2021年4月21日更新
「子どもと一緒にアート鑑賞に行ってみよう」と考えているパパやママにおすすめの本を紹介します。
欧米ではアートを学ぶことは大事な教養のひとつと考えられています。
茶箱
イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃は、ともに美術史を学んでいたスコットランドのセントアンドルーズ大学で出会ったらしいよ
「あ~、でも親の自分すらアートに詳しくないのに子どもだってアートに興味ないだろ」
「アートってなんだかよくわからないしな」
「子どもから、いろんなこと聞かれても困るしな」
夫婦で「ふ~~」と大きなため息をついたパパとママにぜひ読んでほしいおすすめ本です。
『美術ってなあに?』
著者:スージー・ホッジ (著), 小林 美幸 (翻訳)
出版社: 河出書房新社
発売日 : 2017/9
オールカラー
子ども向けの本ですが、アート初心者の大人が読んでも十分に役立つ内容になっています。
絵画の疑問に対して、ひとつひとつ実際の作品を例に出して疑問に答えてくれます。
本にはたくさんの作品(絵画・彫刻など)が登場します。
紹介されている作品の多くは教科書やアート本に載っているような名画ばかりなので、アートに素人の人でも見たことのある作品も多くあるはずですよ。
紹介されている作品は多岐にわたっていて、西暦150年ごろに描かれた「岩窟壁画」から今話題の画家バンクシーといった現代アートまでがそろっています。
西洋画がほとんどで日本画は数点のみ。日本人で登場するのは草間彌生さんと、葛飾北斎のみです。
不思議な作品や謎がたっぷりな現代アートの紹介が多いことも、この本の特徴
☝《男と女》パブロ・ピカソ 国立西洋美術館所蔵(本に掲載はありません)
アート初心者には、なんだかよくわからない画家代表ピカソの作品も出てきます。
美術初心者向け内容が充実
巻末には美術用語集、画家索引、本で紹介されている作品の一覧があり
原書はイギリスで刊行され、すでに15カ国語で翻訳されている世界的ベストセラーになっています。
アートは世界共通の話題ですからね。
謎多き美術の世界
子どもだけでなく大人だって疑問に思っている、美術作品の謎を教えてくれます。
「なんで裸の人が多いの?」
「この絵、完成しているの?」
「これはいったい何?なんでこんなものを描いたの?」
「なんだかぼやけているよ、この絵」
聞きたいけれど聞けなかった名画の謎、特に有名な画家の作品や名画と言われる作品に”つっこむ”のは難しいですよね。
大人になっていまさら聞きづらいな、自分だけがわからないのかな?と思っていたアートへの疑問が本にはたくさんでてきます。
茶箱
ごくごく当たり前の質問に「やっぱりみんな、わからなかったんだ~。」と笑えたよ
この本でしっかりと疑問は解決されますよ。
アート鑑賞前に読みたい
『美術ってなあに?』を読んで美術に詳しくなったら、展覧会に足を運んでみたくなるはずです。
本を読んで知った知識をフル活用して、美術館巡りを楽しんでくださいね。
茶箱
「アートに詳しいかっこいいパパ・ママになろう!」
『美術ってなあに?』を読むと、今まで聞きづらかった、わからなかった謎がすっきり解けます。
「アートに詳しいパパ・ママ」として子どもから尊敬されるためにも、おすすめの一冊ですよ