2021年4月20日更新
● 古代へ憧れが高まる
● 歴史を楽しく学べる
● 新発見が目白押し
『知られざる縄文ライフ』
譽田亜紀子 著
誠文堂新光社
おどろきの縄文ライフ
『知られざる縄文ライフ』
スクープ 現代人はみた!!
今から約1万5000年~2400年前の縄文時代
こんな暮らしをして、こんなものを食べて、こんな一生を送っていた
現代の私たちの暮らしに似ていることがたくさんあって
ビックリする
「一日ぐらいなら 体験してみたい 縄文ライフ(笑)」
毎日の生活がつまらないなと感じているなら
学生時代に古代史にロマンを感じた人って、けっこう多いはず。
私も邪馬台国の卑弥呼論争には、けっこうはまりました。わからないから想像がふくらむ、推理をして謎に迫るのが楽しいんですよね~。
縄文時代は、謎だらけの邪馬台国が存在したという弥生時代よりもっともっと前の時代。学校で学ぶキーワード「縄文土器」「土偶」「貝塚」「竪穴式住居」くらいだけ?レベルの知識しかありませんという人も多いはず。
歴史の授業で学んだだけのイメージで、縄文人ってちょっとした毛皮?ぽいものをまとって、生きるために食べ物を食べ、雨風をしのぐために竪穴住居に住みといったような文明とはまったく関係のないレベルで生きていたと思っていた人には、衝撃的な内容の本になっています。
『知られざる縄文ライフ』は、タイムスリップをして縄文時代を訪れたような気分で、私たちの大先輩である縄文人の暮らしをのぞくことのできる画期的な本になっています。
オールカラーでイラストや写真も満載なので、中学生ぐらいでも十分に読んで楽しむことができます。(小学生高学年でも大丈夫かな?レベル)
本の内容は、縄文の基礎の基礎からはじまって
第1章:縄文人のすがたと暮らし
縄文人の体・顔つき、ヘアスタイル、竪穴住居の間取り など
第2章:縄文人の一生
恋愛、縄文トレンドアイテム、病気、埋葬 など
第3章:縄文人と食
旬のわかる食料カレンダー、食の追求、食器と調理器具 など
第4章:縄文の祈り
土偶、土器 など
実際の発掘物や研究を通じてわかったことなどから、想像を膨らませ縄文ライフにグググっとせまっています。
市原悦子さんの「家政婦はみた!」ぐらい、かなり核心に迫っています(笑)。
私たちのとお~い先輩である縄文人たちは、毎日を生きるためにいろいろなことを工夫して生活し、生きるなかで楽しみもあったという文明的な縄文ライフを送っていたことが、リアルに想像できます。
また、縄文ライフのなかには、現代の私たちの生活とつながることも多くあるということに驚きます。
わからないことが多いからロマンがある古代史ともいえますが、教科書から知る・学ぶだけではない、もっともっと今の自分の生活と繋がるような縄文ライフを学べる本としておすすめです。
今の私たちの生活と歴史をつなげることで、歴史を学ぶことがもっともっと楽しくなります。
まとめ
『知られざる縄文ライフ』は、新しいことを知るって、本当に楽しいと思える本でした。
毎日の生活がつまらないなと感じている人、縄文時代へタイムスリップできる本『知られざる縄文ライフ』を読んでみてくださいね。
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