映画「ライオット・クラブ」
イギリス上流階級を味わいたい人へ。
イギリス男子が好きな人へ。
仲間ってなんだろうと思った時に。
見てほしい映画「ライオット・クラブ」を紹介します。
後味は悪いかもしれないけれど、(見た目)かっこいいイギリス男子を見て、目の保養をして。
あらすじ
イギリスの名門大学で上流階級のエリートだけが入会できる実在の会員制秘密クラブをモデルに描いた舞台「POSH」を映画化した作品です。
オックスフォード大学の新入生アリステアとマイルズが、大学内で数百年の歴史を持つ秘密クラブ「ライオット・クラブ」に入会し、上流階級のエリートたちの仲間入りを果たすのですが。
エリートクラブの実情は??
ある日、庶民的なパブで晩餐会を開いた、会員たちのやりたい放題の一夜を過ごした結果は?
キャストには「あと1センチの恋」のサム・クラフリン、「赤ずきん」のマックス・アイアンズ、「ジュピター」のダグラス・ブースらイギリスの若手イケメン俳優が集結しています。
ひさしぶりのいや~な感覚
久しぶりに見ていて不快な作品に出会ってしまいました。
予告では、制服姿のイギリス男子はたまらない魅力で光っています(笑)。イギリス男子の美しさに惹かれてしまって見たのですが。
(つまりのところ、かなり楽しみにしていたのです。)
内容は、「まあ~、はちゃめちゃなお金持ち(家がね!)」でした。
特別階級意識をもつ、ボンボンたちの集まり。人間というより、野生動物のような振る舞いがひどかったです。
加えて、実際にいそうなメンバーのような感じもしてちょっと恐ろしかったです。
そういえば、最近日本でもエリートというわれる医学生の集団レイプみたいな事件が騒がれたりしましたしね。
見終わってから落ち着いて考えて見ると。
自分の常識では「ありえない」ことも、他の世界では「ありえる」こともあるのかもしれないな~と感じる作品でもありました。
法律や迷惑になるような行為はぜったいに許されませんが、いろいろな世界があるんだな~と思います。
学生時代には、最も重要な「仲間=集団」ということについても、気になります。
ひとりひとりでは、できないこと・やらないことが「仲間=集団」なら、いいことも悪いこともできる。
自分が当事者のときには、なかなか気づけないけれど、自分と仲間の行動が、どんなに大きな力になり、どんな影響をおよぼすのかを、客観的にみることができる力があるべきだと感じます。
ちなみに集団的な迷惑は若者だけではありません!!
中年おばちゃんの集団も同じように迷惑をかけていることがあります(笑)。
電車の中や、カフェなどで自分と仲間しか見えていないおばちゃんたちの、おそろしいパワーに圧倒されることがあります。
身近なところでも集団の恐ろしさを実感することって多いですよね(笑)
自分も気をつけよう。
まったく違う面でいえば。
映画では、イギリスの上流階級のお宅やお庭、絵画、大学の図書館など素敵なインテリアが楽しめます。
気になったフレーズ
「皆おなじ見えた」
お金持ちボンボンクラブのメンバーに暴行された人が警察に話す一言。
確かに映画を見ていても、みんな育ちの良さがにじみ出るルックスで似ています。
同じ制服を着ていますし。個性はうすい、おとなしそうなメンバーも、集団になると一気に豹変するのが、こわい。
「そんなの友達って言える?」
第3者から見れば、暴力的で狂喜的にすら見えるクラブ(集団)のメンバーに対して、メンバー外の女の子が言うセリフ。
友達って?仲間って?集団って?
学生時代にモンモンと思ったことのある人も多いと思う悩みに繋がっていると思います。
採点(お気に入り度)
20点
(50点満点中)
まとめ
行動は別とすれば、男子学生たちも、みんな美しくかっこいいですよ(笑)
基本情報
制作年:2014年
制作国:イギリス
原題:The Riot Club
おすすめ関連映画「あと1センチの恋」
「ライオット・クラブ」では、アリステアを演じたサム・クラフリン。
彼が出演した「あと1センチの恋」は、みていてもどかしい恋模様、でもなんだか若い頃が懐かしく感じる素敵な作品です。
共演のリリーコリンズの、かわいい眉毛が好き~。