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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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『新生バチカン 教皇フランシスコの挑戦』熱狂!教皇フランシスコの魅力がわかる本

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これまで「なんとなくクリスマスを楽しんでいた人」に、ぜひ読んでほしい本を紹介します。

 

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2019年11月、38年ぶりにやってきたローマ教皇にびっくりしました

連日のようにトップニュースで報じられ、そこに映し出された多くの人が「パパ~~」と叫ぶ姿!

 

世界各地からわざわざローマ教皇に会うために日本に来ているひとたち

東京ドームでのミサや教皇がオープンカーで登場するシーン

教皇フランシスコグッズ売り切れの話題

 

無宗教の多くの日本人にはとっても不思議な現象に見えたのですが、この本を読むフランシスコ教皇の魅力とあのフランシスコ教皇に熱狂する人々の想いがわかりますよ。

 

 

『新生バチカン 教皇フランシスコの挑戦』

 

 

写真集のような形式でオールカラー

 

写真家のデイブ・ヨダーが教皇フランシスコと行動をともにして撮影したミサの写真や、初めて撮影されたバチカン宮殿内部の貴重な写真が楽しめます。

教皇の日々の行動や発言、さらには教皇の生い立ちにも迫っています。

 

そもそもローマ教皇とは?

 

 

一般的にはカトリック教会のローマ司教にして全世界のカトリック教徒の精神的指導者であるローマ教皇を指す。バチカン市国の元首。

2013年3月からはフランシスコが教皇を務めている。

【引用:Wikipedia】

 

 

教皇フランシスコは史上初のラテンアメリカ系の教皇で、さらにヨーロッパ以外の地域の出身者がローマ教皇に就くのは1272年ぶりだそうです。

 

教皇フランシスコの魅力6点

 

教皇フランシスコはバチカンの伝統に従いつつ、独自の教皇路線に挑んでいるといわれています。

  

①住まい

 

慣例では華麗で広大なバチカン宮殿に住むのを拒み、わずか2部屋15平方メートルほどの聖職者用の宿舎に住んでいます。

 

②行政改革

 

実は教皇フランシスコが就く前、カトリック教会はピンチ。

教皇庁は時代遅れの狭量な欧州中心主義に陥っていて、金融不祥事や児童性的虐待などの事件が次々と明るみに出て信頼を失いかけていたのです

 

そんな「拝金主義」「虚飾」「陰口」といった教皇庁を批判し行政改革を行っています。

 

③姿勢

 

教皇の姿勢は親しみやすさ、素朴さを貫く、清貧さはオーラすら放っているそう。

民衆に崇られるのを拒み「私のために祈ってください」と懇願するような謙遜の姿勢 や、教会は壁の外へ出て世界の周縁部まで足をのばすべきという自らの信念をもち出会いを重視する姿勢を貫いています。

 

④一般謁見

 

防弾ガラス車を教皇専用車をオープンカーにしています。

 

⓹外交の舞台にも影響

 

2014年米国の経済紙「フォーチュン」が”世界で最も偉大な指導者”に教皇フランシスコを選んでいるほどの人気があります。

この人気を利用して積極的に外交の場で仲介役を果たしています。

 

オバマ元大統領もフランシスコの大ファンですし、あのロシアのプーチン大統領も表敬訪問しています。

 

⑥笑顔

 

フランシスコ教皇の笑顔の写真がたくさん掲載されています。

目が温かい心からの笑顔なんです。

癒されます。

 

教皇フランシスコの言葉

 

 

「どうか時流に流されることなく革新的であってください。

今の文化はすべてがその場限りで挙句の果てにはあなたは何もできないとか本当の愛を得ることができないと信じ込まされてしまう。

そうです、わたしが言っているのはこうした文化に反旗を翻すことです。

教皇フランシスコ

【引用:『新生バチカン 教皇フランシスコの挑戦』】

 

  

信仰がなくても耳を傾けたくなる言葉がたくさん本には載っています。

 

バチカンの伝統

 

バチカンの華やかさと伝統を映し出した2000年の歴史が刻まれたバチカンは、そのものが壮大なアートです。

 

サンピエトロ大聖堂

ミケランジェロが手がけたクーポラ(丸屋根)

ベルニーニ作のバルダッキーノ(大天蓋)の壮麗さが際立っている。

本にはミサの様子などの写真多数

 

サンピエトロ広場

8万人もの人が収容できる世界カトリック信徒たちの聖地

中央にはオベリスク、広場の列柱の上には聖人像が欄干に140体も並ぶ圧巻の広場

本にはクリスマスシーズンの広場の様子、ミサが行われている様子あり

  

聖職者たちの衣装

聖職者たちが身にまとう白(象牙色)や赤の衣装が素敵。

とくにスイス衛兵が着る紫と黄色のシマシマ柄の衣装のかっこよさにはうっとりしてしまいます。

 

▼▼神と科学の対立?バチカンで枢機卿の連続殺人が!ダン・ブラウンの小説『天使と悪魔』も読み返したくなります。

▼▼ダンブラウの小説についての記事はこちら。

 

まとめ 

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 茶箱

「教皇フランシスコって、すごい人だったんだね。」

 

『新生バチカン 教皇フランシスコの挑戦』いかがでしたか?

教皇フランシスコの伝統のはざまで挑んでいるバチカン改革に驚かされつつ、何よりも教皇フランシスコの人間としての魅力がたっぷり伝わる本でしたよ。

 

イエス・キリストの誕生を祝うクリスマス。

信仰なしで文化のようになっている日本のクリスマスですが、教皇フランシスコを知ると新たな気分でクリスマスを祝ってみたくなるはずです。