茶箱
エリザベス女王、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、キャサリン妃
イギリスの王室ネタってすぐに世界中で話題になるよね
それだけ「イギリス」は世界の人々が気になるほど魅力の国なの
そんな人気のある英国の文化・歴史がわかる本5冊を読んでみたよ。
『ロンドン大図鑑 英国文化遺産と建築・インテリア・デザイン』
【インテリア編】
181のイギリスの建物が登場!
建物内部の写真(オールカラー)が楽しめます。
シャンデリア、椅子やテーブル・鏡、壁画、ステンドグラスといったゴージャスでクラシカルなインテリアが満載です。
●映画『ハリーポッター』に出てくる魔法学校の食堂のような高い天井が特徴的な「ミドル・テンプル・ホール」
●クラッシックな建物だけではなくモダンでビビットな建物「ブリザード細胞分子科学研究所」
作者はこの本をインテリア図鑑として楽しむのではなく、17世紀のロンドン大火や第二次大戦を経てもなお生き延びた建物の背景にある文化財の保存取り組みを知ってほしいと願っています。
人物・事件・建物編『イギリス断片図鑑』
【人物・事件・建物編】
茶箱
イギリスは歴史のある国だけあって話題には事欠かないよ
「イギリス断片図鑑」では、人物・出来事・建造物の3つのチャプターに分けてイギリスをまるはだかにします。
①人物
●ニュートン、ダーウィン、シェイクスピア、チャーチル、ディケンズ、ジェーン・オースティン
●イギリスは王族だけではない。生物学者、科学者、小説家、冒険家など世界を変えた人々が登場します。
②出来事
●ワイドショーでも取り上げられそうな話から歴史的事件まで。
●今でも謎?ネッシー事件
●ロンドンを震撼させた1888年の切り裂きジャック事件
●この写真が本物?と疑いたくなる1916年にコティングリー妖精事件
③建造物
●先史時代ストーンサークル
●幽霊がでる?王宮や監獄と役割を変えたロンドン塔
●歴代国王の戴冠式が行われたウェストミンスター寺院
●ロンドンのランドマークタワーであるタワー・ブリッジ
●チャールズ皇太子とダイアナ元妃が結婚式を挙げた セント・ポール大聖堂
全75つ、教科書には載っていないイギリスあれやこれが楽しめます。
これらを知ればあなたもイギリス通になれます。
『英国執事』
【英国らしい仕事:執事編】
茶箱
日本でも大人気だった英国ドラマ『ダウントンアビー』
貴族のゴージャスな生活とともに、彼らに使える使用人たちの人間関係がドラマのみどころなのよ。
使用人のトップにいるのが執事で、ダウントンアビーにもカーソンさんという執事さんがいたわね。
執事は、現在イギリスでほぼ絶滅に近い存在らしいです。
さらにいえば、実はヴィクトリア朝から20世紀初頭ですら、執事は珍しい存在だったようですよ。
茶箱
さらに気になる執事の存在!
彼らはどんな人で、どんな生活をしていたのかしら?
執事も人間ですから、貴族にお仕えする仕事以外に自分たちの生活があります。
この本では執事の日課から食事、余暇が当時のイラストや写真などで紹介されています。
ご主人との恋愛関係もあった!?などとワイドショー的なネタもありますよ。
執事をとおして、ヴィクトリア朝~20世紀初頭のイギリス社会がみえてきます
さらに、執事が使える貴族の優雅な生活ものぞけますよ
執事編にあわせてメイド編の本『図説 英国メイドの日常 新装版 』(ふくろうの本/世界の文化)もあります。
こちらも執事編とセットで読むのがおすすめです。
『英国男子制服コレクション』
【ファッション編】
茶箱
イギリスの制服男子といえば、バッキンガム宮殿やウィンザー城などで見るイギリス近衛兵(イギリスこのえへい)よ
赤いおそろいの制服を着て、直立不動の姿勢で警衛にあたっている姿はかっこいいわよね
本『英国男子制服コレクション』では、近衛兵のほかにも歴史あるパブリックスクールの男子の制服、有名ホテルで働く男子の制服などが楽しめます。
イギリスというきっちりした国の雰囲気から、制服はその人を凛々しく折り目正しい人である印象を与えてくれます。
どんな男性でもかっこよく見えてしまう魔法のような感じがしました(笑)
「かわいい」と評判になる日本の制服とはちょっと違う気がします。
ウィリアム王子やヘンリー王子の学生時代の制服姿も掲載されています。
これを見るだけでも貴重!
なんせ髪の毛がふさふさで世界一かっこいいといわれていた(今もカッコいい)ウィリアム王子が見られますから。
▼この本の魅力を書いた記事はこちらから読めます。さらに詳しく制服男子についてわかりますよ。
▼かっこいい制服男子が暴れまくる映画「ライオット・クラブ」の記事も一緒に読んでみて。
『肖像画で読み解くイギリス史』
【美術・肖像画編】
肖像画というアートを通して歴史上の人々の顔を見ながらイギリス史を学ぶことができるおもしろい一冊です。
ヘンリー8世、エリザベス女王といったイギリスの王室メンバー暴君や名君、女王たちの肖像画から始まり、18世紀半ばにもなると中流階級の人たちの肖像画も誕生します。
さらに産業革命あたりからはラファエル前派といった若者たちの画家のグループも登場して美術が普通の人の生活に影響を与えるようになります。
茶箱
イタリアなどから比べるとちょっとダサいと思われていたイギリスの美術
たしかに、肖像画もあか抜けない気がするわね(笑)
女性なのにどこか無骨な感じがする肖像画など、教科書等で見慣れている西洋画とちょっと違うのが島国イギリスらしいわ
歴史上の人物の顔(肖像画)がわかると、遠い島国イギリスの歴史がぐっと身近なものに感じられます。
茶箱
インテリアからアート、人物、建物、仕事、ファッションなど本を通じてイギリスを丸ごと知ると、イギリスらしさが見えてきたのよ
毎日のように世界中で話題になるイギリス王室ネタに対しても、自分なりの目で楽しめるようになった気がするわ(笑)
▼紹介した本はこちら