこちゃん。
ページをめくるたびに本から飛び出てきそうな勢いです。
おすすめポイント
☝裏表紙もかわいい
とにかく元気いっぱいのおこちゃん。
紙面の中をこれでもかというぐらいに動きまくっています。
見た目はちょっとクルクルパーマのおばちゃんぽいおこちゃんだけれど。
おこちゃんを見ていると自分の小さなころを思い出す人も多いはず。
子どものもつ生命力のすごさ、、生き生きした生活感が読んでいる私たちも元気にしてくれます。
小さなころ、自分の行動一つ一つに家族みんなが喜んでくれたり、大騒ぎしてくれたことがうれしかったのを思い出します。
大人としては「おいおい、そんなことしちゃう?」と思うような行動をおこちゃんはドヤ顔で自慢げにしちゃいます。
良いとか悪いとかじゃなくて、周りのみんなや家族が喜んでくれることを純粋にしてしまうんですよね、きっと。
もう子どもにはもどれないけれど
純粋に行動する子どもの姿を見て大きな声でアニマル浜口さんのように
アハハ アハハ
と笑えるような大人でありたいと思います。
おこちゃん
大人の顔色をうかがいながら、大人が喜ぶであろう行動をするわけではない。
ただ純粋にみんなを喜ばせたい気持ちで行動するあなたは立派な子どもです。
まとめ
不安な時、つらい時でも、山本容子『おこちゃん』を読むと「アハハ」と笑えますよ。
ぜひ読んでみてくださいね。
茶箱
おこちゃんの相棒、白い犬のジローもかわいいよ。注目してね。