2021年4年月21日更新
ミステリを秋の夜に読みたいひとへ
ミステリ好きだけど何を読んでいいか悩んでいるひとへ
おすすめの本を紹介します
『不滅の名作ミステリへの招待』
【著者】中川右介 著
【出版社】七つ森書館
海外国内ミステリを網羅
『 不滅の名作ミステリへの招待』
確実におもしろいミステリが読みたいなら
まずはこの一冊に目を通そう
ミステリは読み始めたら途中でやめられないからこそ
読む本は後悔なく、失敗なく選ぼう
「海外・国内ミステリを網羅しているよ」
ミステリガイドブック
この本は「古典」=「それを読んでいなければミステリは語れない」というミステリのガイドブックです。
紹介されているミステリは国内外の作品の42作品。原則として物故者の作品が選ばれています。存命中の作家の作品も20世紀までのものです。
◎第1章 ミステリ史上に輝く不朽の名作10
◎第2章 推理力に脱帽!世界の名探偵10
◎第3章 ミステリ通をも唸らせる必読書12
◎第4章 小説と映画で二度楽しめる傑作ミステリ10
ひとつひとつの作品に対して、あらすじも書かれているが犯人がだれなのか、結末についてはもちろん書かれていません。
ここまで書かれていたら気になってしょうがないよ~という、ちょうどよいレベルで書かれています(笑)
あらすじだけでなく、わかりにくい人物の関係図・家系図などがあったり、作品中の時間の推移表、疑わしい人物のアリバイ表、殺害現場の状況図なども書かれているのもおもしろいです。(それぞれの作品ごとに書かれている表・図の種類は異なります。)
それぞれの作品には、鑑賞のポイント、作者について、次はなにを読むかが書かれているので、この本を読むだけでミステリ通になれてしまいます。
この本の初版は2013年。この時点で古典が選ばれていますが、2018年の現在も選ばれた作品が色あせていることはまったくありません。あと10年、20年経ったとしても、この本に取り上げられているミステリはぜったいに読み継がれているし、色あせることはないはずです。
失敗なし!どれも極上ミステリ
「ミステリを読みたい」、「ミステリ大好きだけど、どの本を読んだらいいのかな?」という人は多いですよね。
読み始めたら、もう読みやめることができないミステリ。本を選ぶ段階から、かなりの気合がはいります。
自分の直感で選ぶこともおもしろいのですが、ミステリ初心者だったらミステリガイドブックから本を選ぶことも、確実性が高くておすすめです。
このガイドブックが魅力的で、どの作品も読みたくなってしまうという、うれしい問題もでてきてしまうかもしれませんが(笑)
海外作品などは、登場人物が覚えられなかったり、人物の関係性がわからなくなってしまったりするのですが、作品を読みながら、この本に書かれている関係図や家系図を参考にすることもできますし、実際にミステリを読んだ後に、このガイドブックを読み直すという楽しみ方もできます。
ミステリバイブルのようにして持っていたい一冊
まとめ
『 不滅の名作ミステリへの招待』はあなたのミステリバイブルになるはず。
ミステリ初心者さんや、秋の夜をスリリングに過ごしたいひと、眠れない夜が長いな~と感じている人、すぐに読んでみてくださいね。
極上のミステリーに出会えます。