2021年4月17日更新
エドワード・ゴーリーを知っていますか?
アメリカの絵本作家で、びっしり細かい線だけで描かれた特徴的な作品を描きます。本屋さんで彼の絵本を見たことのある人も多いはずです。
エドワード・ゴーリーさんは2000年に亡くなっているのですが、日本では2016年からゴーリーさんの作品展覧会が開かれて人気が急上昇しています。
そんな人気が高まるエドワード・ゴーリー作品を紹介します。
衝撃を受けることまちがいありません、覚悟してくださいね。
- 衝撃的なエドワード・ゴーリーの本9冊
- ゴーリ―本①「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」
- ゴーリ―本②『どんどん変に…』
- ゴーリ―本③『うろんな客』
- ゴーリ―本④『蒼い時』
- ゴーリ―本⑤『華々しき鼻血』
- ゴーリ―本⑥『おぞましい二人』
- ゴーリ―本⑦『不幸な子供』
- ゴーリ―本⑧『キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科』
- ゴーリ―本⑨『キャッテゴーリー』
衝撃的なエドワード・ゴーリーの本9冊
ちょっと怖いエドワード・ゴーリーの世界にようこそ
不思議な人 エドワード・ゴーリー
毛皮のコートを着てスニーカーを履くというスタイルがゴーリー流
かなり変わった人かと思いきや、人柄はいたっておだやかな人だったそうです。
そうはいってもゴーリー作品をみると、だいぶユニークな人であったことは間違いないよう。
ゴーリーは絵本作家だけでなくブックデザイナーとしても活躍し、シーズン全公演を制覇するほど大好きだったバレエのポスター、演劇の演出・ポスターも手がけています。
ゴーリ―本①「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」
エドワード・ゴーリー初心者にはぜひぜひ読んでほしい本が『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』
この本は原画展開催記念に絵本の雑誌「MOE」の特別変編集本、エドワード・ゴーリーをまったく知らない人でも楽しめます。
この本1冊でゴーリー通になれますよ。
第1章 エドワード・ゴーリーの魅力
・細かい線で描かれた謎の生き物たちや、かわいい猫たち
・実際のエドワード・ゴーリーってどんな人なのか
・吉本ばななさんのエッセイ
第2章 エドワード・ゴーリーの家
・生前のエドワード・ゴーリーの家を現地取材
・エドワード・ゴーリーの翻訳を多く手掛けている柴田元幸さんとゴーリー作品の編集者アンドレアスさんが語る「ゴーリー作品の秘密」
第3章
・日本一のエドワード・ゴーリーコレクター濱中さんのコレクション
・20代のエドワード・ゴーリーが母親に宛てた絵封筒
・日本語で読めるエドワード・ゴーリー本
ゴーリ―本②『どんどん変に…』
エドワード・ゴーリーのインタビューをまとめた本です。
不思議な作品を生み出すゴーリーさんのリアルな姿が見えてきます。タイトルも笑えますね。
エドワード・ゴーリーの不思議な世界
エドワード・ゴーリーが描く作品は怖いのに見てしまう、見れば見るほど見入ってしまう不思議な魅力があります。
すごく不幸な絵だったり不気味な絵なのに、なんだかだんだんおもしろく・かわいく見えてきます。
不思議な生き物もたくさん登場しますし、ほんとうに不思議なんですよ。
ゴーリ―本③『うろんな客』
うろんな客はアリクイのような生き物、マフラーをしてスニーカーを履いています。
それにしても「うろん」ってどんな感じなんだろう?
ゴーリ―本④『蒼い時』
犬のような生き物が2匹登場します。あくまでも”犬のような“です。
ゴーリ―本⑤『華々しき鼻血』
なんて怖ろしい翻訳タイトルなの!
エドワード・ゴーリーの作品は数多く翻訳されていますので、日本語で楽しむことができるのですが、そのタイトルがとにかく衝撃的なんです。
『華々しき鼻血』
『優雅に叱責する自転車』
『不幸な子供』
『おぞましい二人』
そのタイトルに負けないゴーリーのイラスト、怖ろしすぎてどんなストーリーなのか逆に気になります。
ゴーリ―本⑥『おぞましい二人』
ゴーリ―本⑦『不幸な子供』
2019年10月開催した東京都練馬区立美術館で開催された「エドワード・ゴーリーの展覧会」のパンフレットでは、『不幸な子供』にでてくる部屋で独りぼっちの少女と階段をすべりおちる少女が使われています。
なぜか猫だけは不幸にならない
エドワード・ゴーリーは大の猫好き
だからなのか猫だけは作品のなかで不幸にならないのだそうです。(階段からおちたり、くまにいじめられたりしません)
ゴーリーの描く猫は見るからに愛情をたっぷり享受しているかわいい猫たちばかりです。
ゴーリ―本⑧『キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科』
T.S.エリオットが描いた猫の詩集にゴーリーが挿絵を描いています。ミュージカル『キャッツ』の原作。
ゴーリ―本⑨『キャッテゴーリー』
各ページにはしましまの服を着たかわいい猫と、ページのどこかに数字が隠れています。
数字は50まで、50匹の猫が楽しめます。
最新の「エドワード・ゴーリー本」もおすすめ
茶箱
「なんだか猫だけ特別あつかいでうらやましい」
エドワード・ゴーリーの世界観を体験できる本9冊、いかがでしたか?
エドワード・ゴーリーの衝撃的な世界の魅力は伝わったでしょうか?
もっともっとエドワード・ゴーリーについて知りたくなってきたはずです。
日本語で読める絵本もたくさんありますのでぜひぜひ手に取ってみてください。
ゴーリーの作品を見ていると、あなたもゴーリーの衝撃的な世界の一員になった気分になれますよ。